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増上寺・寛永寺の灯籠

世田谷区の実相院に17基 (3)

青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda
December 26 2017
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1.はじめに        2.ハードな歴史修正主義?  3.実相院紹介 
4.実相院の歴史      5.実相院の境内、伽藍   6.灯籠現地調査  
7.刻印確認調査@   8.刻印確認調査A    9.刻印確認調査B  
10.刻印確認調査C  11.調査結果    12.全体コメント



徳川家の紋章 
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2014-11-12

3.実相院 紹介 

 ところで、今日訪問した寺は、東京都世田谷区の中心部にある実相院(鶴松山実相禅院)です。曹洞宗の寺院です。

◆場所

 地番は、東京都世田谷区弦巻三丁目29番6号です。最寄り駅は、東急世田谷線の上町、徒歩で約8分です。また有名な松陰神社からは徒歩で21分ほどです。私たちは東京都目黒区大岡山から車で行きました。所要時間は20分弱です。


実相院(鶴松山実相禅院)の位置
出典:グーグルマップ


実相院(鶴松山実相禅院)の位置 こんもりと緑があります
出典:グーグルマップ

◆実相院の概要


実相院本堂外観の上部にあった豊臣家の紋章
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2017-12-22

 実相院は、東京都世田谷区弦巻にある曹洞宗の寺院です。詳名は鶴松山実相院といいます。世田谷吉良氏との関係が深く、開基とされる吉良氏朝の法号実相院とその夫人の法号である鶴松院から寺号がつけられています。吉良氏の菩提寺である勝光院の末寺です。

 以下は実相院の縁起の概要です。

 実相院は、勝光院中興開山の天永琳達大和尚の隠居寺として天正16年(1588)に創建しました。当地は世田谷吉良家の吉良氏朝夫婦(実相院殿前従四位下学翁玄参大居士、鶴松院快窓寿慶大姉)の閑居地で、夫婦の法名を山号院号としました。江戸期には、慶安元年(1648)に10石の御朱印状を拝領しています。


 森閑とした境内は、「弦巻實相院界わい」として『せたがや百景』に指定されています。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2017-12-22


つづく