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シルクロードの今を征く

Now on the Silk Road


大唐西市博物館 視察26

馬俑(家畜人形陶器)

(Xi'an 中国)

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2015年1月22日 更新:2019年4月~6月 更新:2020年4月1日
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 本稿の解説文は、現地調査や現地入手資料、パンフなどに基づく解説に加え、百度百科中国版から日本への翻訳、Wikipedia 日本語版を使用しています。また写真は現地撮影以外に百度百科、Wikimedlia Commons、トリップアドバイザーさらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビュー、百度地図などを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名を記しています

大唐西市博物館視察26



馬俑(家畜人形陶器)

馬(家畜・運送・馬車・飼料など)

撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900



三花馬(三つの鬣の飾りをつけた馬)
撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900



唐代马具马飾=唐代馬具馬飾(唐代の馬具と場飾の名称)
撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 右端:五足熏炉(复制品)=五足熏炉(複製品)

 右から二つ目鳥をもつ男性:调鸟男立俑=調鳥男立俑(鳥を手懐ける男の立俑)

 その右の立った男性   :绿釉持物男立俑=緑釉持物男立俑
              (緑色釉薬を用いた手に物を持った姿で立つ男性の俑)
 
 その右の馬に乗った女性 :彩絵戴帷帽骑马女俑=彩絵戴帳帽騎馬女俑
             (色絵のたれ絹のある帽子をかぶった女性の騎馬俑)

 その右の馬に乗った女性 :彩絵戴笠帽骑马女俑=彩絵戴笠帽騎馬女俑
             (色絵の笠と帽子をかぶった女性の騎馬俑)

 一番左の緑色鳥形の壺  :三彩灵龟穿带壶=三彩霊亀穿帯壺(さんさいれいきせんたいつぼ)
              (唐三彩製の神話に登場する亀の穿帯壺)

 注)霊亀(れいき) Wikipedia
  霊亀(れいき)は、古代中国神話等に登場する怪物の一種とされ、四霊の一つにあげられ
  ている。中国神話等では、背中の甲羅の上に「蓬莱山(ほうらいざん)」と呼ばれる山を背
  負った巨大な亀の姿をしており、蓬莱山には不老不死となった仙人が住むと言われている。
  東洋の神話等においては、亀は千年以上生きると強大な霊力を発揮し、未来の吉凶を予知出
  来たのではないかと言われており、霊亀もまた千年以上を生きた亀が強大な霊力を得た事で
  変異・巨大化したのではないかと言われている。 

 注)穿帯(せんたい)
  穿帯壺は耳にに裳を通して下げるような壺で、携帯用の酒瓶など。
 穿帯耳はその紐を通すための耳で、壺の肩部にあって、孔をあけたものです。
 中国の穿帯壺には、方形も円形もあるようで、その製は古礼の投壺の壺に習い、足際に二つ
 の横孔があるのもあるようで、うちに釉を掛けたのもあるようで、すべて単色釉をかぶって
 います。概ね官窯によるもので民窯は非常に少ないようです。
 (2011年6月28日、by Yoshihisa Tsuruta 『陶器集解』『飲流斎説甕』
 https://turuta.jp/story/archives/9185)



撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900




撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900



撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900



撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900




撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

  外来種の各時代の中国語表記 “胡”、“蕃”、“洋”

  胡:古代中国で、北方・西方の異民族の称。漢代には匈奴(きょうど)をさした。

  蕃:未開の異民族、外国

  洋:外国。世界の二大文化圏。西洋のこと。




粉彩骑马乐俑=粉彩騎馬楽俑(パステルカラーの馬に乗った楽隊の俑)
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


視察27つづく