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@ A B C 本日、2012年10月22日、早稲田大学理工3学部と政経学部を対象に青山貞一が担当している「環境政策論」で「原発事故とその影響」の講義を行いました。 今回を含め数回にわたり原発問題、再生可能エネ政策などの講義を行います。この講義は、早稲田大学理工3学部と政経学部の学生を対象に、基礎と事例、それも青山が直接関わってきた内外の現地調査、測定、シミュレーションシステム開発などをもとに講義するものです。 今回は、東京都市大学でのメディア論に引き続き前桐生市議会議員の庭山由紀さん、そして環境行政改革フォーラム幹事の斉藤真実さんらが参加されました。 使用したパワーポイントは約120枚、その中から約80枚を以下に示します。 なお、今回の写真撮影は、斉藤真実さんにお願いしました。 撮影:斉藤真実 Nikon CoolPix S8 2012-10-22 早稲田大学理工 撮影:斉藤真実 Nikon CoolPix S8 2012-10-22 早稲田大学理工 撮影:斉藤真実 Nikon CoolPix S8 2012-10-22 早稲田大学理工 東京都市大学に引き続き、群馬県桐生市の前市議会議員庭山由紀さんが 自身の体験を早稲大学理工、政経などの学生に話しているところ 撮影:斉藤真実 Nikon CoolPix S8 2012-10-22 早稲田大学理工 東京都市大学に引き続き、群馬県桐生市の前市議会議員庭山由紀さんが 自身の体験を早稲大学理工、政経などの学生に話しているところ 撮影:斉藤真実 Nikon CoolPix S8 2012-10-22 早稲田大学理工 ◆庭山由紀(前・桐生市議): 市民が変われば議会も変わる!You Tube ◆地震、津波大国ニッポン 世界で起きている地震の10%が日本周辺で起きているという事実 出典:青山貞一、政策学校一新塾基調講演パワーポイント その地震、津波大国ニッポンに54機、現在でも50機の原子力発電所が立地している。 ◆日本における過去の地震(本震)の震度 下は日本各地の震度分布図。3.11時の宮城県沖の巨大地震は過去の分布図から見ても起こるべくして起きたことになる。 本震における日本各地の震度分布図 出典:Wikipedia 地震、津波が起きやすく、活断層などが縦横に走る日本列島に54機もの原発が立地されてきた。青山らが行ってきた3次元流体シミュレーション研究によれば、原発事故時の直接的な影響範囲は半径100kmに及ぶ。その半径100kmで各原発を中心に円を描くと以下のようになる。直接的影響から逃れられるのは、北海道東部など、わずかなあ地域しかないことがわかる。まして、食物流通など間接的影響を含めると日本全体が対象地域となる。 出典:青山貞一、環境総合研究所(東京都目黒区) 以下は複数の原発がほぼ同一地域に存在する場合を想定し、影響程度を加重平均した日本地図である。 出典:青山貞一、環境総合研究所(東京都目黒区) 以下では青山、池田、鷹取が都合9回にわたり岩手県、宮城県、福島県、茨城県への現地調査結果と旧内務省資料調査などをもとに講義している。 東日本大震災・津波は1000年に一度の自然災害か? 歴史は繰り返す! 津波被害の半分は人災である 出典:青山貞一、内務省資料 ◆過去の地震、津波の教訓は生かされたか? 地震、津波の歴史的教訓はどうなっていたのか? 人口の1/10が津波にさらわれた岩手県大槌町 出典:青山貞一、政策学校一新塾基調講演パワーポイント 技術依存、土木系公共事業依存は危険である 釜石の1200億円の巨大防潮堤、唐丹町の巨大堤防の存在は逆効果だったことがわかる(現地住民インタビューより) 破壊されるまえの釜石大堤防 出典:国土交通省、釜石港湾事務所 3.11で釜石の巨大堤防は下の写真のように粉々になっている。 無惨に破壊された釜石市湾口スーパー堤防 出典:Google Earth ※参考:青山・池田:三陸海岸 津波被災地現地調査 J壊滅した釜石巨大堤防 巨大堤防だけでなく、漁港などに設置されてきた堤防、防潮堤も下の写真のように破壊されていた。これは鉄とコンクリートだけでは、津波は防げないことを意味している。 釜石市唐丹町小白浜漁港の防波堤 撮影:青山貞一 2011.8.24 ※参考:青山貞一:繰り返す津波被害の半分は人災である? You Tube ◆津波と遡上高 津波と遡上高の関係 出典:社会実情データ図録 下は千葉、茨城、福島、宮城、岩手、青森の主要地点における津波の高さ。 津波の高さ 出典:社会実情データ図録 下は千葉、茨城、福島、宮城、岩手の主要地点における遡上の高さ。 津波の遡上高 出典:社会実情データ図録 以下は東京大学地震研究所 都司嘉宣氏らによる「三陸南部の調査結果」(津波高)である。 出典:東京大学地震研究所 都司嘉宣氏らによる「三陸南部の調査結果」 出典:東京大学地震研究所 都司嘉宣氏らによる「三陸南部の調査結果」 地盤沈下の変動量 以下は東北3県における地盤沈下の変動量である。地盤沈下でも岩手県南部及び宮城県北部で著しいことが分かる。 東北3県の地盤沈下の変動量 単位:m
以下は、2012年8月5日に実施した北海道泊原発立地域の地質調査時の写真。 小野先生(右)が要所で説明してくれました。左は海渡弁護士 泊町にて 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-8-5 小野先生が要所で説明してくれました。右は海渡弁護士 泊町にて 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-8-5 以下は北海道電力の泊原発。 岩内町から望遠で見た泊原発。撮影地点から約4kmの距離がある 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-8-5 泊原子力発電所の概要 とまりん館にて 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-8-5 つづく @ A B C |