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公文書管理の技術的側面
青山貞一 Teiichi Aoyama
掲載月日:2013年3月20日 
独立系メディア E−wave


みなさま

 青山貞一です。

 5年ほど前の福田内閣当時、日本でも遅ればせながら公文書管理法を制定しよう(させよう)ということで、日本計画行政学会内に専門部会を設置し、その延長で東大本郷キャンパスや東京都市大横浜キャンパスで「公文書管理シンポジウム」を行いました。

 以下は、東大で行ったシンポでの青山の発表内容をPDF化し、独立系メディアにリンクしたものです。

日本計画行政学会2008年9月20日 東京大学本郷キャンパス

ワークショップ
◆青山貞一:政策・事業評価等を前提とした行政文書管理
     〜政策のトレーサビリティを確保する〜
     技術革新時代のデータ管理
http://eritokyo.jp/independent/aoyama_plan_ad.pdf


 現在、環境総合研究所は、東京都品川区洗足から東京都目黒区大岡山へ引っ越し作業をしています(4月下旬に完了)が、そのなかで膨大な量の内外の行政、立法、司法関連の資料、報告書、計画書、アセス書などの文書をPDFマシンをフル動員してPDF化しています。

 作業が完成し、引っ越しが完了すると、上記の青山報告の最後頁の図にあるように、研究所、自宅、大学研究室、別荘など、どこからでも膨大な資料にネットワークを介して検索、アクセス、閲覧することが可能となります。

 最終的に福田内閣時に英国、米国に半世紀近く遅れ、日本でも公文書管理法が制定され、省庁や官僚の裁量で公文書が廃棄されることは原則無くなりました。

 私はこの専門部会で、主に技術面を担当しており、隗よりはじめよで、自分自身でもっている膨大な公文書をデジタルアーカイブし、ネットワークからどこからでも文書にアクセスし、検索、閲覧、印字などが出来るシステムを構築しました。

 この4月、環境総合研究所を品川から目黒に移転するに際し、研究所が過去30年間蓄積した膨大な量の公文書を研究員全体で共有、管理するシステムを構築しています。

 PDF化するなかで、30年以上前のエネルギー政策などの貴重な文書が多数出てきました。