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   東マレーシア・サバ州現地予備調査

熱帯雨林の自然保護区
Rain forest Wildlifes in Kotakinabalu

青山貞一 Teiichi Aoyama
池田こみち Komichi Ikeda

掲載月日:2015年2月7日
独立系メディア E−wave Tokyo


<全体目次>



 1月31日 成田→コタキナバル(東マレーシア・サバ州)
 2月 1日 〜 2月4日 現地予備調査
    1日 熱帯雨林自然保護区野生生物観察..........●
    2日 ボルネオ島最北部クダッ現地視察
    3日 キナバル山麓、キナバルパーク現地視察
    4日 コタキナバル市内視察
 2月 5日 コタキナバル→成田


 実質1日目の2015年2月1日の午前、朝食をとった後、私たちはホテルのシャングリ・ラ ラサリアリゾート コタキナバルのレセプションデスクに、当日午後の自然保護区やオランウータン保護センター参加を申し込みました。
 
 ホテルの敷地は3km×4kmと広大であり、敷地の中の熱帯雨林の中に野生生物の自然保護区やオランウータン保護センターを併設しています。宿泊客を優先していますが、野生生物保護活動へのドネーション(寄付)を含め、大人一人55リンギット(約1700円程度)の入場料を払います。

オランウータン保護センター
(シャングリラ ラサリアリゾート内)
[入場料] ホテル滞在者 55リンギット 一般 65リンギット
[時間] 10:00, 14:00(要予約)
[予約開始] 3日前から
[TEL] 088-797-888
[Email] rrr@shangri-la.com
[URL] http://www.shangri-la.com/jp/…
[場所]コタキナバル市街地より車で約45分 トゥアラン地区

 この種のオランウータンの保護センターは、東マレーシアにはコタキナバル以外に東部のサンダカンにあります。ツアーは、毎日餌付け時に2回あります。ツアーには世界各国から参加しており、たまたまわたくしたちがよく行くカナダのトロントからも来ていてお話ししました。

 後日わかったのですが、保護センターがコタキタバルから北部のクダッ(Kudat)側に行ったところの町、Kota Beludに最近できたことがわかりました。

 ます、以下はホテルによる野生生物保護活動についての紹介です。

◆自然保護区およびオランウータン保護センターについて


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1

 シャングリ・ラ ラサリアリゾート コタキナバルでは、自然保護区やオランウータン保護センターを訪ねるなど、ボルネオの大自然に囲まれたサバ州ならではのご体験をお楽しみいただけます.

 当グループは生物多様性の保全へのコミットメントに沿い、シャングリ・ラの自然保護プロジェクトを立ち上げました。

 シャングリ・ラ ラサリア リゾート&スパでは、サバ州で最も象徴的な種のリハビリを行う目的として、オランウータン保護プロジェクトから始めました。

 現在では、64エーカーの環境保護地域を保護する目的で、自然保護区が設立され、サバ州固有であり絶滅危機にひんしている動物のためのリハビリテーションプログラムを促進しています。

 また、サバ州の現地の学生のための教育プログラムを提供しており、自然に対する認識を高めるため、世界中のビジターゲストのための学習アクティビティを積極的に実施しています。

森の人

 オランウータンはマレー語で「森の人」という意味です。東南アジアのボルネオの島々やス マトラに生息しています。

 10,000年前にオランウータンは中国からインドネシアノジャワに生息していました。現在ではボルネオの島(推定22,000 匹)とスマトラ(推定5,000匹)のみとなっています。

 オランウータンは樹上生活を営む世界で最大の動物です。手足は枝を掴みやすいように発達しています。樹上生活が基本となっていますが、雄のオランウータンは地上で4,5時間過ごすことで知られています。

絶滅寸前の理由

 オランウータンの最大の脅威は伐採による生育地の喪失です。また農業がオランウータンの 生息数に影響を与えているのは明らかです。理想的な環境において、単独行動をとるオランウータンは森の中で餌を探します。オランウータンは繁殖率が低く、 雌は7,8年に1頭しか子供を産みません。

 若いオランウータンは密猟者によってペットとして売られるという脅威にもさらされています。オランウータンの赤ちゃんを得るために母親が撃たれることもあります。

 オランウータンはマレーシアで保護されております。10,000年前にオランウータンは中国からインドネシアノジャワに生息していました。現在ではボルネオの島(22,000匹)とスマトラ(5,000匹)が生息ていると推定されています。

出典:シャングリ・ラ ラサリアリゾート コタキナバル
   自然保護区やオランウータン保護センター

 以下はWikipedia によるオランウータンの解説です。

◆オランウータン

 オランウータン(英語: Orangutan)は、哺乳綱サル目(霊長目)ヒト科オランウータン属(Pongo)に分類される構成種の総称である。世界最大の樹上動物で、一生のほとんどを木の上で生活し、群れを作らず単独行動をする。アジアの熱帯のみに生息する。約1,300万年前に、ヒト亜科とオランウータン亜科が分岐した。

分布
 インドネシア(スマトラ島北部、ボルネオ島)、マレーシア(ボルネオ島に分布している。

形態
 体長オス97センチメートル、メス78センチメートル。体重オス60-90キログラム、メス40-50キログラム。全身は長く粗い体毛で被われる[3]。毛衣は赤褐色や褐色。顔には体毛がなく、皮膚は黒い。若齢個体は頭頂部の体毛が逆立ち毛衣が明橙色で、眼や口の周囲がピンク。

 オランウータンの腕は脚の2倍の長さがある。これは上腕骨ではなく橈骨と尺骨が長いことによるものである。指とつま先が曲がっていて、そのため枝を上手につかむことができる。

 大腿骨を骨盤に保持する股関節の靭帯がないため、ヒトや他の霊長類と異なり、オランウータンは足の動きに制約が少ない。ゴリラやチンパンジーとは異なり、オランウータンはナックルウォーク(軽く握った指の第1関節から2関節の間を地面につける)をしない。地面を歩くときは 第2関節から第3関節の間を地面につけ、腕で体全体を前後に振り子のように振りながら前に進む。この時、体の側面と手の甲は平行になっている。


 2月1日の午後、指定された自然保護センターに行きますが、その前に下見に行きました。

 下の地図は、シャングリ・ラ ラサリアリゾート コタキナバルの自然保護区の全体を示しています。保護区の全体が熱帯雨林の丘陵となっており、そのなかにオランウータンはじめさまざまな野生生物が生息しています。

 地図のなかには、自然トレール、オランウータントレール、バードウォッチングトレール、ハネムーンラグーントレイルなどいくつかのトレールがあります。

 下の地図では右下に自然保護センターの建物があり、そこからホテルのガーデンウイングに繋がっています。またセンターの近くにはミニ動物園があります。いずれにせよ、全体は広大な敷地となっています。



自然保護区の平面図   撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-1-31

 なお、自然保護区は、下のホテル平面図の右端から地図外につらなっています。右側のオランウータンの図が見える先が自然保護区につながることになります。

 わたくしたちはオーシャンウイングに宿泊していましたので、自然保護センター入口まで数百m歩くことになります。


ホテルの平面図   撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-1-31

 下の写真はコタキナバルの自然保護センターの入り口です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1

 センターには20人ほどの参加者が来ていました。下の写真は下見に行ったときに撮影した事前にDVDを見せられ、その後、専門スタッフから説明を受ける部屋です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1

 下はDVDを上映するモニターですが、数十人用としては小さいようです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1


つづく      <全体目次>