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   東南アジア最後の秘境 ミャンマー

アトゥマシー僧院(1)
Atumashi Monastery

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2016年8月4日
独立系メディア E-wave Tokyo

無断転載禁
(46) 王宮から北東の僧院群へ (47) シュエナンドー僧院(1) 
(48) シュエナンドー僧院(2)  (49) シュエナンドー僧院(3)
(50) アトゥマシー僧院(1)  (51) アトゥマシー僧院(2)


  次は アトゥマシー僧院 (Atumashi Monastery) です。

  シュエナンドー僧院の西隣にあります。シュエナンドー僧院を出ると左にすぐに見まえます。


出典:グーグルマップ

 この僧院は、マンデレーの王朝のミンドン王がつくった最後の巨大な仏教施設です。

 下は円形から撮影した アトゥマシー僧院 です。巨大で華麗な僧院ですが、外見は全体がパゴダのようにも見えます。。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-4 Mandalay

 
以下はグーグルマップの衛星写真で見たアトゥマシー僧院です。


Source: Google Map

 
下は1880年代のアトゥマシー僧院(Atumashi Monastery)です。


Source: English Wikipedia

 
下は現在の僧院です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-4 Mandalay

 下は僧院への入り口です。池田は裸足でいますが、この大理石の床は、白い部分はまだしも、黒い部分は太陽熱を蓄熱してものすごい熱さです。

 到底、長い間立っていることはできません。



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-4 Mandalay



撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-4 Mandalay



This photo of Atumashi monastery is courtesy of TripAdvisor

 下は僧院のテラスです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-6-4 Mandalay


 以下はアトゥマシー僧院の概要です。


 アトゥマシー僧院 は、ミンドン王の最後の宗教建築プロジェクトの一つです。“pyatthat”と呼ばれる層をなした木製の尖塔、または、ビルマの伝統的な僧院の建物のデザインである多層屋根のかわりに、アトゥーマシ僧院は5層の四角いテラスが取り巻く構造となっていました。
 
 内部には莫大なお金をかけてつくった、漆塗りで絹をまとった高さ9m(30フィート)の貴重な仏像が安置されています。

 その仏像の額には巨大なダイヤモンドがはめ込まれています。また、4巻からなる完全な形の仏教経典(パーリ語の聖典とサンスクリット語の聖典)がチーク材で創られた箱に納められていました。しかし、1890年の大火によってアトゥマシー僧院の貴重な文物はすべて焼失
してしまいました。

 それから数年後、アトゥマシー僧院の廃墟は、炭化したチーク材の柱を含め、大きな階段や列柱で支えられた壁など、あらゆる(貴重な)素材が倒れ風雨にさらされることになりました。アトゥマシー僧院の再建は、1990年代に入って漸く緒に就いたのです。

 ビルマの考古学担当部署は、囚人を労働者として駆り出し、1996年に再建に着手しました。アトゥマシー僧院の再建は感動的に見えますが、総研当初の壮大な建築物の再建には遠く及ばないものでした。


つづく