東南アジア最後の秘境 ミャンマー バガンの位置 The geographical location of the Bagan 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 掲載月日:2016年8月4日 独立系メディア E−wave Tokyo 無断転載禁 |
(72) マンダレーからバガンへ(1) (73) マンダレーからバガンへ(2) (74) マンダレーからバガンへ(3) (75) バガンのホテル (76) バガンの位置 ◆バガンの地理的位置と他都市からの移動手段 まず最初にバガン(Bagan)の地理的な位置について確認しましょう。下の地図は、ミャンマーにおけるバガン、マンダレー、ヤンゴンの位置です。 ヤンゴンからバガンは直線距離で約700km、マンダレーからバガンは直線距離で約290kmです。一般的には、ヤンゴンとバガンは国内線の飛行機が1時間ちょっとで便利ですが、料金はかなり高額(1万4000円前後)です。 バガン、マンダレー、ヤンゴンに共通に関わるのは、エーヤワディ川(旧イラワジ川)です。ヤンゴン、バガンを船で移動するのは無理でも、マンダレーとバガンの間には現在でも船が行き来しています。 しかし、船旅は大変時間がかかるので、マンダレーとバガンはバスによる移動が一般的となります。OK社のミニバスなら、ホテルとホテルのドア・ツー・ドアを800円で移動してくれます。一方、船はクラスにもよりますが、5000円前後かかります。 ということで、マンダレーからバガンへの移動は、間違いなくOK社のミニバス利用がベストと思えます。下はOK社のミニバスです。、 出典:OK bus Mandalay to Bagan このミニバスは大別して、ホテルとホテルを結ぶタイプと、ターミナルとターミナルを結ぶものがあります。値段は高くなりますが、前者の方がはるかにGoodです。 出典:グーグルアース 下の地図は、マンダレーからバガンにバスで移動するときに使ったものですが、青い太い線がエーヤワディ川(旧イラワジ川)です。しっかりと両都市は船でも行き来できるのです。今回は訪問しませんでしたが、モンユワとバガンの間でも船が行き来しています。 出典:グーグルマップ ◆Old Bagan (オールドバガン) 下はオールドバガンを中心に置いた地図です。赤い線がかつての城壁の跡であり、現在、考古学的保全地区となっています。私たちのホテルはその考古学的保全地区の左下にあります。地図にThande Hotel Old Bagan (オールドバガンのタンデ・ホテル)とある場所です。 ただし、考古学的保全地区は、オールドバガンを中心とした13km×8kmの範囲をさし、北はNyaung U、南はNew Baganを含み、イラワジ川の曲がったところ(蛇行したところ)に位置する上ビルマの平原に広がっています。 ホテルのすぐ西には、大河、エーヤワディ川(旧イラワジ川)が洋々と流れています。この川は大降雨時には、氾濫し大きな被害を流域にもたらすようですが、この大河は、モンスーンで三毛作を可能とする水利上のもととなっているのです。 出典:グーグルマップ 今回の旅行では、マンダレーかバガンまで約5時間のバスで移動し、オールドバガンのホテルまで来ました。このホテルからは、バガンの数ある寺院、パゴダの中で必見といわれるアーナンダ寺院、スラマニ寺院はじめ主な寺院やパゴダまで、徒歩や自転車それに一部馬車で移動しました。 何しろ、上の地図の草原の中に5000もの仏教遺跡(寺院、パゴダ)があることを想起していただければ、いかに壮大なものであるかがわかるというものです。 下は上の地図の部分拡大です。 現在、城壁は一部の門(ゲート)以外残っていませんが、オールドバガンの区域の中心地といえます。 一方、主なパゴダは示されていますが、実際には下の地図のパゴダのおそらく10倍以上存在しているはずです。 出典:バガンのホテルが出している地図 下は夕日のなかにたくさんのパゴダが見え隠れするバガンの風景です。 出典:Bagan English Wikipedia つづく |