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みんなのメディア作戦会議

第2弾 参加記
 

青山貞一 Teiichi Aoyama
 22 Feb. 2009

独立系メディア「今日のコラム」


青山ブログ版


 2009年2月21日午後2時より、立教大学8号館にて  


 みんなのメディア作戦会議 第2弾
   〜政財官の癒着を断ち切る秘策があった!
    自分たちの代表を審議会に送り込もう!〜

が、ComRights(コミュニケーションの権利を考えるメディアネットワーク)の主催で開催された。

◆案内ビラは以下参照
  http://eritokyo.jp/independent/aoyama-co11922.html

 私もパネル討議者のひとりとして参加してた。昨日は立教大学8号館の大階段教室を使い、またインターネットによるライブの全国中継も行われ、会場外からの質問を多く出されパネリストがそれに応えるという試みも行われた。

 会議では、主催者ComRightsの白石草(はじめ)さんの挨拶及び開催趣旨の説明の後、まず日隅弁護士による問題提起からはじまった。池田さんは政府が来年以降に立法を予定している情報通信法案がもつさまざまな危険性についても指摘された。

ComRightsの白石草さん


◆問題提起::日隅一雄(弁護士・NPJ代表) 

         「政財官を断ち切る秘策・
         英国任命コミッショナー制度とは」(仮)



 日隅弁護士の問題提起と提案を受け、以下のメンバーで徹底討議を行った。

 公職任命コミッショナー概略(pdf)  ヤメ蚊ブログ



 そを受けパネル討議を行う!



◆パネリスト: 以下敬称略

服部孝章(立教大学教授)


青山貞一(武蔵工業大学・大学院教授)
 ※大学名はその後東京都市大学に変更になりました! 


醍醐 聰(東京大学・大学院教授)


三井マリ子(女性政策研究家) 


中野真紀子(デモクラシーナウ!日本代表)

      
 パネルの各氏からは今更ながら、日本の審議会制度がもつ課題が浮き彫りにされ、同時に省庁独立行政法人、委員会などがもつ「政」「官」「業」「学」「報」の隠れ蓑の実態があらわにされました。さらに独立行政法人など政府系外郭団体についても高額の報酬、退職金、渡りの実態、そしてどのようにして、なぜ役員が選ばれるのかについて話された。

 昨日はメディア、放送関係者が多かったこともあり、事例では立教大学の服部先生が放送関連審議会、東大大学院の醍醐先生が情報通信審議会や政府財政諮問寛喜関連審議会、私が電波監理審議会を対象に具体的実態、課題についてそれぞれ詳細に報告した。

 また三井氏からはご自身が豊中市の団体の長に全国公募推薦で受かり就任したものの、その後、理事会で解雇された事例をもとに公職者選出のあり方についてのご持論を披露された。さらに中野氏は米国のFCC(連邦通信委員会)の組織実態実態と課題についての報告があった。

 議論では政府による御用学者(委員)の選任方法、省庁外郭団体の長の選任方法に関連し、日隅弁護士が英国の任命コミッショナー制度を詳しく紹介し、政策提言され、それを受け後半で隠れ蓑で現状を追認するこの種の御用組織をどうするかとともに、日本の風土、官僚制度と実態を元に、どうすれば現状を改革できるか、について徹底議論しました。

 さらにインターネットを見ていた前半115名、後半15名ほどの方々を含め質疑応答を行われました。 たまたま私の環境総合研究所の同僚、鷹取氏がインターネットで会議を聴取しており、質問を出され、それが会場で披露され、私たちがそれに答えるなど、今までにないすばらしい会議となったた。



 なお、みんなのメディア作戦会議 は今後、三回、四回と開催する予定とのことだ。

 率直な感想として、大変有意義な会合であったが、今はさまざまな状況が政策提言を生かす絶好のチャンスであることもあり、次回からはぜひ、国会議員や政策秘書などの参加を期待したい。

 以下は青山配布資料から








「審議会革命」英国の公職コミッショナー制度に学ぶ

 <みんなのメディア作戦会議 第2弾>の開催をめどに日隅一雄さんと現代書館が発刊準備してきました「審議会革命」英国の公職コミッショナー制度に学ぶ が刊行されました。

 一冊1000円で書店で購入可能です。
 ぜひご一読ください。

 日隅一雄翻訳、青山貞一監修
 「審議会革命」英国の公職コミッショナー制度に学ぶ
 現代書館 発刊!!



 
書評