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◆特集:住民無視で暴走する岡山市北区の火葬場建設問題
ここでは、2014年6月14日、地元住民と一緒に行った図3赤枠内の現地視察の概要を紹介する。 図3 産廃最終処分場の位置 出典:グーグルマップ 地形図 以下は現地視察の際に撮影した写真の一部である。 写真3 歩いて現地調査 岡山市北区富吉町の処分場近くにて 撮影 青山貞一 Nikon Coolpix S8 2014-6-14 下に示す3枚の写真は、いずれも処分場から浸出し排出口さらにそれらの汚染された浸出水がたまる沈殿池のものである。成分や濃度もあるが、こんな汚染水が浸出する最終処分場の上に火葬場を建設する計画など、どうみてもあり得ない。 写真4 現地調査 岡山市北区富吉町の処分場近くにて 撮影 青山貞一 Nikon Coolpix S8 2014-6-14 写真5 写真4 現地調査 岡山市北区富吉町の処分場近くにて 撮影 青山貞一 Nikon Coolpix S8 2014-6-14 写真6 写真4 現地調査 岡山市北区富吉町の処分場近くにて 撮影 青山貞一 Nikon Coolpix S8 2014-6-14 以下は、安定型最終処分場の廃止基準(水質)における浸出水に関する規制値と規制頻度である。 しかし、以下の写真を見ると、廃止基準にある浸出水の水質項目だけでなく、廃止項目にある悪臭、火災、害虫、地下水質、ガス発生、温度、表面被覆、周辺の生活支障、地すべり、地盤沈下、浸出水などの多く項目で果たして、この処分場は廃止基準を満たしているのかどうか疑問を感ぜざるを得ないのである。 汚染ばかりではなく、地すべり、地盤沈下の面からもである。 表3 安定型最終処分場の浸出水に関する規制値と規制頻度 出典:環境省 以下は現地の住民団体が撮影した処分場から水路に流れ出る浸出水の汚染状況についての写真である。 写真7 予定地周辺の汚染状況-1 写真8 予定地周辺の汚染状況-2 写真9 予定地周辺の汚染状況−3 写真10 予定地周辺の汚染状況−4 以下は予定地周辺にあるため池の状況である。 写真11 予定地周辺のため池の状況 住民側はまだ本格的な水質調査をしていないが、以下は住民自身による導電率とpH(ペーハー)についての定点測定場所である。結果を見ると、明らかに処分場に近い測定地点の導電率が非常に高くなっていることが分かった。 図6 住民による水質調査の調査地点 青山からは日本の水質分析の種類は極めて少なく(24種類)、溶出分析の測定方法が国際標準からかけ離れているので、カナダ・オンタリオ州が実施している水質調査(115項目)を一度行ってみたらと提案した。
以下はその詳細です。 ◆115項目の総合水質調査 つづく |