◆4.26 小沢判決「無罪 永田町に走る (日刊ゲンダイ) http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-5497.html
2012年4月11日 日刊ゲンダイ
怯えて焦る野田や石原伸晃
4月26日の小沢判決が2週間後に迫ったことで、永田町がピリピリしている。ちょっとした神経戦だ。
増税法案について、野田首相が5月連休前の国会審議入りを強く希望しているのも、自民党の石原伸晃幹事長が口を開けば、エラソーに「小沢氏を切れば、審議に応じる」と注文をつけるのも、全部、小沢判決を意識してのことである。関係者が言う。
「小沢判決が無罪か有罪かで、その後の政局はガラッと変わる。それで与党も野党も情報収集に余念がありません。しかし、総理や自民党の焦りぶりを見ていると、“感触は無罪”ということなのでしょう。小沢無罪で消費増税反対派が勢いづくと読んで、その前に小沢抜きの審議入りをスタートさせてしまう。後戻りできない状況をつくってしまえの作戦です」
一方、輿石幹事長サイドは、小沢元代表を選挙担当の党役職に迎え入れる準備を始めている。ある官僚OBは「法曹界のドンを気取る仙谷元官房長官クラスなら、最高裁との情報交換で、感触をさぐることは可能」と言ったが、芳しい返答がなかったということか。
「法律専門家の見方や現場の雰囲気も、有罪判決は無理というのが圧倒的です。証拠や証言がない以上、いくらネジ曲がった裁判長でも有罪判決を書くのは難しい。そういう声が多い。起訴そのものが無効とされ、公訴棄却の決定が出る事態も考えられます」(司法担当記者)
あと2週間、野田や石原の怯えと焦りは続く。 |