ニセコ町長への新年メール 青山貞一 掲載日:2014年1月3日 独立系メディア E-wave Tokyo 青山貞一 facebook 無断転載禁 |
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片山健也さま(ニセコ町長) 青山貞一です。 明けましておめでとうございます! この冬のニセコの雪はどうですか? 職員のみなさまは、がんばっていますか? ニセコ町にて、右が片山健也ニセコ町長、左が青山貞一 撮影 Nikon Cool Pix S8 2012-12-5 右が片山健也ニセコ町長 ニセコ町の町長室にて 撮影 Nikon Cool Pix S8 2012-12-5 全国各地のUPZ(原発から30キロ圏)における原子力防災計画策定は、行き詰まっているようです。これはUPZ基礎自治体が情報を市町村民に十分公開せず、計画策定過程における市民参加がないためだと思います。 再稼働を急ぐ野田政権そして安倍政権が形だけ、アリバイ的に原子力防災計画をUPZ自治体につくらせ、それを根拠に再稼働にもちこもうとしたためです。 しかし、日本の自治体で最初に情報公開条例を作り、日本の基礎自治体で最初に市民参加の基本条例を制定したニセコは違いますね。 ニセコの計画は全面的な情報公開と市民参加、それも信じられないほどよく勉強、研究している市民委員の参加もあり、他の130の基礎自治体とは違います。公募の町民委員には、大学院時代に類似の分野を研究していた方もおり、毎回、厳しい質問をしてくれました(笑い)。 ニセコ町で講演する青山貞一 撮影:ニセコ町 ニセコ町原子力防災計画策定委員会 撮影:池田こみち 私が東京にかえっても多くの質問がメールで私ところにきました。ひとつひとつわかりやすくお答えしたつもりです。また担当職員、稲見さんが本当にがんばっていますね。彼は愛媛県新居浜市出身、鳥取環境大学、中央大学総合政策の大学院卒業後、あちこちの現場で研鑽を積んだ後、ニセコのインターンシップに参加し、その後、職員になったそうですね。難しい内容をよく勉強され、現場に生かしています。 ニセコでは全面的な情報公開、市民参加、さらに私たちが手塩にかけ開発した3次元流体シミュレーションを駆使した訓練など、すべてがニセコ流となっていますね。 ※原子力防災計画の策定への取組み (原子力防災) 出典:ニセコ町 ※「ニセコ町地域防災計画 町地域防災計画(原子力防災計画 (原子力防災計画編)」の概要 出典:ニセコ町 避難等措置編は現在策定中 ※これまでの取り組みの経過 出典:ニセコ町
最終的に計画書作業が終わった段階で、再度、ニセコに伺う予定です。今度伺うと10回目になります。 EFORUM会員の斉藤真実さんは、この分野が大学時代から専門で、是非一度、ニセコに伺い町民のみなさんと忌憚のない議論をしたいとおっしゃっていました! もちろん、一番大切なことは脱原発です。しかし、そうはいっても安倍政権をみると、再稼働にむけてまっしぐらですので油断はできません。 万一に備えることも大切です。 また北海道電力は、再稼働申請で分かったように、一号機、二号機は論外の書類不備、三号機もたくさんの注文を規制委員会から付けられているように、電力会社や経済産業省出の道知事の基本姿勢からして非常に心配です。 昨年春、学者、弁護士らで泊原発への見学を希望した際、にべもなく北電は断りました。昨年秋、東北電力は私たちの女川原発視察を承諾し、幹部、技術者らが現場で徹底議論に応じたのと対照的です。 この一年もよろしくお願いいたします。
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2012年10月に第1回目の原子力防災防災計画委員会開催前日に行われた講演会の新聞記事
出典:北海道新聞 2012年10月4日
以下はニセコ町の四季(秋と冬)です。
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-10-25
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-10-25
◆青山貞一:世界でも有数、ニセコのパウダースノーをしっかり体感!
ニセコ町の中心部で撮影 2013年2月21日午前8時50分
ニセコのホテルで2013年2月21日午前7時に撮影
下の写真は、ニセコと言えば羊蹄山の羊蹄山です。
◆青山貞一:雪をいただく羊蹄山と初対面
2013年3月25日の羊蹄山の雄姿
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8
2013年3月25日の羊蹄山の雄姿 ニセコ町役場の屋上から撮影
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8