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2018年・東日本大震災・津波
復旧実態調査(宮城県南部編)

亘理町沿岸1


青山貞一・池田こみち 
環境総合研究所顧問
掲載月日:2019年5月20日 2020年3月11日第2次公開
 独立系メディア E-wave Tokyo
無断転載禁
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調査の内容と方法 基本データ  山元町1 山元町2  
亘理町1 亘理町2 亘理町3 亘理町4 亘理町5 岩沼市1 岩沼市2


◆宮城県亘理町沿岸1



出典:東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会配付資料

 宮城県山元町の沿岸域の次は、亘理町の沿岸域である。


出典:グーグルマップ


出典:グーグルマップ

 以下は亘理町の概要です。山元町同様、太平洋に面する自治体であり、東日本大震災による津波によって沿岸域では大きな被害、影響がでている。


出典:Wikipedia

 以下は亘理町の東日本大震災、津波による人的被害及び住宅被害の実態である。

人的被害(平成25年1月31日現在)
 死者 306人
  (災害関連死亡18人、認定死亡13人を含む)
 257人(町内で発見された遺体数)
 遺体未発見者 6人(認定死亡13人中)
 負傷者 45人(重傷2人、軽傷人43人)
 救助者 2,796人(避難所からの救助を含む

住家被害(平成25年1月31日現在)
 ・地震被害によると思われるもの
 全壊 99棟 大規模半壊 63棟
 半壊 290棟 一部損壊 2,164棟
 ・津波被害によるもの
 全壊 2,469棟 大規模半壊 222棟
 半壊 630棟 一部損壊 284棟
 ・合計(総被害棟数:6,221棟)
 全壊 2,568棟 大規模半壊 285棟
 半壊 920棟 一部損壊 2,448棟

 以下は亘理町公式Webにおける亘理町の被害・避難状況である。
 
 平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋地震による亘理町の状況をお知らせします。

(平成24年6月4日現在)
・死者数
 亘理町内で発見された遺体数 257人
 亘理町民の死亡者数 306人(他市町で亡くなった方、震災関連死、死亡届
  のあった遺体未発見含む) 
 負傷者 44人
・火災
 1件
・避難者(待機者)数
 亘理町内の避難所・一時待機所は、すべて閉鎖されました。

・避難所の状況
 亘理町働く婦人の家一時待機所(平成23年7月31日で閉鎖しました)
 亘理中学校避難所(平成23年7月3日で閉鎖しました)
 亘理小学校避難所(平成23年6月19日で閉鎖しました)
 亘理高校避難所 (平成23年6月19日で閉鎖しました)
 吉田小学校避難所(平成23年6月12日で閉鎖しました)
 逢隈小学校避難所(平成23年6月17日で閉鎖しました)

 以下は、亘理農業改良普及センター調べによる農地、農業関連被害です。

亘理町農地関連被災状況
 農地浸水面積2,711ha(耕地面積3,450ha)
 農業施設関係被害額1,542億円
 被災いちご農家戸数230戸(震災前251戸)
 楊排水機場被災箇所35か所


 なお、亘理町には、以前(2012年)、震災瓦礫(がれき)を大規模に焼却する施設(焼却炉)が沿岸域に設置され稼働したときに、現地視察している。

◆宮城県亘理ブロック(亘理町)がれき焼却炉

 下の写真は、宮城県亘理ブロック(亘理町)がれき焼却炉時の青山貞一です。


宮城県亘理ブロック(亘理町)がれき焼却炉前の青山貞一 
撮影:池田こみち、Nikon Coolpix S10 2012-11-25

 下は、宮城県亘理ブロック(亘理町)に設置、稼働していた「がれき焼却炉」です。


宮城県亘理ブロック(亘理町)仮設がれき焼却施設(5炉) 
撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S8  2012-11-25


亘理町2つづく