3月10日、宇都宮健児氏が日弁連会長に当選し時期会長に内定したが、その日弁連の事務総長に海渡雄一弁護士(東京共同法律事務所)が就任することになった。
海渡弁護士は、ここ3年間、私たちと一緒にPLC訴訟や国土幹線道路、土地収用など、国相手の各種行政訴訟、行政不服審査などで一緒にたたかってきた弁護士である。
海渡さん、おめでとうございます。これからも一緒にがんばりましょう!
以下は12日深夜届いた海渡弁護士からのメール。
青山先生
みなさま
どうもありがとう。
宇都宮先生とタグを組んで、真に市民から頼りにされる弁護士会にしたいと思います。
日弁連を日本の行政を変えていく推進力にしたいと思います。どうか応援して下さい。
海渡 雄一 |
左から星川淳グリーンピース事務局長、海渡雄一弁護士、青山貞一
撮影:池田こみち 国連大学ビルカフェにて
PLC行政訴訟原告団集会(東京都品川区)にて
左から二人目が海渡弁護士、三人目が只野弁護士(ともに東京共同法律事務所所属)、右端が青山貞一
<海渡弁護士の独立系メディアへの投稿論考>
◆海渡雄一:国連人権理事会の審査を傍聴して〜世界各国から日本の死刑執行停止、代用監獄の廃止を求める声〜
日弁連が国連(ジュネーブ)で行ったブリーフィング
左から二人目が海渡雄一弁護士
日弁連が国連(ジュネーブ)で行ったブリーフィング
左端が海渡雄一弁護士
<海渡弁護士の独立系メディアへの掲載、共謀罪関連>
◆日弁連次期事務総長に海渡氏 社民党首の夫
日本弁護士連合会(日弁連)の次期会長に内定した宇都宮健児氏(63)は10日、事務局を束ねる事務総長に、弁護士で社民党党首の福島消費者相の夫、海渡(かいど)雄一氏(54)(第二東京弁護士会)を充てる方針を明らかにした。
事務総長は日弁連の中でも、最高裁、法務省や政党との交渉窓口となる要のポスト。海渡氏は1981年に弁護士登録し、NPO法人「監獄人権センター」の事務局長を務め、原発設置や航空機事故を巡る訴訟を数多く手がけてきた。
(2010年3月11日00時53分 読売新聞)
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日弁連会長に宇都宮氏 再投票、改革訴え主流派破る
2010年3月10日19時4分 朝日新聞
史上初の再投票となった日本弁護士連合会(会員約2万8千人)の会長選の投開票が10日改めて行われた。多重債務問題への取り組みで知られ、08年末の「年越し派遣村」で名誉村長を務めた宇都宮健児氏(63)=東京弁護士会=が当選を決めた。任期は4月からの2年間。
無派閥で立候補した宇都宮氏は「日弁連の改革」を訴え、東京・大阪の主流派閥が推し、現執行部の路線を継承する山本剛嗣(たけじ)氏(66)=同=に挑んだ。2月の最初の投票では総得票数で山本氏に負けていたが、地方で圧勝した勢いに乗り、再投票では全国52の弁護士会のうち3分の1以上(18会以上)で1位をとる当選条件を満たした。
宇都宮氏は選挙戦で、これまでの司法制度改革について、弁護士過疎の解消などは評価しつつ、「法的需要の現状とずれた部分やひずみは大胆に変える必要がある」と主張。司法試験の合格者数の半減のほか、法曹養成制度の見直しにも言及してきた。
また、地方や若手の声が反映されていないとして、「風通しのよい日弁連を実現する」と訴えた。貧困や格差拡大を「最大の人権問題」と位置づけ、日弁連をあげて取り組むとしている。 |
海渡雄一弁護士の略歴(Wikipedia他)
- 1979年 東京大学法学部卒業
- 1981年 司法修習33期修了し弁護士登録
- 日弁連において刑事拘禁改革実現本部事務局長代行、
- 国際刑事立法対策委員会副委員長、共謀罪立法対策ワーキンググループ事務局長を歴任。
- 2010年 日本弁護士連合会の事務総長に就任(予定)
第二東京弁護士会所属。事務所は、東京共同法律事務所
(
東京都新宿区新宿1丁目)。