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溢れる自然 老杉茂り 霊気満山に漲る

大雄山・最乗寺 3
(神奈川県南足柄市)


池田こみち Komichi Ikeda  山形美智子 Michiko Yamagata
1990~ 2023
独立系メディア
E-wave Tokyo

撮影:池田こみち iphone 2023年5月

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大雄山大乗寺の主な伽藍(1)

 
大雄山大乗寺の主な伽藍を紹介するが、以下の全体図は、池田、山形が駐車場に車を置き、石階段を上り御真殿で祈祷を頂くまでを→で示してある。

 
なお、実際の方位は、右90度が北である


元出典:大雄山大乗寺 進路矢印は池田こみち作成


 
以下は主な伽藍(1)


清滝不動尊 出典:大雄山最乗寺公式Web


不動堂  撮影:池田こみち iphone

 本尊清瀧不動尊、両脇に天祐不動明王・愛染明王を祀る。関東三十六不動の第二番の札所。圓通橋から不動堂を望むと明神ヶ岳山麓から湧水を引いた「洗心之滝」を仰ぐことが出来る。



開山堂 出典:大雄山最乗寺公式Web

 
昭和36年再建。開祖了庵慧明禅師尊像等、歴代住持霊牌を祀る。本堂と共に昭和の総檜造りの名建築である。



御真殿 出典:大雄山最乗寺公式Web


御真殿   撮影:池田こみち iphone 2024-1-17

 
結界門をくぐり右手の77段の石段を登ると、御真殿(妙覚宝殿)につく。当山守護妙覚道了大薩埵をご本尊に大天狗・小天狗が両脇侍として祀られている。朝晩の祈祷から日中の特別祈祷が、修行される道場。



多宝塔 出典:大雄山最乗寺公式Web

 
文久3年(1863年)建立。多宝如来を奉安、方形層上円形木造二重の塔。南足柄市の重要文化財に指定されている。



本堂 出典:大雄山最乗寺公式Web

 昭和29年再建。間口15間、奥行き12間。昭和を代表する仏教建築家、伊藤忠太氏の設計である。御本尊は釈迦牟尼仏、脇侍に文殊・普賢両菩薩を祀り、日夜国土安穏が祈念され、朝晩の勤行や当山山主が修行僧に対しての説法の場である




僧堂 出典:大雄山最乗寺公式Web

 聖僧文殊菩薩を祀るところから僧堂と云われ、修行僧が日夜、坐禅弁道に励む根本道場である。



三面殿  出典:大雄山最乗寺公式Web

 三面大黒天(箱根明神・矢倉明神・飯沢明神の三明神が一体に刻まれている)を奉安している。 三面殿の前には珍らしい子供を抱えている「子育ての狛犬」が安置されている。



金剛水堂  出典:大雄山最乗寺公式Web

 当山開創の時、道了様が自ら井戸を掘り、土中から鉄印を得たが、これが当山重宝の御金印(おかのいん)である。その跡から霊泉(金剛水)が湧出、以来600年、この霊泉を飲むものの諸病を癒していると、伝えられている。


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