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我が家のテレビ受像分配
青山貞一 Teiichi Aoyama
掲載月日:2013年9月 独立系メディア E−wave


 妻が店でもテレビが見られたらというので、すべてあり合わせの部材を使って店でも地デジ、BSのテレビが見られるようにしてみた。

 下の図は、我が家のテレビ系の配線図である。



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 3階建てのミニビルの屋上に、BSと地デジのアンテナがあがっており、それを屋上で混合した後、分配器により1階、2階、3階に同軸ケーブルで配線し各部屋にコンセントをつけテレビが見られるようになっている。

 その一環として、従来から一階にも同軸が来ており一階にはコンセントがひとつだけあり、それを食堂のテレビで使っていた。

 今回、そこに妻がフリマで100円で買ってきていた分配器を入れ、そこから5m程ある店まで同軸ケーブルを配線し、BSと地デジの分配器を入れてみた。

 
分配器

 地デジアンテナからの全体距離は、30m以上にもなるが、もともと屋上にブースター(アンプ)を入れてあることもあり、まったく問題なく地デジ、BSともにブロックノイズもなく見ることが出来た。

 さらに今年になって従来の東京タワーから東京スカイツリーに地デジ用のアンテナが移ったこともあり、電界強度が高くなっていてブロックノイズはまったくどのチャンネルでも出ていない。

 なお、この種の配線を行う上での大きなポイントは、コネクタに同軸ケーブルをしっかり接続することである。これがいい加減だと、3dBも電波が減衰してしまうので、要注意である。

 1階の場合、アンテナから30m以上も離れており、さらに分配器が3つも入っているのでひとつの分配器で2〜3dB減衰すると全体で10dBも減衰してしまうことになるからである。

 このプラグには、インピーダンスを75Ωに維持できない簡易型のものが結構ある。下の写真は簡易型のもの。 この場合には、同軸コネクタ系に比べ、間違いなく1ー2dB余分に減衰する可能性が高い


簡易型プラグ

 できるだけF型の下の写真にあるようなF型プラグを使うようにする。


F型同軸プラグ

 なお、F型に同軸ケーブルを接続するには、すこしばかりノウハウが必要となる。下手するとうまくつながらなかったり、断線の原因となりやすくなる。この技術さえ身につければ、分配器は3000円近くするコード付きではなく、下の写真にある一個100−500円程度で売っている分配器を使えば十分である。

 
分配器 

 なお、現在はアナログテレビ時代と違い、UHF〜SHFとなったので、分配器は地デジ・BS分配器である必要はなく、周波数に関係なく二分する分配器を使えばよい。