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中国:世界最大(10GW)を目指す
内モンゴル自治区の太陽光発電所


青山貞一 Teiichi Aoyama(東京都市大学教授)
池田こみち Komichi Ikeda(環境総合研究所顧問)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年6月23日 公開
 

 以下の写真は、世界一(10GW)をの発電量を目指し、中国内蒙古で建設中の太陽光発電所、現在1GWでも巨大太陽光発電所である。

 ここでは、パネルの設置間隔、傾き、密度などを調整することで、土壌の湿度、地表面の風速などをコントロールし、農業や牧畜との併存を可能としている。土壌の湿度のコントロールは土壌の乾燥を抑制し、風速のコントロールにより黄土の飛散、拡散を防止するるのに役に立つ。

 すでに現状でもジャガイモ栽培や羊やヤギの放牧が行われている。現在の世界最大はUAEの2GWであるが、内蒙古の太陽光発電所はすぐにそれを超えると思う。

 ここ中国内モンゴル自治区は砂漠が多く、地形もフラットなので、巨大発電所の設置に適しています。現在、1GHWから10GWHへ拡大している最中です。

修正解説
 








 すでに青山が翻訳論考で紹介したように、先週、中国の新疆ウイグル自治区ではタリム盆地で中国で過去最大規模の石油・天然ガス井が発見されている。

新疆ウイグル自治区のタリム盆地で10億トンの油・ガス田を発見 GT

 今週になって現在、池田が翻訳しているが別途、内モンゴル自治区では世界最大規模のオイルシェールが確認されており、中国はこの間、地道に掘削してきた成果が次々に現れている。

 私達も何度も視察してきたが、既に風力発電規模で中国は世界一の発電実績を達成しており、太陽光でも内モンゴル計画が進めば世界一となる。

 以下は敦煌市内から新幹線の柳園南駅に向かう途中の沿道の車窓から撮影した風力発電ファーム。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 写真は甘粛省の柳園南駅から新疆ウイグル自治区に向かう新幹線鉄道の車窓から撮影した中国の風力発電ファームです。このような風力発電ファームが延々とつつく。


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900

 加えてごく最近、石油・天然ガス・オイルシェールが次々新疆や内モンゴルで埋蔵が確認されており、中東諸国からの輸入量を減らすという戦略的意味が出てくる。

 中国ではさらに三峡ダム水力発電を超える規模の水力発電も完成しつつあり、今後、現在稼働している原発をこれ以上、増やすことなく14億人民の電力需要を賄うことを目指すことになる。

中国で建設進む世界最大級の水力発電所100万kW回転子を設置 AFPBB