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バガンの黄金王宮(1)
Golden Palace of Bagan

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2016年月4日
独立系メディア E−wave Tokyo

無断転載禁
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 9:30近くになったので、タラバー門を視察後、王宮を拝観、視察することにしました。

黄金王宮 Golden Palace

 下はバガン王宮(黄金王宮)の入場チケットです。5000K=約500円です。残念ながらパンフレットもありません。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-6-7

 下の写真は、バガン王宮(黄金王宮)の入場係員と王宮を背景に撮影したものです。やはり公務員も例のロングの巻きスカートをはいていますね。

 これはビルマ語で「ロンシー」といい、ミャンマー国内では誰でも普通に皆これをはいて過ごしているようです。

 池田が値段を調べてみましたが、数100円と大変リーズナブルです。


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900 2016-6-7

 黄金宮殿の建築物は、いすれも復元、レプリカなのですが、マンダレーの王宮に比べるとバガンの王宮はすべて金色で派手ですね。

 ここまでやるか! という感じです。ただ、黄金のパゴダが常識の国ですから王宮が黄金でも何らおかしくはないと思います。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-6-7

 どうでしょう! 以下がバガン黄金王宮(宮殿)の主要部です。一階ホール部分の高さが異常に高いのが気になります。一方、尖塔は真ん中のものが七層ですが、両脇の小さな尖塔は五層となっています。いずれも奇数です。

 帰国後、少し調べえたところ、 「一、三、七という奇数、すなわちこの割り切れない数は、割り切ることのできる相対の世界よりも、どうしても割り切れない絶対の世界をめざす仏教の世界を象徴しています」とありました。

 確かに、「死亡した翌年の祥月命日(死亡した日と同月同日)が一周期、その翌年が三回忌、そのあとは七、十三、十七、二十三、二十七、三十三、三十七五十、百回忌の順となります」ね。「年忌または年回法要と呼びますが、三回忌以降の数え方がよく誤解されます。つまり、一周期だけを満で数え、それ以外は死亡の年を入れて「かぞえ」となっているとか。 


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900 2016-6-7

 このバガンの黄金宮殿の配置図や平面図を帰国後いろいろ調べ、探してみましたが、今のところありません。もともと入場時の半券は冒頭に示した通り、何も書かれていません。

 仕方なく、とりあえずグーグルアースの衛星写真で以下をつくってみました。つくってみた、といっても拡大して切り取っただけです。ただし、方位は90度左に回してあります。また右側が入口です。私が入り口の係員と3人で撮影したのは、以下の写真の右の中央あたりです。

 実際に、入口から入って直ぐのところで前方を見ると、この王宮は左右対称に見えますが、以下の写真で見ると必ずしもすべてがシンメトリーとなっている訳ではないようです。


出典:グーグルアース

 下は黄金王宮の中心的な建築物です。

 マンダレーの王宮同様、七層の塔はじめほぼすべてが黄金のホールとなっています。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-6-7

 下がその七層の塔です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-6-7
 
 下はメインホールですかね?


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900 2016-6-7

 下を見てください。全部が金色です。数1000のパゴダと言い、この黄金宮殿と言い、往時のバガンの繁栄がしのばれますね。ただし、池田が調べたところ、この黄金宮殿は往事のものを復元したものではなく、レイアウトだけでなく、アーキテキチャーもかなり違うもののようです。

 この辺がユネスコの世界委員会から世界文化遺産登録を拒否される理由の一つなんでしょう。しかし、バガンには何しろ2500もの仏塔、寺院、僧院、王宮などがあるので、そのうちのいくつかにその種の疑義があったからといって、遺産登録を全面的に拒否されるのはいかがなものかと思います。

 とはいえ、下は七層の塔と主堂です。メインホールは沢山の高い柱があります。柱の高さは10mほどあるように見えます。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-6-7


つづく