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紅山公園

(中国新疆ウイグル自治区)

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2015年1月22日 更新:2019年4月~6月 更新:2020年4月1日
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紅山公園  天池(天山)  鳥拉泊古城

 本稿の解説文は、現地調査や現地入手資料、パンフなどに基づく解説に加え、百度百科中国版から日本への翻訳、Wikipedia 日本語版を使用しています。また写真は現地撮影以外に百度百科、Wikimedlia Commons、トリップアドバイザーさらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビュー、百度地図などを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名を記しています

 次は、ウルムチの紅山公園です。

◆紅山公園・新疆ウイグル自治区 


紅山の断崖上に9層の鎮龍宝塔が見える
英語版ウィキペディアのCcyber5さん, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=22818123による
Source:Wikimedia Commons


紅山公園の入り口
Yoshi Canopus - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=76182122による
Source:Wikimedia Commons

 紅山公園(こうざんこうえん、中国語: 红山公园)は新疆ウイグル自治区ウルムチ市内にある公園です。

 住所は市内水磨溝区紅山路北一巷40号40番地であります。公園内にある紅山(ウイグル語:قىزىلتاغ、ラテン文字:Qiziltagh)にちなんで名付けられた国家4A級の景勝地です。

 紅山公園 はウルムチの中心部で、ウルムチ川の東岸に位置しています。公園の中の紅山は、公園の西端のペルム紀の砂岩でできている断崖が赤色なのでそう名付けられていて、紅山は海抜910.6メートルです。

 紅山の頂上にはレンガ造りの塔があり、相対している雅瑪里克山のレンガ造りの塔と向かい合っていて、これら2つをまとめて「鎮龍宝塔」と呼び、ウルムチ川の龍を占めるためといいます。


公園の鎮龍宝塔に近づく
螺钉 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=68805660による
Source:Wikimedia Commons

  こののレンガ塔は1788年に建てられ、高さは10.6メートルで、6面と9層の頑丈なレンガ造りの塔です。「塔映夕陽」はウルムチの「古八景」のひとつで、陽が沈むと赤い山がさらに赤くなり、塔が夕日に長い影を投げかける。この塔については多くの伝説がありなす。

 紅山はかつては荒れるに任せた丘でした。

  1958年以来、ウルムチ市政府は約40万人の兵士と一般市民を動員して紅山の近くに木を植え、石を切って土を替え、水路を修復して水を引き、元々は不毛の丘を木々が茂るようにしました。過去には、ウルムチには花や木がほとんどなく、清朝の詩人・蕭雄は「花従内地旨移栽、半畏寒多不肯開」(花は内地から移植され、半分の寒さで開くのを嫌がる)と詠んでいます。

 現在、紅山公園には草木が馥郁と茂り、緑化面積は58ヘクタールで、緑化率は97.46%になり、過去の荒れるに任せた話は消えています。

 1985年5月、紅山公園が正式にオープンしました。公園面積は870畝(58エーカー)です。 園内には、アヘン戦争後に新疆の北部・イリ地方へ左遷されましたが、そこで善政を敷いて良民に慕われた明の政治家・林則徐の像があります。

 ウルムチ林業局(園林管理局)は、ウルムチ人民公園と紅山公園の娯楽施設はすべて2011年12月31日までに撤去するとしています。


林則徐の像
螺钉 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=68817497による
Source:Wikimedia Commons


公園からウルムチ市中心部を遠望
螺钉 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=68810520による
Source:Wikimedia Commons


池もあります
陈琛, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=54248169による
Source:Wikimedia Commons


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