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   東南アジア最後の秘境 ミャンマー

インワへ(2)
To Inwa(Ava)

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2016年8月4日
独立系メディア E−wave Tokyo

無断転載禁
(58) 王朝が400年続いたインワへ  (59) インワへ(1)  (60) インワへ(2)
(61) インワの歴史  (62) 古都インワに到着  (63) 馬車で視察 残存城壁


 
翌日6月5日、この日も快晴です。

 今日はミャンマーで400年王朝がつづいたというインワ(Inn wa)というまちに日帰りで行きます。当初、モンユウというという豊富で秀逸な仏教遺跡があるまちに行くことを考えましたが、片道バスで3時間かかるというので、あきらめインワに行くことにしたのです。

 ホテルの窓から外を見ると、今朝も早くから朝市をやっています。

 いつものように屋上のレストランで朝食をとったあと、まずはインワ行きのピックアップバスが止まる場所まで徒歩で行くことにしました。先にちょっとだけ書きましたが、このピックアップバスというのは、トラックを改造し、簡単な屋根を付けたバスです。

 下はマンダレーの駅です。この駅を超えて西に行きます。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-6-5
 

 
下はマンダレーからインワへのルートです。自動車でも片道1時間以上かかります。

 途中、川があります。この辺には橋はなく、渡し舟を使うこととなり、最低で1時間半かかりそうです。



出典:グーグルマップ

 
盤の目の道路の途中に駅があります。迂回するのはかなり大変なので中を通過することにしました。下は駅の構内です。めったに電車や列車は来ないのですが、ミャンマー第二の都市だけあって中央駅は立派です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-6-5

 


 ひとつだけ頭にあったのは、インワは大きな川を渡る前でバスを降り、そのあとはサイカーという人力車かバイクで渡し舟がある場所まで行くことでした。

 下は地図ですが、確かに大きな旧イラワジ川の手前でバスを降りなければなりません。


出典:グーグルマップ

 そんな事お構いなしに、ピックアップバスはどんどん行きます。どうも、大部分の乗客は、インワの先のサガインまで行くようです。

 そうこうしているちに、バスは大きな川にかかる橋を渡っています。大きな声で Get off とどなっても、英語が分かるはずもなく、かわをわたってしまいました。

 さらに怒鳴っていると、周りにいる現地の人たちが、車掌のようなひとに、停めるように伝えてくれました。

 何とか降りることはできましたが、途方に暮れていると、近くに若い男性がたむろしている場所があるので、そこに行き、インワ、インワというと、そのうちの2名がバイク行ってもよいということになりました。ひとり500円です。

 下は旧イラワジ川にかかる大きな橋です。


出典:Wikipedia

 背に腹は代えられず、それぞれバイクに乗り渡し舟の発着所まで送ってもらうことになりました。

 下は、バイクに乗る池田です。なかなか似合っています。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-6-5

 
下の写真は長い橋を渡っているところです。

 
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-6-5 

 面白いと言えば面白いのですが、最初はどうなることかと思いました。分かったことは、外国人で自分たちでピックアップバスでここまでくるひとはいないことでした。

 外国人の多くは、一日帰りツアーで来るのです。おそらくその場合には、5000円以上かかるはずです。

 というのも、マンダレーからインワまでは、20数kmの車移動、渡し舟、そのあとは馬車による移動となります。

 私達はといえば、バス代が往復で100円、バイクが往復で300円、フェリーが往復で100円、馬車台が1時間半で1500円、合計で2200円です。降りる場所を間違ったためサイカー代のかわりにバイク代となりましたが、もともとは1900円程度です。

 それよりなによりも、かなりエキサイティングなツアーとなりました!

 下は先を行く池田のバイクです。


影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-6-5

 
かくして、何とか無事に船着き場に到着しました。

 下は渡し舟の船着き場です。出たばっかりだったので往復の切符を買って待ちます。



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-6-5


つづく