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◆立秋の上信越高原を行く 2008.8.7-8.9 8.12.-8.14 ①野反湖に再び挑戦 ②野反湖の自然景観 ③野反湖の高山植物 ④バラギ湖の自然景観 ⑤バラギ湖の高山植物 ⑥白根山に登る ⑦弓池畔と湿原を歩く ⑧浅間大滝を体感する ⑨高原野菜を食べる ⑩白糸の滝を体感する ◆関連ブログ 環境総研 北軽井沢研究室周辺の大自然（野反湖） 環境総研 北軽井沢研究室周辺の大自然（白根山） 環境総研 北軽井沢研究室周辺の歴史資源（草津町） 青山貞一：自然・景観と歴史・文化を破壊する八ツ場ダム⑤ ２００８年の８月７日から９日は学部、８月１２日から１４日は大学院の学生を連れ、青山ゼミの北軽井沢合宿を行った。 ここでは、長野原町の「不動の滝」を紹介したい。  ８月１３日の午前中、長野原町の八ツ場ダム建設工事の現場を視察した。長野原町の不動の滝は、八ツ場ダムによって水没する予定の川原湯温泉から１ｋｍの近さにある落差約５０ｍの滝である。 川原湯温泉から約１ｋｍ西に行くと前方に下の写真にあるように、ハツ場ダム工事現場のひとつであるつくりかけの道路用橋梁が見えてくる。  途中、道炉端に道祖神に出会う。  撮影：青山貞一、Nikon Cool Pix S10、2008年8月 下は長野原町による不動の滝遊歩道入り口の案内板である。「自然を大切にしよう」とあるが、自然をもっとも大切にせず、破壊しているは公共工事であることがむなしい！  不動の滝遊歩道入り口 撮影：青山貞一、Nikon Cool Pix S10、2008年8月 遊歩道は下の写真にあるように、かなりの数の階段を上るところから始まる。  撮影：青山貞一、Nikon Cool Pix S10、2007年8月 階段を上りきると、江戸時代の天明年間に建立された以下のお堂がある。  撮影：青山貞一、Nikon Cool Pix S10、2008年8月 筆者。お堂の前の灯籠の近くで。  撮影：池田こみち、Nikon Cool Pix S10、2008年8月 お堂から不動の滝までは以下のような約１００ｍの渓谷の遊歩道。２００８年８月の合宿は好天に恵まれ写真のようにすばらしいみどりの回廊のなかを不動の滝までトレッキングした。  撮影：青山貞一、Nikon Cool Pix S10、2008年8月 不動の滝に数１０ｍのところで下の写真のような橋桁の工事現場に出会う。必要性、妥当性、正当性いずれも乏しい八ツダム建設によって首都圏有数の温泉(川原湯温泉）が水没し、不動の滝のような名勝が見れなくなるのは至極残念である。  不動の滝側みた工事中の橋桁 撮影：青山貞一、Nikon Cool Pix S10、2008年8月  群馬県吾妻郡長野原町の「不動の滝」 撮影：青山貞一、Nikon Cool Pix S10、2007年8月  群馬県吾妻郡長野原町の「不動の滝」 撮影：青山貞一、Nikon Cool Pix S10、2007年8月  不動の滝を背景に。環境法ゼミの大学院生 撮影：青山貞一、Nikon Cool Pix S10、2008年8月 津道の滝見学後は、いつも近くにあるトヨダ乳業によってビン入りのコーヒー牛乳を一気に飲む。これがまたおいしい。  トヨダ乳業にて 撮影：青山貞一、Nikon Cool Pix S10、2008年8月  トヨダ乳業で牛乳のを飲む学生 撮影：青山貞一、Nikon Cool Pix S10、2008年8月 それにしても、八ツ場ダム建設工事を間近で見ると、巨額の税金を投入し、ほとんど治水、利水、親水のいずれも意味の無い事業であるかが分かる。 逆に地域にとって希有な環境資源である自然と景観、を破壊し、さらに地域住民の生活や川原湯温泉のような歴史的文化的遺産を根こそぎ破壊するこの種の公共事業や工事を官僚と御用学者と業者にまかせていると日本自体が沈没することがよく分かる。すにで、日本社会は「官僚社会主義」国家である！！ つづく |
