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2018年・東日本大震災・津波
復旧実態調査(宮城県中部編1)

七ヶ浜町沿岸4

青山貞一・池田こみち 
環境総合研究所顧問
掲載月日:2019年5月20日  最終公開日:2020年2月28日
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◆七ヶ浜町沿岸4

七ヶ浜町の住宅地


出典:グーグルマップ

◆被災を免れた高台の住宅地

 実は七ヶ浜町には、浸水もせず、津波の被害も受けなかった住宅地がある。上の地図の菖蒲田浜の背後にある高台の住宅地、汐見台南と汐見台、そしてその西に500mほど離れた笹山の団地である。


出典:グーグルマップ

 下は 汐見台から汐見台南にかけての風景である。3.11があった2011年9月に七ヶ浜町に現地視察で来た時も、ほとんど変わらない風景である。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29


出典:グーグルマップ・ストリートビュー 2013年4月

 汐見台一帯の高台住宅地は緑も多く、ゆっとりとした土地利用かつ低層住宅地できわめて秀逸である。七ヶ浜町では大きな浸水被害、津波被害を受けた地域に隣接してこのような住宅地があったのである。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29


出典:グーグルマップ・ストリートビュー 2015年8月


 理由は簡単、下の写真にあるように汐見台や笹山の住宅地は、海岸から15m~20m高台にあったことである。高台居住は津波対策の基本であるが、それを守って作られた素晴らしい住宅地である。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29

 下は菖蒲田海浜公園の駐車場から見た汐見台南の住宅地である。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29

 下のグーグルマップは韮山と笹山の住宅地の位置を示している。海岸線に近いにも関わらず高台にあることで津波、浸水の被害を逃れている。

 地図では下側の大きな住宅地が汐見台南、右上の小さな住宅地が笹山地区である。


出典:グーグルマップ

 七ヶ浜町には、韮山、笹山以外にも潮見台などの高台に住宅がある。地名が。。。山とか。。。台という地域は、まさに浸水、津波から逃れられる土地である。津波に対する天然の要害とでもいえる土地である。


 下は汐見台南の真下にある菖蒲田海水浴場のバス停である。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29

 バス停前で地元住民に3.11当日の話を詳しく聞く、池田こみち。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-6-29


松島町つづく