エントランスへはここをクリック   


伊方原発事故時の大分
への影響予測評価
(大分講演会概要)

@はじめに

青山貞一

環境総合研究所顧問 東京都市大学名誉教授
掲載月日:2016年1月31日
独立系メディア E−wave Tokyo
無断転載禁

             

◆はじめに

 2016年1月31日午前10時から12時30分まで大分県大分市にあります大分県男女共同参画プラザ(通称、アイネス)にて伊方原発事故時放射性物質の大分各地への影響(外部被ばく、空間放射線量率)の影響予測と評価について講演をしてきました。

 青山貞一の伊方原発に関する講演は2015年11月4日の高知市における講演以来です。


大分県男女共同参画プラザ(通称、アイネス)

 下の写真は講演がはじまる前の会場、男女共同参画プラザ(アイネス)の様子です。

 開始後も多くの市民、県民が集まりました。2月2日、実行事務局から連絡があり、参加者は200名とのことです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-1-31


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900   2016-1-31

 下は主催者代表をする松本文六氏の写真です。松本氏は大分県で600人規模の医療社会法人財団天心堂の創設者であり会長です。松本氏は九州大学医学部卒の医師であり、現在は医療社会法人の経営者(会長)です。


松本文六主催者代表挨拶
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

<大分合同新聞の記事>
◆「大分の汚染懸念」 講演会で警鐘 【伊方原発】大分合同新聞

 今回は大分県内の社会医療法人天心堂及び県内各地にあります、環境NPO/NGOなどの共同主催によるもので、大分合同新聞も後援しています。

 この講演は、青山以外に大阪市内で小児科病院の院長をされており、湾岸戦争およびその後にイラクで使用された劣化ウラン弾による子供などへの内部被ばくの実態を海外文献を含め実証的に調査されてきた林医師もおります。前半は青山、後半は林医師です。
,
 青山の講演は、伊方原発事故時に全面的に地形を考慮した場合、豊後水道を超え大分県側に放射性物質が移流、拡散する可能性についてのこの間の詳細にわたる調査研究をもとに講演しました。前提は事故の規模は福島第一原発事故並み、風速は2m/s、さらに風向は、各地域にプリュームの主軸が向かう場合です。 


青山貞一講演パワーポイント・タイトル

 下は講演中の青山貞一です。大分県男女共同参画センターは大変講演がしやすい施設、設備が整っていました。青山は東京からノートパソコンに講演用のパワーポイントと3次元流体シミュレーション用システム(Air3DNPP)をインストールして行きました。

 前半は原発事故に伴う地形と気象を考慮した放射性物質の原発地域への拡散の基礎理論、後半は3次元流体シミュレーション用システム(Air3DNPP)を駆使した大分各地への放射性物質の移流、拡散、沈降による放射線量率及び1年後の積算放射線量率の推定とその評価です。


実行事務局撮影


つづく