日航機事故から30年 川上村墜落稜線現地調査 2.写真撮影解析 青山貞一 Teiichi Aoyama *1,*2 池田こみち Komichi Ikeda *2 *1 東京都市大学名誉教授 *2 環境総合研究所(東京都目黒区) August 24, 2015 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
1.走行経路 2.撮影解析 3.GIS解析 4.3次元解析 5.捜索・救助 下の川上村でいただいた地図のオレンジの太線の右端の梓山地区まで県道68号線で来たところで、私達は一旦車を置きました。その後地図では黄色い農道二つに分かれています。その下側の黄色い二股の下の方の道をさらに進み、しばらく進んだところのレタス畑の真ん中で私たちは車を置きました。 川上村の地図に見る梓山地区 但し、地図は全体の一部分です。 ◆静止画解析 下に示す複数の写真はいずれも、その周辺で撮影した写真です。カメラの広角度合、ズーム度合などにより範囲、角度は異なりますが、ほぼ中央が高天原山の稜線、中央右のピークが三国山です。ただし、手前右の山は梓山となります。 長野県川上村梓山地区後から撮影した扇平山(左)、高天原山(中央)、三国山(右) 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-8-11 長野県川上村梓山地区後から撮影した高天原山(中央)、三国山(右) 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-8-11 下は長野県川上村梓山地区に到着した現地調査用自動車、トヨタアクア。 a 長野県川上村梓山地区に到着した現地調査用自動車 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-8-11 おおよその位置関係は下の写真の通りとなります。ただし、下の写真は少しズームアップしています。手前が川上村のレタス畑、正面真中が高天原山、その右のピークが三国山です。さらに右端に梓山の麓が見えます。 また墜落現場は、高天原山の群馬県上野村側の尾根(1563m)、写真の★の位置に相当するはずです。 長野県川上村梓山地区後から撮影した高天原山(中央)、三国山(右) 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-8-11 さらに下の写真は角度を少しだけ西側に向けて撮影した写真です。よく見ると、農道よりほんの少し左に扇平山のピークが見えます。 長野県川上村梓山地区後から撮影した高天原山(中央)、三国山(右) 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-8-11 下の写真は梓山側まで撮影しているので上の一連の写真とは角度が異なりますが、中央が高天原山の稜線、右側に三国山のピークが見えます。なお、以下の写真では、青山の頭の後ろに扇平山のピークが見ます。 ◆動画解析 現地では360度の動画撮影も試みました。 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-8-11 以下は、ビデオカメラで現地で撮影した動画を切り出した静止画です。 この静止画では、綺麗に左から扇平山、高天原山、三国山とそれぞれのピーク、稜線が映し出されています。 |
◆川上村の中嶋初女さんが書かれた絵との比較 以下は川上村の中嶋初女さん(川上村居住、67歳)が書かれた絵です。落下位置は高天原山と三国山の稜線にあり、写真、動画のいずれの撮影解析結果とも一致していることが分かります。 長野県臼田警察への第一通報者、中嶋初女さん(川上村居住、67歳)が 書かれた墜落後の高原天山の尾根に立ち上がった煙と火の手 出典:NHKスペシャル日航ジャンボ機事故:空白の16時間〜"墜落の夜"30年目の真実 つづく |