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「上州高原の晩秋短訪シリーズ」の2番目は、嬬恋村の国道144号線を田代で94号線側に曲がり南下したところにある鹿沢地域の「たまだれの滝」である。 ※標高と紅葉 この時期、標高では1500m-で紅葉は終了。 1200-1500mでほぼ終わり。 900-1200mで真っ直中。 500-900mでぼちぼち。 -500mでは時期尚早といったところか。 もちろん、同じ標高でも地形により日当たり風当たりなど 気象条件によって、また植物の個体差により紅葉時期は 変わりる可能性がある。 現地に行く前日、テレビ朝日スーパーJチャンネルで吾妻 渓谷で紅葉が見所と報道していたが、吾妻渓谷は500- 650mの標高にあり、ごく一部を除き紅葉はこれからだった。 たまだれの滝の標高は、1400〜1500mである。 私はこの夏、鹿沢に出かけたときに、このたまだれの滝に立ち寄ったが、そのときは滝まで行けなかった。 ◆青山貞一:初秋の信州街道・秘湯探訪 A鹿沢温泉と新鹿沢温泉 今回(2008.11.1)は、たまだれの滝まで足を伸ばしてみた。94号線の沿いにあるたまだれの滝駐車場には、下の写真にあるように、すばらしい紅葉が満開だった。 たまだれの滝がある地域の標高はおおよそ1400mである。 鹿沢たまだれの滝、駐車場の紅葉は満開。 折からの好天と相まって、艶やかな朱色となっていた! 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.11.1 鹿沢たまだれの滝、駐車場の紅葉は満開。 折からの好天と相まって、艶やかな朱色となっていた! 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.11.1 カエデ(槭、槭樹、楓) カエデ科カエデ属 (Acer) の木の総称。モミジ(紅葉、椛)とも呼ばれるが、その場合は様々な樹木の紅葉を総称している場合もある。主に童謡などで愛でられるものはそれである。赤・黄・緑など様々な色合いを持つ為、童謡では色を錦と表現している。 日本でカエデとして一般に見られるものは、イロハモミジ (Acer palmatum Thunb.) である。福島県以南の山野に普通に自生しているほか、古くから栽培も行われている。複数の品種があり、葉が緑色から赤に紅葉するものや最初から紫色に近い葉を持ったものがある。 一般に高木になる。落葉樹が多く落葉広葉樹林の主要構成種であるが、日本では沖縄に産するクスノハカエデが常緑樹である。葉は対生する。葉の形は掌状に切れ込んだものが多く、下記にあるようにカエデの名称もこれによる。しかし、3出複葉(メグスリノキ)や普通の単葉(チドリノキ)のものもある。 花は風媒花で、花弁が目立たない、小さなものである。果実は二つの種子が密着した姿で、それぞれから翼が伸びる翼果。脱落するときは翼があるので、風に乗ってくるくる回って落ちる。 |