エントランスへはここをクリック   

<現地報告>ワシントンDC
環境法・政策奮闘記(2)

池田こみち 
環境総合研究所副所長
2 July 2010
独立系メディア「今日のコラム」
無断転載金

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)
米国連邦最高裁判所訪問記

 お疲れさまです。

 ワシントン二日目、火曜日が終わりました。

 今日は昨日に比べ多少気温も下がり楽でした。

 朝は六時前に起きてホテルのバイキングの朝食を食べましたが、高まず(注:高くてまずいの略)でNGでした。

 明日からはコンビニにします。

 八時半にロビーに集合し、予約しておいたバンでEPA(注:米国環境保護庁)に向かいました。九時丁度にKさんと合流し中へ。
 

環境保護庁の入り口
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10


ワシントンDCの環境保護庁(EPA) 本部

 世話役のマイク氏とロースクールの学生(女性)が出迎えてくれました。

 入り口ではかなりのセキュリティチェックがあり、とても時間がかかりました。


SUPER FUNDの講義を担当した女性職員と
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10

 レクチャー室に入りさっそくCERCRA(注*参照)の歴史と概要についての講義が11時過ぎまで受けました。

 注*
 The Comprehensive Environmental Response,
 Compensation, and Liability Act (CERCLA)


ロースクールの学生と一緒に受講
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10


ロースクールの学生と一緒に受講
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10

 その後10分程度休憩し11時半からは講義室にロースクールの学生が30人くらい入ってきて、NEPA(注**参照)についての概要の講義。講師がEPAのNEPA担当の男性に変わりました。

 注**
 National Environmentarl Policy Act 国家環境政策法
 
 超早口で捲し立て、我々が通常のロースクールの講義に組み込まれた感じでした。逐次通訳も冷や汗ものでした。

 これには皆あきれ顔でした。一時過ぎまでかかったのです。


NEPA(国家環境政策法)概論の講義
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10

 その後、お弁当を買いにいきすぐに講義室に戻り、ゆっくり食べるまもなく、次の講義RECRA(注***)についてが女性の職員により始まりました。

 注***
 the Resource Conservation and Recovery Act

 彼女も弁護士の資格を持ってます。この講義はごくごく概要のみで短く小一時間で終わり、三時過ぎとなりました。

 そこでしばらく全般的な質疑応答を行い、今度は同じビルの地下にあるOEM(Office of Emergency Management)に移動しメキシコ湾の油汚染へのEPAあげての対策本部の様子を視察しました。

 土日もなく24時間体制で対応している様子をみました。


油汚染緊急対策室
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10


油汚染緊急対策室
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10


油汚染緊急対策室
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10

 こうした緊急対応は9.11の時にも行ったそうです。ちょうどメキシコ湾にはハリケーンが接近していることからその動きも注視しているとのことでした。


油汚染緊急対策室の画面に映し出されたメキシコ湾油汚染の様子
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10


油汚染緊急対策室
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10


緊急対策室の説明を受ける
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10

 これで今日の講義と視察は終わり五時近くになりましたフーッ!

 その後、近くのカフェで簡単な夕飯を食べてホテルに戻ったという訳です。

 明日も九時にEPAに行き講義とサイト見学の予定です。お疲れさまでした。私もすっかり勉強してしまいました。

追記

 明日は九時から講義でCERCLAと油汚染対策法のもとでのプログラムについて、というのを聞いて、昼食後自治体のリサイクル施設と最高裁NO視察をする予定です。

 木曜日は可能なら米軍の汚染現場視察と質疑、金曜日は総合的な情報交換と質疑で再度EPAといったところですが不確実な部分が多いのです。

池田こみち ワシントンDC

つづく