メアリー・ステュアートの足跡を追って スコットランド2200km走破 ホリールード宮殿 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 2018年10月30日公開予定 独立系メディア E-Wave Tokyo 無断転載禁 |
スコットランド総目次へ ホリールード宮殿 ホリールード宮殿の内部・内装 聖ジャイルズ大聖堂 ジョン・ノックス牧師 ホリールードはメアリー・ステュアートが好んで使ったエジンバラにある宮殿です。メアリーは、英国国教会のジョンノックス牧師と何度も、ここで会って議論しましたが、ノックスは全くメアリーの言うことに対応せず、侮蔑の言葉をはくだけだったと記されています。 なお、前述のように、現在のエリザベス二世も、夏季にこのホリールード宮殿をよく使用しています。 ◆ホリールード宮殿(Palace of Holyrood)の概要 ホリールード宮殿は、スコットランドのエディンバラにある宮殿です。正式名称はホリールードハウス宮殿(The Palace of Holyroodhouse)です。1128年にデイヴィッド1世によって建てられた寺院が前身です。15世紀から、スコットランド国王夫妻の住居として使われてきました。 現在、宮殿はエリザベス2世の夏季の滞在地として使用されています。 女王不在の旗が揚がる宮殿正面 Source: Wikimedia Commons ホリールード宮殿トの位置 Source: Google Map ホリールード宮殿の寺院の庭園 出典:Royal Collection Trust ◆僧院(ホリールード寺院) 本稿の主な出典は Wikipedia です。 1128年にデイヴィッド1世が宮殿を建設させた地には、廃墟と化したアウグスティヌス派の寺院がありました。寺院では、かつて多くの戴冠式や王族の結婚式が挙げられていました。修道院の屋根の一部が廃墟のまま、現在も残っています。 寺院の礼拝堂は、イングランド王ジェームズ2世(=スコットランド王ジェームズ7世)の時代に、群衆により破壊されました。 ホリールード宮殿の寺院 出典:Royal Collection Trust 1691年、当時の新しいカノンゲイト教会は地元教会区の主教会として寺院にとってかわりました。現在、エリザベス2世はホリールード宮殿滞在の際、カノンゲイト教会で礼拝を行っています。 なお、“ルード”とは古い言葉で『十字架』の意味です。 デイヴィッド1世が森で狩りの最中苦難に遭遇したとき、角の間に光り輝く十字架を持つ牡鹿から命を救われたため、その場所に教会を寄進したという伝説があります。 ホリールード宮殿の庭園 出典:Royal Collection Trust ホリールード寺院の廃墟 Source: Wikimedia Commons ホリールード寺院の廃墟 Source: Wikimedia Commons つづく スコットランド総目次へ |