|
|
「上州高原の晩秋短訪シリーズ」の3番目は、湯の丸高原である。 ※標高と紅葉 この時期、標高では1500m-で紅葉は終了。 1200-1500mでほぼ終わり。 900-1200mで真っ直中。 500-900mでぼちぼち。 -500mでは時期尚早といったところか。 もちろん、同じ標高でも地形により日当たり風当たりなど 気象条件によって、また植物の個体差により紅葉時期は 変わりる可能性がある。 現地に行く前日、テレビ朝日スーパーJチャンネルで吾妻 渓谷で紅葉が見所と報道していたが、吾妻渓谷は500- 650mの標高にあり、ごく一部を除き紅葉はこれからだった。 湯の丸高原の標高は、1700〜1800mである。 湯の丸高原は、国道144号線を田代湖のある田代で国道94号線に曲がった後南下し、新鹿沢温泉、鹿沢温泉を抜けた標高1700m〜1800mにある群馬県と長野県の県境にある高原だ。 94号線を長野県側に行ったところの名称は地蔵峠とである。周辺部には烏帽子岳、篭ノ登山(東篭ノ登山・西篭ノ登山)、三方ヶ峰といった2000m級の山が連なっている。 湯の丸高原や地蔵峠には、スキー場として有名で芝浦工業大学、東京工業大学など大学の寮や民泊のロッジも多数ある。またこの地は、天然記念物のレンゲツツジが群生していることでも有名だ。レンゲツツジの見頃は6月下旬である。 湯の丸高原には、今回私たちが来た国道144号線→94号線の群馬県嬬恋ルート以外に、長野県側から上信越自動車道東部の湯の丸ICや小諸ICから車で20分〜30分でこれる。湯の丸高原のすぐ近くには、鹿沢温泉、新鹿沢温泉など群馬県を代表する温泉もあり、初夏にはレンゲツツジが咲き乱れることもあって、冬のスポーツ客以外に観光客も多い。 以下は、初秋(2008.9)に来たときのブログ。 ◆青山貞一:初秋の信州街道・秘湯探訪 A鹿沢温泉と新鹿沢温泉 湯の丸高原周辺の地図。この地図は上下左右に動かせます。 またズームイン、ズームアウトも可能です。マウスで試してください! <地形>をクリックすると等高線など地形が分かります。 出典:Google Map 標高1700m〜1800mの湯の丸高原一帯には、白樺やカラマツの林が多く、すばらしいカラマツの紅葉(黄色)が見頃となっている。 だた標高からすると、11月上旬では紅葉を見るには遅いのだが、温暖化の影響もあり、紅葉のピークが次第に遅れており、今回は11月1日と紅葉を見るには遅いはずだったが、どうにか見ることができた。 湯の丸高原のカラマツ林の紅葉 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.11.1 上や下の写真にあるようにカラマツ林では、すでに多くの紅葉は落葉していたが、それが東山魁夷の絵画にあるようなすばらしいシルェットを演出していた。
スキー場など各種レジャー施設があり、6月下旬ごろは国の天然記念物である、60万株のレンゲツツジ大群落が一斉に咲き、冬は湯の丸スキー場として、観光客が多く訪れ、賑わいを見せている。 |