エントランスへはここをクリック      <全体メニュー・中央アジア>

   ウズベキスタン現地予備調査
サマルカンド3日目

国立外国語大学の卒業生と

  Tashqi tadqiqotlar Milliy universiteti

青山貞一 Teiichi Aoyama
池田こみち Komichi Ikeda

掲載月日:2015年3月9日
独立系メディア E−wave Tokyo

無断転載禁

 郷土史博物館の視察終了後、博物館からホテルまでは1.5kmほどあります。

 この日もすべて徒歩なので、疲れていますが、ホテルまで歩きます。途中、国立外国語大学の前を通りました。ティムール銅像があるロータリのすぐ隣にあります。

 下のグーグルアースでは、下に○い道路のロータリーがあり、その真ん中にティモールの銅像があります。国立外国語大学はその上の水色で囲われている部分になります。


出典:グーグルアース

, 下の写真はサマルカンド市の中央にあります国立外国語大学です。何とも重厚なギリシャ建築のような建物です。


サマルカンド市中心部にある国立外国語大学
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-3-3


サマルカンド市中心部にある国立外国語大学
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-3-3

 下は大学の出入り口ですが、右側にありますポスターには、国政選挙が3月28日にありますと書いてあります。現地で聞いたら、選挙はウズベック人にしか関係ないので、英語など外国語を併記する必要が無いと言っていました。確かに,日本の選挙ポスターでも日本語以外の表記はありませんね。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-3-3

 大学の前を通と、ウズベキスタンの男性が流ちょうな日本語で話しかけてきました。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-3-3

 同大学の日本語学科を卒業した方で、非常に流ちょうな日本語です。私たちが日本人なので、この時とばかり日本語で話しかけてきたわけです。

 話しかけてきた人の友人は、外国語大学のフランス語学科を卒業し、これからフランスに留学するというひとで、池田がフランス語でいろいろ話すと、このときとばかり、フランス語でいろいろ議論をしてきました。
,
 私達は明日の早朝にタシケントに列車で行くこと、また今日は一日歩いていて疲れているので、お茶などに付き合えないが、ぜひ、日本語学科の卒業生として、ウズベキスタン国内外で頑張ってほしいと伝えました。なんでも一学年10−14人程度が日本語学科に在籍しているとのことです。
,
 彼らと別れ同大学からホテル側に歩いてゆくと、今度は若い女性がさりげなく近づいてきました。

 なんと彼女も国立外国語大学の日本語学科を卒業し、現在教授だか准教授の助手をしているとのことで、やはりおどろくほど流ちょうな日本語を話します。下は池田と一緒に写真におさまった彼女です。
,

撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-3-3

 私たちからは彼女らに、この一週間、ウズベキスタンで感じてきたことを伝えるとともに、ぜひ、各種の案内パンフや道路表示にロシア語、ウズベク語だけでなく、英語、日本語、中国語、韓国語などでもわかるようにしてくれると、日本や東アジアの観光客がもっと沢山来ででしょう、と伝えました。
,
 彼女も、私たちと話したいことがたくさんありそうな顔をしていましたが、この日も一日中歩き続け疲れていたので、ぜひ、また会いましょうと言って別れました。それにしてもウズベキスタンのこれほど日本語や日本文化を学習したり研究している若者がいることをうれしく思いました。
,
 また大学などでわずか2−3年でこれほどまでに日本語を話せることにも驚きました。当然、ウズベキスタンで日本語が使えれば研究や教育分野だけでなく、観光、貿易などのビジネス分野でも新たな雇用が生まれると感じました。

 この辺りには、下の標識群にあるように、レギスタン広場(Registon)、タシケント通り(Toshkent)、
アミール・チモール廟(Amir Temur)など、サマルカンド、ウズベキスタンを代表する観光名所、世界遺産が近くに集まっています。
,

撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-3-3


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400  2015-3-3

 その後、歩いてホテルに戻る途中、レキスタン広場に再度寄りました。途中、道路の歩道を修復している現場を通りましたので、写真を撮りました。おそらく3月はシーズンオフだからでしょうか、あちこちでこのような工事が行われていました。おそらく何100年、営々とこの種の維持管理が行われてきたのではないかと思えます。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-3-3


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-3-3

 下は夕暮れのレギスタン広場です。人間の大きさを見てもらえば、建築物の大きさが分かると思います。何しろ巨大です。曇天の夕方なので


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-3-3

 言うまでも無く、レギスタン広場はウズベキスタン随一の歴史文化遺産であり、世界文化遺産そのものです。そのレギスタン広場の「総現場責任者」のような方と30分ほど立ち話しました。というより、そばに言ったら、「総現場責任者」から話しかけてきました。
,
 というのも、私たちのことはサマルカンド1日目、2日目、3日目とレギスタン広場に来たりその前を通り旅に、英語で議論していたこともあり、「総現場責任者」はいろいろサマルカンドさらにはウズベキスタンの世界的に重要なイスラム文化の資産の保護や維持管理、さらには日本の高齢で著名な女性がサマルカンドに来らたときの一部始終を話してくれました。
,
 現在、ウズベキスタンはイスラム教国はもとより、おそらく世界随一の安全な国といえるようなのですが、それは大統領はじめ国が徹底的に安全な国つくりに過去何十年と力を入れてきたこと、そのために相当の税収を警備などに投入してきたことがあるといっていました。私たちから見ると、ちょっとやりすちではないかと思えましたが、アフガニスタン、パキスタンなどたくさんある...タンの国の中ではISやテロ関連だけでなく、日常的な安全、セキュリティ、リスク管理に長けている国のようです。
,
 「総現場責任者」は息せき切ったように、私たちに自分の考えを英語で話してくれました。そのなかには課題も多数ありましたが、タシケントで送迎してくれた車の運転手も言っていましたが、外交を多面的に四方八方と仲良くする方針、戦略が現在のウズベキスタンの安全のみなもととなっており、それは決して軍事力ではないと述べていました。

 この後、レギスタン広場でウズベキスタンの人たちを撮影しました。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-3-3


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-3-3
,
 明日はサマルカンドからタシケントに列車で移動します。タシケントはウズベキスタンの首都であり、かの有名な旧ソ連による日本人捕虜が建築に一部かかわったというすばらしいナボイ劇場がある街です。


つづく