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世阿弥と日蓮の足跡をたどる佐渡の旅

日蓮聖人大銅像

青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda
2018年9月18日公開
独立系メディア Media E-wave Tokyo  
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佐渡現地視察総合目次 


 佐渡滞在2日目(2018年8月16日)の早朝、私たちは両津湊の旅館からほど近い場所にある日蓮聖人大銅像を視察すべくで旅館を出発した。

 しかし、8月16日の朝は、強い雨で空もどんよりと暗い。下はグーグルマップだが、日蓮聖人大銅像は両津の北北西にあり、私たちもそのすぐ近くまで到達していたはずだが、結局視察は断念せざるを得なかった。


出典:グーグルマップ


出典:グーグルマップ



出典:根本寺公式Web


 最終日の夕方に根本寺を参拝したが、その中で以下の「佐渡ヶ島 日蓮聖人大銅像建立」として、大銅像を建立する際の記述と写真があったので、次回に間違いなく視察するためにも掲載したい。

日蓮宗立教開宗七五〇年慶讃事業
  「佐渡ヶ島 日蓮聖人大銅像建立」にあたって



 出典:根本寺公式Web

 この事業は、全国の日蓮宗宗徒の思いを集結し、霊跡佐渡の地に日蓮聖人の大銅像を、立教開宗記念として建立することを決意致したことから始まりました。

 去る平成十年十月二十七日、二十八日、全国日蓮宗青年会委員長として「佐渡伝道」の名の下に佐渡島内にて会員と共に唱題行脚を展開しました。その後、なんと新潟県佐渡郡の本宗信徒より土地寄進の申し出があったのです。

 土地の広さは約二八〇平方メートルで、両津港に面する山の中腹(新潟県両津市加茂歌代字百成)に所在。現在の道路(大形バス通行可)から土地までは三〇メートル前後で両津港からは車で約十分の所にあります。

 寄進者としては「法華経の布教そして日蓮聖人のためにこの土地を活用して頂きたい」ということでした。

 日蓮聖人は文永八年(一二七一)九月十二日の龍口法難によって佐渡の地に配流となられました。そして二年余りに及ぶ佐渡での過酷な生活の中で、今日の日蓮宗の御本尊となっている大曼荼羅の始顕をはじめ開目抄や本尊抄といった多くの著述をなされました。

 即ち、佐渡の地は立教開宗以来培われた日蓮聖人の大いなる思いが溢れだした聖地であり、その魂魄が留まっているのです。是非ともこの地に日蓮聖人を象徴するものを建立したいという思いが日に日に強くなって参りましてこの佐渡銅像建立委員会を平成十二年七月十二日に立ち上げた次第です。

 その後、周辺地を寄付される方も現れ、隣地の地権者も賛同され、また全国の日蓮宗寺院のご住職や僧籍を持つ方々の暖かいご支援を賜り(信徒含め約二千名)ここに世界一大きな日蓮聖人銅像がお姿を顕現しました。

 さて、いよいよ落慶の日が近づいて参りました。多くのご参拝をお待ち申し上げ、さらなる建立の趣旨へのご理解をお願い致します。

 出典:根本寺公式Web


世界一大きい日蓮像

「日蓮宗開宗750年慶讃事業」として、全国3,000人を超える僧侶・信徒の協力で建てられた銅像です。両津湾を背に、釈迦の生まれたインドの方角に向かって建つ姿は、高さ約13m、台座を含むと26m。ゆかりの地・佐渡にふさわしい威厳に満ちた姿でそびえ立ちます。


佐渡配流中に『開目抄』、『観心本尊抄』など代表作を表しました
出典:さど観光ナビ


日蓮聖人の聖地、佐渡にそびえ立つ金色の立像
出典:さど観光ナビ

 以下は北陸中日新聞の関連記事。




つづく