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2010年の文化の日(11月3日)、池田こみちさんの茶会に参加した後、時間があったので、高田馬場からひさびさひとりで上野公園に出かけた。 上野公園といえば、昔恐竜、現在くじらが玄関前に置いてある国立科学博物館。 文化の日は特別展示以外すべて入場無料。子供づれがたくさん入場していた。私も30分くらい入館してみたが、昔に比べると展示の仕方が大きく変わっていた。やたらなことは言えないが、これが国立科学博物館かと思わせる安易な子供だましみたいな展示が多かったのには少々驚いた。 国立科学博物館の前庭 撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3 次は奈良東大寺大仏、天平の至宝展中の東京国立博物館だ。しかし、上野公園に着いたのが午後2時30分、博物館を見るには時間が限られている。また、先週NHKBSが現地奈良からライブで阿修羅、東大寺、薬師寺などを実況中継しているのを2時間以上しっかりと見たこともあり、スルーする。 撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3 その隣は、東京芸術大学である。東京芸術大学といえば、「非戦」を一緒に書いた世界的に著名な音楽家、坂本龍一さんはじめ多くの知人、友人がいるが、今でも上野の森の一角にその昔の面影とたたずまいを残している。 東京芸大と動物園の正門の間に、旧東京音楽学校奏楽堂がある。この奏楽堂は、明治23年に東京音楽学校(現在の東京芸術大学)の本館として建築された。我が国最初の本格的なコンサートホールである。 中には入らなかったが、なかなか明治の風情が漂うすばらしいコンサートホールである! 撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3 その奏楽堂から5分くらいのところに上野動物園がある。 ひさびさの上野動物園だ。いい大人が一人で入るのもなんだが、何十年ぶりかである。 動物園の閉門は午後5時だ。すでに2時40分になっているが、せっかくなのでぜひトラの顔が見たいと思い、入ってみる。 当然のことだが、文化の日で天気は上々、絶好の行楽日和と言うこともあり、子供連れで公園内はそれこそ足の踏み場もないくらいの大混雑だった。しかも、赤ちゃんや小さな子供が泣き、迷子の子が大声で泣くなど、オリの中の動物もあっけにとられる混雑であった。 もともと上野動物園はベルリン動物公園や北海道の旭山動物園のような展示をしておらず、大部分がオリのなかに動物がいる。そこに大勢連れが見学する。しかも、人気がある動物に殺到するから、思うように見れない。まして写真をゆっくりとる余裕もない。 ◆青山貞一:ベルリン動物園 短訪(クヌート君もいるよ!) 下の写真はいずれも、やっとのことで撮影した写真のである。やはり小さな子供にとって動物園はもっとも楽しみな場所なんだろう。 ●動物園といえばやはりトラだ! やっぱり池田さんがよく言うように、子供はトラが大好きで、案の上、トラ舎は大混雑だ。上野動物園の入園切符にも下のようにトラの顔がデカデカとある! 撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3 下はピンぼけではあるがやっとの事で撮影したトラさんである! なにしろ押すな押すなの大混雑。やっとの事で前に出て撮影するが、暗いのとトラが動くのでなかなか旨く撮影できない。下の写真を撮るのも一苦労(嗤い)。押されてぶれ、トラが動いているのでぶれ、ブレブレである。 インドネシアのスマトラトラ 撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3 トラはインド、ネパールから中国東北部、アムールにかけて分布している。スマトラトラはトラの亜種の一つ。現在生存しているトラの中では最も小型である。しまは肩から後ろが2本ずつのたばになっていて、模様がはっきりしているのが特徴。 インドネシアのスマトラトラ 撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3 下はトラ舎のそばの壁にあったトラさんの写真。やはりトラはすばらしい。隣にライオン舎もあったが、雄ライオンが遠くをゆっくり歩いているのが見えたが、到底写真がとれる状態になかった。ここでも押すな押すなである(嗤い)。 撮影:青山貞一 Teiichi Aoyama, Nikon Cool Pix S10 2010.11.3 下はアカチャンと一緒のスマトラトラ。これは動物園の動画を静止画化したものである。動画には3頭の子供が映っていた。 出典:ZooNet Web 動画より静止画化 出典:ZooNet Web 動画より静止画化 下は寝ているアムールトラのあかちゃん2頭(多摩動物公園のよう) 出典:ZooNetWeb 動画より静止画化 今回は混んでいて時間切れで見れなかったが、大のネコ好きとして上野動物園で是非とも見たかったのが下のマヌルネコのあかちゃん。上野動物園Webの動画集より静止画化したもの。可愛い! 出典:ZooNet Web 動画より静止画化 出典:ZooNet Web 動画より静止画化 出典:ZooNet Web 動画より静止画化 なお、マヌルとはモンゴル語で「小さいヤマネコ」の意味で。モウコヤマネコという別名がある。一時はペルシャネコの祖先だと考えられていた。中央アジアに分布。マヌルネコ属(Octocolobus)に分類されることもある。 マヌルネコは昼間は岩の割れ目、岩穴、マーモットなどの掘った穴などに潜み、夜になると活動をはじめる。時々昼間にも活動する。主食はナキウサギやネズミ類で、たまにハタリス、ユキウサギ、鳥類なども捕食することがある。野生での繁殖習性についてはまだよく分かっていない。 出典:Wikipedia 動画より静止画化 下も今回は見れなかったゆきヒョウのあかちゃん(多摩動物公園のよう)。手が大きくて可愛い。 ゆきヒョウの生息地は、アフガニスタン東部、インド北部、ウズベキスタン東部、カザフスタン東部、キルギス、タジキスタン、中華人民共和国西部、ネパール、パキスタン北部、ブータン、モンゴル、ロシア南部(アルタイ山脈、天山山脈、ヒマラヤ山脈、ヒンドゥークシュ山脈、パミール高原)。上野動物園のゆきヒョウは、カザフスタン動物園からもらい受けたようだ。 出典:Wikipedia 出典:ZooNet Web 動画より静止画化 出典:ZooNet Web 動画より静止画化 出典:ZooNet Web 動画より静止画化 出典:ZooNet Web 動画より静止画化 ゆきひょうは標高600-6,000mにあるステップやハイマツからなる針葉樹林、岩場などに生息する。獲物や積雪にあわせて夏季は標高の高い場所へ、冬季は標高の低い場所へ移動する。夜行性で、昼間は岩の隙間やヒゲワシの古巣などで休む。食性は動物食で、主に中型の哺乳類を食べるが、小型哺乳類、鳥類なども食べる。また家畜を捕える事もある。主に夜間に狩りを行う。繁殖形態は胎生。1-5月に交尾を行う。妊娠期間は90-105日。岩の隙間や洞窟、樹洞に体毛を敷いた場所に、1回に2-5頭(主に2-3頭)の幼獣を産む。授乳期間は2か月。生後2-3年で性成熟する。寿命は10年以上、21年に達するとする説もある。 出典:Wikipedia 下の写真は、ゆきひょうの親である。 出典:WIkipdedia 下は環境総合研究所のシンボル動物?になっているチータのあかちゃん(多摩動物公園のよう)!今回、残念ながら肝心なネコ科は、トラとライオンだけしか見れなかったが、次回は必ず見るぞ! もっぱら、今回見れなかった他のネコ科は多摩動物公園の方にいるのかもしれない! 出典:ZooNet Web 動画より静止画化 出典:ZooNet Web 動画より静止画化 下は環境総合研究所のシンボル動物?になっているチータとあかちゃん! チータのお母さん チータのあかちゃん つづく |