エントランスへはここをクリック   

ムダな公共事業の
徹底見直しを実現する
全国大会開催概要
青山貞一 Teiichi Aoyama 26 April 2009

独立系メディア「今日のコラム」


 2009年4月26日、東京千代田区にある日本教育会館で開催されましたムダな公共事業の徹底見直しを実現する全国集会が開催された。

 以下は記事と開催プログラム、講演者の写真である

●総選挙で公共事業見直し公約に 全国大会で宣言採択 

 「ムダな公共事業の徹底見直しを実現する全国大会」(水源開発問題全国連絡会など主催)が25日、約180人が参加して東京都内で開かれ、衆院解散・総選挙では各政党や候補者が、公共事業の見直しを重点公約に掲げるよう求める宣言を採択した。

 宣言はさらに政党などに対し、公共事業を(1)聖域なく情報を公開する(2)住民参加を徹底する(3)見直し中の工事を凍結する−の3原則でチェックするよう提言している。

 大会では、近畿地方整備局の諮問機関「淀川水系流域委員会」の委員を務めた千代延明憲さんが、大戸川ダム(大津市)の建設を凍結するとしながら整備計画に建設を盛り込んだ整備局の対応を批判、「今は反対している地元の知事らが代われば、いつでも復活しかねない」と指摘した。

 沖縄県沖縄市の泡瀬干潟の人工島造成事業に対して公金支出の差し止めを命じた地裁判決などに行政側が従っていないことも報告され、湿地保護活動をしている団体は「止まらない公共事業から止まる公共事業に」と訴えた。

 大会には民主党の菅直人代表代行、社民党の福島瑞穂党首ら野党4党の代表らが出席。菅氏は「政権交代を果たし、公共事業の抜本的な見直しにつなげたい」と訴えた。

2009/04/25 19:16 【共同通信】

●NHKニュース 2009.4.26

民主党の菅代表代行は、東京都内で講演し、次の衆議院選挙で政権交代を果たし、地方分権や官僚主導からの脱却を実現したいという考えを強調しました。

この中で、菅代表代行は「国の仕事を限定して、大部分の権限を地方自治体に移し、国と地方の関係を根本的に変えることが必要だ。加えて、官僚が国会議員をほとんど関与させずに法案を作る、今の仕組みも変えなければならない」と述べました。そのうえで、菅氏は「こうした考え方を党の政権公約に盛り込み、ことしのうちに政権交代を果たして、実現したい」と述べ、次の衆議院選挙で政権交代を果たし、地方分権や官僚主導からの脱却を実現したいという考えを強調しました。また、同じ 会合で講演した社民党の福島党首は、今年度の補正予算案について「多くの公共事業が盛り込まれており、むだがないかチェックしなければならない」と述べるとともに、「公共事業を受注する企業からの政治献金は禁止していくべきだ」と述べました。


◆プログラム 

開場;13:30

開会;14:00



司会 

 稲村和美 兵庫県議会議員/村上稔 徳島市議会議員



開会挨拶(5分)

 谷脇和仁弁護士(環境法律家連盟・高知県弁護士会)



基調講演(15分)

  「現状追認と既得権益を超える市民の環境戦略」
  演者 青山貞一 
  東京都市大学環境情報学部・同大学院環境情報学研究科教授
  環境行政改革フォーラム 代表幹事



緊急報告(10分)

  「淀川水系河川整備計画策定・公表の問題点」
   演者 千代延明憲 (淀川水系流域委員会副委員長)



決意表明(30分)

   民主党   菅 直人  代表代行




   日本共産党 塩川鉄也衆議院議員



   社会民主党 福島みずほ 党首



   新党日本  田中康夫  代表



   国民新党、メッセージあり

   渡辺喜美衆議院議員は欠席
   
   民主党、大河原雅子参議院議員



現場の声(45分) (1人5分×9人)

・渓流保護ネットワーク・砂防ダムを考える から
 田口康夫(渓流保護ネットワーク・砂防ダムを考える)
 「砂防ダムの問題」 



・水源開発問題全国連絡会 から
 嶋津暉之(水源連)
 「日本のダム問題」  


・全国自然保護連合(日本消費者連盟を含めて) から
 懸樋 哲夫(全国自然保護連合)
 「巨大なムダと環境破壊の『リニア中央新幹線』」


・たたかう住民とともにごみ問題の解決を目指す弁護士連絡会(ごみ弁連)から
 坂本博之(ごみ弁連)
 「たたかう住民とともにゴミ問題の解決をめざす弁護士連絡会紹介」


・道路公害反対運動全国連絡会 から
 奥田靖二(高尾山をまもる市民の会)
 高尾山トンネル工事反対運動の現状


・日本湿地ネットワーク から
 伊藤昌尚(日本湿地ネットワーク)
 「東京湾三番瀬からの報告」


・日本森林生態系保護ネットワーク から
 金井塚務 (広島フィールドミュージアム)
 「旧大規模林道と生物多様性」


・ラムサールCOP10のための日本NGOネットワーク(略称:ラムネット)、 から
 陣内隆之(ラムネット)
 「諫早湾干拓事業と泡瀬干潟埋立に見る湿地での公共事業問題」


・RWESA−JAPAN(東・東南アジア河川ウォッチ・ジャパン) 
 渡辺瑛莉(国際環境NGO FoE Japan)
 「パハン・スランゴール導水事業」


来場議員紹介(10分)(出席議員が多い場合は挨拶なし・司会者が名前を読み上げ、会場内自席で起立)

集会宣言      

閉会挨拶 

・遠藤保男 水源連 協同代表        


終了予定時刻;16:00