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奇っ怪な
新党日本、有田氏の
繰り上げ当選問題B

青山貞一 Teiichi Aoyama

25 August 2009 27 August,2009追記
初出:独立系メディア「今日のコラム」


 その後、有田氏は下の記事にあるように、今日(2009年8月25日)にも、参議院当選返上を中央選挙管理委員会の事務局でもある総務省の選挙課に正式に告げることになった。

 有田氏にはぜひとも衆院選で当選すべく大いに頑張って欲しい。

ただ今選挙戦中…有田芳生氏が参院当選を辞退

  衆院選に立候補した新党日本代表の田中康夫前参院議員の自動失職に伴い、繰り上げ当選者に決まった同党の有田芳生氏は25日午前、中央選挙管理会に参院の当選辞退を届け出た。近く選挙会を開き、同党の比例名簿に従って平山誠氏の繰り上げ当選を決める予定。

 有田氏は、衆院東京11区と比例東京ブロックに立候補し、選挙運動中。公選法では、28日までに参院の当選を辞退しないと、衆院選の立候補が取り消される規定となっていた。

スポニチ  2009年08月25日 11:23


新党日本の有田氏、繰り上げ当選辞退

 新党日本の有田芳生氏は25日午前、衆院選に立候補した同党の田中康夫代表の参院議員失職に伴う比例代表の繰り上げ当選の辞退を中央選挙管理会に届け出た。

 有田氏は衆院東京11区に立候補しており、選挙運動を続ける。

 近く開く選挙会で、2007年参院選で同党の比例名簿3位だった平山誠氏の繰り上げ当選が決まる見通し。

日本経済新聞 2009年8月25日 (11:44)


繰り上げ当選を辞退=新党日本・有田氏

 新党日本の有田芳生副代表は25日午前、都内で記者会見し、衆院選に出馬した田中康夫代表の参院議員失職に伴う繰り上げ当選を辞退したことを明らかにした。
 有田氏は「当初から繰り上げ当選という安易な道を考えたことはない」とし、衆院東京11区への立候補は取りやめない考えを示した。
 有田氏の辞退により、前回参院選の同党比例代表で同氏に次ぐ得票だった元党職員の平山誠氏が繰り上げ当選の対象となる。中央選挙管理会が近く選挙会を開いて決定する。

時事通信 (2009/08/25-12:14)



●ここからが奇っ怪な話となります!

 しかし、話しはここで終わらない。

 それは最初のスポーツ報知の記事にあった次のフレーズである。

 「有田氏の次の得票を得ている平山誠氏は『すでに今年4月に党を離れ、一般企業に勤務している』(同党関係者)。有田氏が繰り上げ当選を選ばなかった場合は、平山氏が権利を有するが、総務省の担当者は『平山さんの資格照会は始めている。離籍しているなら、復党の届け出をする必要がある』とする。平山氏が退職、復党して国会議員を選択する可能性は「非常に低い」(同党関係者)。

 非常に不可思議なのは、新党日本党の関係が、有田氏が繰り上げ当選辞退をした場合の繰り上げ当選の権利を持っている平山誠氏について、「平山誠氏は『すでに今年4月に党を離れ、一般企業に勤務している』(同党関係者)」とのべていることだ。

 私は長野県に特別地方公務員にいた頃から平山氏のことをよく知っている。平山氏は、長野県議会などでは、ことあるたびに誹謗中傷を受けてきたが、平山氏は知る人は知る新党日本の生みの親であると言ってよいひとだ。

 私が知る限り、長野県議会議員らによって誹謗中傷、攻撃されていたような私心があるようなひとではなく、自分の身をなげうってでも日本の政治のあり方を根底から変えようと地道に努力してきたひとだ。

 その意味で平山氏が新党日本を離党するなどということはありえない。

 私自身が平山氏に直接会って当人に確認したところでも、平山氏が新党日本を離党した事実はまったくない。

 そもそも離党は自分が党に離党届を出してはじめて離党となるのである。したがって、「平山誠氏は『すでに今年4月に党を離れ、一般企業に勤務している』(同党関係者)」という下りは100%理解出来ないことだ。あくまで離党は、当人が離党を決意したときに離党届を出すするものである。

 新聞、スポーツ紙や一部ブログでも当人に何ら確認することなく平山氏が新党日本を離党したかのようなことを堂々と書いているが、この種のことは平山氏の名誉に関わる重要事であり、最低限当人に確認することなく風評で書くべきではないだろう。

 たとえばあるブログでは、

「それにしても、平山氏はいったんは袂を分かち、政治活動から離れて離党までしたのに議席が空いたからといってそうやすやすと戻れるものだろうか。戻ったとしたら、そこには政治信念など感じられない。あまりに無節操だ。あるのは打算だけではないだろうか。また、このような結びつきがいつまでもつのかも疑問だ」(追撃コラムより)

などと書かれている。

 「平山氏はいったんは袂を分かち」は間違いないところだが、その原因、理由こそ重要である。これについても、最低限現在の党関係者だけでなく、当人すなわち平山氏に取材をしなければならない。

 まして 「平山氏が退職、復党して国会議員を選択する可能性は『非常に低い』(同党関係者)」(スポーツ報知)と、新党日本関係者が勝手に述べている点は奇っ怪そのものだ。離党していない者が復党などしようもない。

 追撃コラムでは、以前にも

 
「本来なら名簿搭載順位2位の有田芳生氏が田中氏の後釜として参議院議員になるのだが、有田氏は東京11区から出馬予定でダメ。次は第3位の同党総務局長だった平山誠氏(57)がなるところだが、平山氏は時期は不明だが、家庭の事情とかで同党を辞めて連絡もつかない状態」(追撃コラムより)

と書かれている。

 平山氏は本人の意図とは別に、新党日本の総局長を辞めたのは事実であるが、新党日本は離党していない。平山氏が新党日本をやむなく辞めた理由は決して家庭の事情ではない。これも私は当人から確認している。

 いずれにせよ、一昨年、参議院議員選挙のとき北関東ブロック(全国)で平山氏を支持し、投票した方々に対しても平山氏は正々堂々と参議院議員の繰り上げ当選を受け、政治活動を行うのが正しい道であると思える。

 そもそも総務省の担当者が「
平山さんの資格照会は始めている。離籍しているなら、復党の届け出をする必要がある」と言っているように、もし有田氏が参議院議員の繰り上げ当選を辞退した場合には、当然のこととして平山氏が繰り上げ当選を受けることになる。

 同党関係者とかが、平山氏当人に打診することなく、「離党した」とか、「復党して国会議員を選択する可能性は『非常に低い』」などと勝手に記者に発言すること自体、きわめて不可思議であり、奇っ怪である。

 繰り返し言う場、最新の各新聞記事にあるように、有田氏が繰り上げ当選を辞退した場合には、離党していない平山誠氏が比例名簿に従って繰り上げ当選の対象となるのが当然のことである。

 8月25日の午後7時過ぎ、毎日新聞から以下の記事がリリースされた。毎日新聞の取材に対し、「平山氏は毎日新聞の取材に「党にいただいた177万票を無にできないという思いはある」と繰り上げ当選に前向きな考えをにじませた」と述べた。当然のことである。

新党日本:有田氏、参院繰り上げ当選を辞退

 新党日本の有田芳生副代表は25日、東京都内で記者会見し、田中康夫代表が衆院選立候補で参院議員を失職したことに伴う参院の繰り上げ当選を辞退したことを明らかにした。有田氏は衆院選に東京11区から立候補しており、「戦っている以上勝つために突き進む」と説明した。

 同党は07年の参院選比例代表に田中、有田両氏と平山誠・党総務局長(当時)の3人を擁立し、1議席を獲得。最多得票の田中氏が当選し、有田氏が次点、平山氏が次々点だった。

 中央選挙管理会は近く選挙会を開き、参院選で次々点だった平山氏の繰り上げ当選を決める見通しだが、平山氏は田中氏とたもとを分かって既に党を離れており、党が平山氏に意向を確認中。

 平山氏は毎日新聞の取材に「党にいただいた177万票を無にできないという思いはある」と繰り上げ当選に前向きな考えをにじませた。

【西田進一郎】

毎日新聞 2009年8月25日 19時21分


 それにしても何も当人に確認することなく、「平山氏が退職、復党して国会議員を選択する可能性は『非常に低い』(同党関係者)」と、離党もしていない平山氏を離党したことにし、さらに復党して国会議員を選択する可能性は非常に低いなどと、述べた新党日本関係者は、一体何を考えているのであろうか? 奇っ怪です。