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世阿弥と日蓮の足跡をたどる佐渡の旅
正法寺1

青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda
2018年9月18日公開
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佐渡現地視察総合目次

 正法寺①    正法寺②世阿弥元清供養塔


 打祭という蕎麦屋で昼食をとった後、私たちはそのすぐ近くにある正法寺に向かった。 


出典:グーグルマップ

正法寺の住所:〒952-1212 新潟県佐渡市泉甲504

 ちょうど正法寺にについたころ、大粒の雨が降ってきた。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

正法寺(しょうほうじ)
 「ろうそく能」で知られる世阿弥ゆかりの寺


 1324年、和泉村城主・本間家の菩提寺として建立。世阿弥の配所としても知られ、お腰掛け石が残っています。鎌倉後期作とされる寺宝「神事面べしみ」は、県内最古の面。世阿弥が雨乞いの舞に使ったと伝わります。「本堂」「観音堂」「山門」なども国の登録有形文化財。6月には蝋燭の灯りによる「正法寺ろうそく能」がおこなわれます。

出典: さど観光ナビ


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


出典;さど観光ナビ


◆正法寺 佐渡の文化財

国登録 有形文化財  正法寺しょうぼうじ
登録種別(員数) 建造物(6棟)
登録年月日 平成23年7月25日
所在地 佐渡市泉
 所有者または管理者 正法寺
正法寺は曹洞宗の寺院で、世阿弥ゆかりの寺として知られる。境内北寄りに南面して建つ本堂は、入母屋造桟瓦葺で、正面に一間向背を付け、背面中央に開山堂を設けるなど、近世曹洞宗本堂の一例となっている。本堂の西南に東面して建つ観音堂は、入母屋造桟瓦葺で、内陣に壇を備える

 本堂の南側には土蔵2棟と鐘楼が配され、境内の景観を整える。護国蔵は宝形造桟瓦葺で、中央に仏壇を置き、その周囲に経典棚を設ける。鐘楼は入母屋造、桟瓦葺で、方一間吹放ちの安定した外観になっている。境内の南端に建つ山門は切妻造桟瓦葺の四脚門で、本柱間の龍彫物や木鼻の霊獣の彫刻など、表情豊かに装飾されている。

出典:佐渡市



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

正法寺 山門

登録種別(員数) 建造物(1棟)
登録年月日 平成23年7月25日
所在地 佐渡市泉
所有者または管理者 正法寺
 境内南面に開く四脚門。切妻造桟瓦葺、正面軒唐破風付。本柱を円柱、控柱を方柱とし、本柱を棟木まで延ばす。虹梁や貫で軸部を固め、平三斗を置き、海老虹梁で繋ぐ。二軒繁垂木。本柱間虹梁上に龍、虹梁や木鼻に霊獣の彫刻を施すなど、表情豊かな装飾をもつ。建築年代は江戸後期とされる。



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

国登録 有形文化財
正法寺 護国蔵

登録種別(員数) 建造物(1棟)
登録年月日 平成23年7月25日
所在地 佐渡市泉
所有者または管理者 正法寺
 本堂の南方、参道に西面して建つ。方5.0メートル、宝形造桟瓦葺、向拝一間。外壁は漆喰仕上の大壁造とし、内部は真壁で、板敷、根太天井。中央に仏壇を構え、その側・背面を経典棚とする。軒は台輪上三斗組、中備蟇股。二軒半繁垂木。江戸期の標準的規模の経蔵である。宝永元年(1704)の建築であるが、寛政7年(1795)と明治30年(1897)に改修が行われている。
国登録 有形文化財


正法寺 蔵

登録種別(員数) 建造物(1棟)
登録年月日 平成23年7月25日
所在地 佐渡市泉
所有者または管理者 正法寺
 本堂と護国蔵の間に東西棟で建つ。桁行5.5メートル、梁間4.5メートル、置屋根形式の切妻造桟瓦葺、1階北面に下屋を設け出入口とし、2階南面に窓を穿ち、それぞれ掛子塗の両開戸を吊る。外壁は腰を板張とした漆喰仕上で、開口部まわりを鳥居形に造り、寺紋を飾る。享和2年(1802)の建築で、明治30年(1897)
に改修されている。
国登録 有形文化財



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

国登録 有形文化財
正法寺 鐘楼

登録種別(員数) 建造物(1棟)
登録年月日 平成23年7月25日
所在地 佐渡市泉
所有者または管理者 正法寺
 観音堂の南に位置する、方一間吹放ちの鐘楼。南北棟の入母屋造桟瓦葺。石積
基壇上に礎石を置き、方柱を内転びにたて、貫や台輪で固め、三斗組とする。中
備は蟇股または蓑束。天井は格天井で格間に絵を描く。二軒半繁垂木。安定した
外観の小規模鐘楼である。文政3年(1820)の建築で、明治31年(1898)に改修
されている。


つづく