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真夏の碓氷峠遺産探訪

信越本線碓氷線 G提案

青山貞一 池田こみち

30  August 2010
独立系メディア「今日のコラム」
無断転載禁

<目次>
真夏の碓氷峠遺産探訪〜信越本線碓氷線 @歴史  
真夏の碓氷峠遺産探訪〜信越本線碓氷線 A橋梁 
真夏の碓氷峠遺産探訪〜信越本線碓氷線 Bトンネル 
真夏の碓氷峠遺産探訪〜信越本線碓氷線 C変電所
真夏の碓氷峠遺産探訪〜信越本線碓氷線 D技術 
真夏の碓氷峠遺産探訪〜信越本線碓氷線 E設計 
真夏の碓氷峠遺産探訪〜信越本線碓氷線 F文化 
真夏の碓氷峠遺産探訪〜信越本線碓氷線 G提案 
真夏の碓氷峠遺産探訪〜信越本線碓氷線 H補遺

◆具体的政策提言をひとつ!

 このところ、はからずもそれらの地域の歴史、文化遺産に接する機会が増え、経済の論理一辺倒でなく、歴史、文化、環境を残しながら、地域経済の活性化にも結びつけることの大切さを改めて思い起こしてみる必要があると強く感じている。

 たとえば、すでに私たちは何度も政策提言しているが、既存の高速道路も米国のように無料化するだけでなく、多くの一般道路と相互乗り入れができるようになれば、今までただ通り過ぎていたちいさな町や村に足を伸ばし、歴史や文化、環境との接点が多くなる。また、そこにある旅籠や温泉宿に宿泊し、のんびり地元の食材を使った料理に舌づつみをうつ楽しみも増えるだろう。

 現状がどうかと言えば、下図にあるように上信越自動車道には横川サービスエリア(SA)はあるもののランプはない。その結果、高速の長野道は横川駅の「アプトの道」の起点近くを通りながらアクセスできない。きわめておかしなことだ。





 具体的には上信越自動車道の横川SAから一般道に車が出られるようにすればよい。すでに同じ上信越道の佐久平SAでサービスエリアから一般道に出る方策がとられている。ぜひ、実現してほしい!
 
 小さいことかも知れないが、高速道路のランプや鉄道の駅をつくることひとつをとってみてもそれは「歴史」や「文化」的配慮なしに考えられないのではなかろうか。


出典:青山貞一、CoolPix S8 2010.8.15が撮影した写真をもとに筆者が独自に作成した