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メアリー・ステュアートの足跡を追って
スコットランド
2200km走破


トーネス原発1

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
2018年10月30日公開予定
独立系メディア E-Wave Tokyo 無断転載禁
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スコットランドという国
トーネス原発1   トーネス原発2   トーネス原発3


 スコットランド東岸を北上し、エディンバラに戻る時、私たちはスコットランドにあり稼働している原発、トーネス原発に立ち寄りました。

◆トーネス原発の概要

 以下はトーネス原子力発電所の位置です。私たちはアネック城を後にスコットランドの東岸を北上し、エディンバラに戻る途中に立ち寄りました。

 エディンバラとトーネス原発の距離は40〜50kmなので、万一事故が起き東風が吹いていると首都、エディンバラへの影響は


出典:グーグルマップ

 下は衛星写真で見たトーネス原子力発電所です。


出典:グーグルマップ

 以下はトーネス原子力発電所の施設配置の写真です。


出典:グーグルマップ

堤防

 以下は車を停めこれからトーネス原子力発電所の堤防と温排水施設に行くところの池田こみちです。


スコットランドに残る4基の原発の2基があるトーネス原発にて
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8

 以下は青山貞一です。


スコットランドに残る4基の原発の2基があるトーネス原発にて
撮影:池田こみち、Nikon CoolPix S10  2012-7-25



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8

 下は到着時に撮影したトーネス原子力発電所です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8

 以下はトーネス原子力発電所の外観です。


スコットランドのトーネス原子力発電所
Source:Wikimedia Commons

概要

 トーネス原子力発電所(Torness Nuclear Power Station)はスコットランドの原子力発電所です。単独の発電所としては英国でもっとも新しい原発です。1980年に建設が開始され、1988年に運転が開始されました。

 当初は南スコットランド電力局(SSEB)が運営していました。おおよそエディンバラの東部50kmの位置にあり、スコットランドイースト・ロージアンのダンバー近くに存在しています。

 地域のランドマークになっており、A1号線やイースト・コースト本線からよく見えます。

歴史

 地域計画当局や12以上の関係団体などの広範な議論の後、1973年、南スコットランド電力局(SSEB)はトーネスを原子力発電所の建設地とするためにスコットランド大臣の承認を求めました。

 1974年2月、ダンバーで電力局の提案を説明書の公表が行われ、1974年6月には公聴会が行われました。

 トーネスに原発を建設することについては、広い範囲で反対がありました。さまざまなキャンペーン団体が原子力発電所の環境と人的コスト問題を強調するために一体となりました。

 1978年5月には4000人がダンバーからトーネスへ行進しています。彼らの多くが「トーネスの原発建設を防ぐために必要なすべての非暴力的措置を行う」宣言にサインしました。

 SSEBは英国の民生用原子炉を次の段階に進めるため、改良型ガス冷却炉(AGR)、蒸気発生重水炉(SGHWR)、軽水炉(LWR)、高温原子炉(HTR)の4種類の原子炉設計案を提出し、その後英国政府による検討が行われました。

 1975年2月、スコットランド大臣はSSEBに将来の原発をトーネスに設置する法律上の承諾を与え、4つの原子炉形式を検討した後、1978年5月24日にAGRの建設への承諾がおこなわれました。

 建設は国家原子力会社(NNC)として知られるコンソーシアムによって、1980年にはじめられました。原子炉はNNCが、タービンはゼネラル・エレクトリック・カンパニーが供給しました。

 トーネス原発は1988年5月25日に英国で最後の第2世代原子力発電所として委託されたものです。2基のAGRを保有しており、ピークレートで1364MWeを発電可能です。

 英国の発電市場の自由化の際、トーネス原発の運営はブリティッシュ・エナジーの一部として民営化されたスコティッシュ・ニュークリアに譲渡されました。さらにその後の2009年1月ブリティッシュ・エナジーはフランス電力(EDF)に買収され、英国子会社のEDFエネルギーに統合されました。2023年までの運用が予定されています。



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