シルクロードの今を征く Now on the Silk Road キジル遺跡(石窟) 展示3 (中国新疆ウイグル自治区) 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 共編 掲載月日:2015年1月22日 更新:2019年4月~6月 更新:2020年4月1日 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
総合メニュー(西域) キジル遺跡(石窟) 展示1 展示2 展示3 展示4 クムトラ石窟 本稿の解説文は、現地調査や現地入手資料、パンフなどに基づく解説に加え、百度百科中国版から日本への翻訳、Wikipedia 日本語版を使用しています。また写真は現地撮影以外に百度百科、Wikimedlia Commons、トリップアドバイザーさらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビュー、百度地図などを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名を記しています 次は新疆ウイグル自治区のキジル遺跡 展示3です。 ◆キジル遺跡 展示3(新疆ウイグル自治区) ドイツ、ベルリンの民族学博物館に展示。 美術館での写真撮影は制限なく許可されました。 Acanthus frieze with Skull, Cave of the Seafarers (Cave 212), Kizil, c. 4th-5th century AD, wall painting 頭蓋骨を施したー関さす模様の小壁。キジル石窟 第212窟船乗りの洞窟紀元4-5世紀の壁画 Source:Wikimedia Commons 注)アカンサス(Acanthus、ハアザミ、葉薊) 広義にはキツネノマゴ科ハアザミ属(アカンサス属 Acanthus) の植物を総称し ていうが、普通は特に観賞用に栽培されるA. mollisを指す。その名前にはギリ シア語で「トゲ」と言う意味がある。 アザミに似た形の葉は古代ギリシア以来、建築物や内装などの装飾のモチーフ とされる。特にギリシア建築のオーダーの一種、コリント式オーダーはアカンサ スを意匠化した柱頭を特色としている。ギリシアの国花。アカンサスをモチーフ とした柄は絨毯にもしばしば用いられ、ビザンチンリーフとして知られる。 大型の常緑多年草で、地中海沿岸(北西アフリカ、ポルトガルからクロアチア) の原産。葉には深い切れ込みがあり、光沢があり、根元から叢生して長さ1m、幅 20cmほどになる。晩春から初夏に高さ2mほどの花茎を出し、緑またはやや紫が かったとがった苞葉とともに花をつける。花弁は筒状で、色は白、赤などがある。 乾燥にも日陰にもまた、寒気にも強い。 アカンサス属は約30種からなり、地中海沿岸を中心に分布する。A. mollis の ほかA. spinosus なども栽培される。 注)freize(フリーズ) 部屋や建物にめぐらした水平の帯状の彫刻のある小壁 同上 (中央に佛陀 光背をもつ弟子が周りに) 佛陀の説教、キジル石窟、足を洗う洞窟(第206窟)、紀元343-411年、壁画-民 族学博物館、ベルリン-DSC01717.JPG Source:Wikimedia Commons By Daderot - Own work, CC0, Link 同上(中央に佛陀、周囲に数名の弟子、緑の剣をもつ) 佛陀の説教、キジル石窟、孔雀の洞窟(第76窟)、 西暦6〜7世紀の壁画-> ドイツ、ベルリン民族学博物館収蔵 Source:Wikimedia Commons By Daderot - Own work, CC0, Link アジャタサル王、その王妃、および彼の大臣ヴァルシャカラ(Varshakara)の 壁画。キジル石窟、マヤ洞窟(第224窟)、紀元251-403年-ベルリン民族学博物 館収蔵 Source:Wikimedia Commons By Daderot - Own work, CC0, Link 同上(仏の座像と頭蓋骨) 瞑想する僧の壁画、船乗りの洞窟(第212窟)、キジル石窟 紀元341~417年の 壁画、ベルリン民族学博物館収蔵。写真は制限なく撮影可能。 Source:Wikimedia Commons By Daderot - Own work, CC0, Link 同上(左角が欠けた赤い衣の仏) 牛飼いのナンダの壁画、キジル石窟、彫像の洞窟(第77窟)、紀元406-425年、 壁画-ベルリン民族学博物館収蔵。写真は制限なく撮影可能。 Source:Wikimedia Commons By Daderot - Own work, CC0, Link 同上(やや右に傾いている仏の絵) マラの王子、キジル石窟、最大の洞窟の上にある肖像画、紀元422-529年、壁画 ベルリン民族学博物館収蔵。写真は制限なく撮影可能。 Source:Wikimedia Commons Daderot - 投稿者自身による作品, CC0, リンクによる 展示4へつづく |