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■スマトラ地震: バンダアチェの津波の高さは34.9m 毎日新聞 2005年1月27日
スマトラ沖大地震による津波が、スマトラ島北部で34.9メートルの高さまで達していたことが27日、都司嘉宣・東大地震研究所助教授を団長とする現地調査団の測定で明らかになった。タイやスリランカでは場所によって10メートルを超える津波が襲ったことが分かっているが、30メートルを超える津波が確認されたのは初めて。.......
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■インドネシア死者17万人超 インド洋大津波 産経新聞 2005.1.24
インドネシア保健省は23日、スマトラ沖地震と津波による同国の死者数が17万3981人になったと発表した。最大被災地アチェ州の死者が増加。北スマトラ州の死者数は240 ...
■犠牲者23万4千人に インドネシア17万人超す 熊本日日新聞
■地震・津波の犠牲者総数、23万4000人に 日本経済新聞 |
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■田中康夫:インド洋大津波でも正月ボケの小泉純ちゃん
初出:日刊ゲンダイ2005年1月6日 掲載 奇っ怪ニッポン
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世間での逆風など馬耳東風な堤義明総帥が率いる高輪プリンスホテルに引き籠もって、年末年始の御静養に勤(いそ)しまれた小泉純一郎なる人物は、首相就任後4度目の正月を迎えるに当たり、アメリカちゃんの言い成りにはならない僕ちゃんへの転身を図ろうと決意したのかも知れません。
何故って、史上空前の犠牲者を生んだインド洋大津波に関する日本の対応は、実に遅れているからです。アジアの一員として、ここぞ正しく目に見える貢献を他国に先駆けて行ない得る「好機」にも拘(かかわ)らず、コリン・パウエルが現地で活躍したアメリカとは異なり、年功序列打破で登用した若手の陣笠大臣を赴かせた訳でもありません。
6日にジャカルタで開催の緊急首脳会議の場で、5億ドル(510億円)の拠出と800余名の自衛隊員の派遣を、純ちゃんの口から宣言すれば、国際貢献国家ニッポンの名を高らかに知らしめられる、とでも考えているのでしょうか。
お恥ずかしい話です。ヨーロッパやアジアの国々に比べれば遙かに少ない犠牲者に留まったアメリカは、既に1万2千人を超える部隊を投入し、21隻の艦船と80機以上の飛行機を駆使して、水や食料、医薬品の搬送を行っているのです。
アメリカの忠犬を自任してきた小泉内閣は、本来ならば率先して先兵役を買って出るべきだったのです。それでこそ、目に見える貢献であり、それはイラクとは異なりアジアの現地の住民からも大歓迎される筋合いの行動であった筈(はず)です。
結局の所、純ちゃんが思い描く国際貢献とは、そこに暮らす一人ひとりの市民に幸福を齎(もたら)す経世済民的隣人愛ではなく、早い話が富国強兵型で自己満足な空威張りに過ぎぬのです。
組織の面子を重んじ、個人の尊厳を踏み躙(にじ)る。そうした基本方針に則っての今回の純ちゃんならぬ「鈍ちゃん」だと理解すれば、今頃になって日本国籍の行方不明者は数百名に上る、などと後手後手な大本営発表が為(な)される理由も、哀しい哉(かな)、“合点”が行くというものです。
日章旗の下に集いしツアー客の安否確認さえ行えば事足れり、との外務省改め害・無能省の発想は、未だ日本なる国家が自律した個人に立脚しようとせず、護送船団株式会社で歩む周回遅れの全体主義国家である何よりの証左です。
自粛とは凡(およ)そ異なる心智の下で、犠牲者への哀悼を示したウィーンのニューイヤーコンサートとは対極的に、年末年始のTV番組も又、思考停止状態のオンパレードでした。何せ、週明けの月曜日に至っても、古舘伊知郎も筑紫哲也も画面に登場せず、正月気分だったのですから。
恐らくは今後、日本国籍の犠牲者が3桁(けた)台に突入するや、前述の両名共に現地から生放送を敢行するのでしょう。ならば、思い立ったら吉日、直ぐに被災地へと飛んで、凄惨な現場と、隣接の海岸で羽を伸ばす平和な日本からのリゾート客との対比を活写すべきではありますまいか。とまれ、アメリカ追従主義から脱却するのか否か、今年も純ちゃんから目が離せましぇ〜ん。
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■スマトラ沖地震・大津波による外国人の死者及び行方不明者数
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sorce:ZDF Germany |
■大津波の被災者支援、米国民の寄付350億円に
(日経新聞 2004.1.8)
「僕の誕生会をやめて津波に襲われた子どもたちを助けてあげて」。8日付の米紙ワシントン・ポストは、カリフォルニア州の9歳の男児のこんな言葉を紹介しながら、スマトラ沖地震による大津波の被災者に対する米国民の寄付総額が3億3700万ドル(約353億円)に達したと伝えた.....。
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■孤児連れ去り?急増 スマトラ沖地震津波 『人身売買』格好のマト
(東京新聞 2005.1.7)
スマトラ沖地震津波で大きな被害を受けたインドネシア・アチェ州などで、孤児となった子どもたちが「保護」名目で連れ出され、行方不明になっている。ユニセフ(国連児童基金)の調べでは、その数は四百人に上るという。スリランカでも子どもの連れ去りが問題化している。「人身売買」の組織が関与していると言われるが、その実態は−。
関連記事→『孤児あっせん』悪質メール横行 スマトラ沖地震津波(東京新聞)
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■スマトラ地震: 死者数、13カ国15万3319人に(ロイター、毎日 7日)
ロイター通信によると、スマトラ沖大地震と津波で、インドネシア政府は7日、同国の死者数が7000人以上増えて10万1318人に達したと発表。7日現在の全体の死者数は13カ国15万3319人になった。7日にインドネシアのアチェ州入りした国連のアナン事務総長は「住民はどこへ行ってしまったのだろうか。いったい何が起きたというのか」とショックを隠さず、「私はこれほど壊滅的な被害を見たことがない」と語った。6日の被災地支援緊急首脳会議で国連主導の支援体制が確立したことを受けて、国連は通信や交通が遮断されたアチェ州などに集中的に援助を行う意向を示している。アナン事務総長は今後、インドネシアに次いで被害が大きいスリランカを視察する。
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■インド洋津波: 難航する外国人犠牲者の把握 米国も難渋
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■政府の支援額少ないとホームレス募金活動…デンマーク サンスポ
デンマークのホームレスらがスマトラ沖地震津波被災地への義援金募金を続け、7日までに約35万円を集めた。同国政府が表明した支援額の少なさに「家もなく身寄りもない辛さはよく分かる」と発憤。日本とは比べものにならない酷寒の中で自発的に仲間に呼びかけたのだ。これに刺激されたのか?政府は支援額を一気に42倍に増額した.....。
詳しくは、こちらへ→政府の支援額少ないとホームレス募金活動…デンマーク
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■北朝鮮、津波被災国に支援金拠出 15万ドル 2005.01.07 - REUTERS
ソウル(ロイター) 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国営・朝鮮中央通信社(KCNA)は5日、スマトラ島沖地震による津波の被災国に、15万ドル(約1500万円)の支援金を拠出すると伝えた。拠出方法などはわかっていない。
KCNAは、「北朝鮮政府と我が国の人民は、被災国の人々と政府に対して心からお悔やみ申し上げるとともに、復興を祈っています」としている。世界でも最貧国のひとつとされる北朝鮮では、1990年代の自然災害と飢饉(ききん)で100万人以上が死亡し、30万人近い人々が中国へ脱出していると見られている。
食糧不足が慢性化しており、国連世界食糧計画(WFP)などを通じて、毎年多くの支援を受けている。
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■世界の著名人による義捐金
Mr.M.Schumacher |
M.シューマッハーさん:スマトラ沖地震・大津波の被害は、死亡者が15万人を超すなど、一時の災害としては、日本の広島原爆投下による死者を上回る空前絶後のものとなっている。アジア以外の世界諸国のなかで被災者が多いのはドイツだ。大津波発生当時に被災地にいたドイツ人は5000人以上と推定され、すでに1000人以上が死亡しているという。そんななか、ドイツが誇るF1ドライバー、M.シューマッハーさんが個人として1億ドル、日本円にして10億4千万円に及ぶ義捐金を申し出た。M・シューマッハーさん 津波被害 復興に10億円寄付(東京新聞 2004.1.5) |
ペ・ヨンジュンさん:「冬のソナタ」で一躍、日本で超有名な俳優となった韓国俳優、ペ・ヨンジュンさんも3億ウォン、日本円にして3000万円をワールドビジョンを通じて寄付した。
松井秀喜さん:米国メジャー外野手の松井秀喜さんも、被災地に5000万円を義捐金として寄付された。松井秀が被災地に5000万円寄付(デーリースポーツ 2004.1.5) 。
ビル・ゲイツさん:その他、マイクロソフト社会長のビル・ゲイツさんも3億円の義捐金の寄付を申し出ている。 |
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■スマトラ沖地震・津波と原発・産廃施設
いくつかのブログや専門的なメーリングリストで、今回のスマトラ沖地震・津波と原発立地、稼働の安全性についての議論が行われている。経済産業省、資源エネルギー庁、原子力安全委員会、電力会社などからは、まったくこの種の議論は出ていない。しかし、原発施設本体そのものの倒壊、破壊と言うより、「排水口」「取水曹」の破壊、水圧変化など関連設備との関連で問題がないかどうか、など課題がないとは言えないだろう。また 現在、日本各地で進められている臨海大規模産廃処理施設も、巨大津波で汚染物質が一気に海に流れ込む可能性も否定できない。いずれにしても、今回の津波の経験を四方を海に囲まれている我がニッポンに生かすか、そのための危機管理のあり方が問われる。
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■インド洋大津波、犠牲者15万人突破も・国連が予測(日経新聞 2004.1.4)
【ニューヨーク=米州総局】国連緊急援助調整官室のイゲランド室長は4日の記者会見で、インドネシア・スマトラ島沖地震とそれに伴うインド洋沿岸の大津波の被害について「15万人以上が死亡し、犠牲者はさらにいる可能性がある」と述べた。同室長によると、最も被害を受けているとみられるスマトラ島北部のナングロアチェ州の被害状況の把握が難しく、インドネシア政府の推計を待っている段階。このため「(犠牲者の)正確な数字が数日で分かる見通しはなく、最後まで分からないかもしれない」という。また、インドネシアやスリランカなど被災地の避難民が100万人以上に達しており、食糧配給などの支援を必要としている人は500万人にのぼるという。さらに、同室長は国際社会からこれまでに拠出が表明された援助資金が20億ドルを上回り、今後の復興費用なども含めると30億ドルに達する可能性を示唆した。
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■ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート
2005年1月元旦に行われたウィーンフィルのNYC(ニューイヤーズ・コンサート)では、指揮者のロリン・マゼール氏がスマトラ沖地震・津波被災者への哀悼の辞を述べるとともに、飲料水支援などを世界保健機関(WHO)の事務局長に伝えた。日本では正月のテレビ番組がごく一部を除き、被災者救済に言及していないのと対照的だ。毎年のコンサートでは、最後のアンコールで行われるラデツキー行進曲は中止され、アンコール曲は「美しきあおきドナウ」となった。ロリン・マゼール氏のNYC指揮は今回で12回目。(青山貞一)
以下スポーツニッポン。個人旅行者数はあり得る情報です。もし、事実だとすると、今までの外務省の発表は、大本営発表にすぎなくなります。日本政府の邦人被災情報能力の低さが問題となります。1月4日現在、外務省には680人から現地にいる邦人についての安否関連問い合わせが来ていると言う情報もあります。 |
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■個人旅行者200人消息不明(スポニチ)3日
タイのクラビで2日までに、スマトラ沖地震の津波にのまれて行方不明になった草津美佐紀さん(35)、50代の母親と息子、田中由美さん(32)の計4人の死亡が新たに確認された。草津さんは1日、外務省が派遣した東京歯科大助教授(法人類学)らが歯型を鑑定。母子は2日、親族が確認した。これで日本人の死者は21人となった。
共同通信の集計でほかに、少なくとも11人が行方不明。うち1人は遺体の確認作業が進められている。外務省によると、消息確認の要請があり、連絡が取れない個人旅行者などでプーケット周辺にいた可能性があるのは約200人という。
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■スマトラ地震: 支援巡り新たな火種 米、国連主導嫌う(毎日新聞) 2日
スマトラ沖地震災害の救済を巡り、米国が<有志連合>を主導し、国連主導を主張するEUに対峙していると言う。
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■死者12万人超える〜(2004.12.31)
インドネシア・スマトラ島沖地震とそれに伴うインド洋沿岸の大津波被害の死者は、30日までに12万人を超えた。中でもインドネシアでの死者数は8万人近くに達した。一方、外務省によるとタイのプーケット周辺で安否不明になっていた在タイ日本大使館の一等書記官、吉野貞行さん(41)の死亡が30日、確認され、邦人犠牲者は14人となった。吉野さんの遺体はバンコク市内の警察病院に収容されており、歯形などで本人と確認された。吉野さんは休暇中に家族でプーケット島周辺を訪れていた際、津波に巻き込まれた。長男の魁人ちゃん(8)の死亡がすでに確認されている。30日にはこのほか、スリランカで津波被害に遭った大陸旅遊(東京・新宿)のツアー参加者の家族が、8人の遺体と対面、死亡を確認した。同ツアー参加者20人のうち、4人の安否が分かっていない。
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