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私たちは、「半納の横道」を後に、一路、城峯山を頂上近くまで登る。そこには、何と1000年以上も前の平将門伝説で有名な城峯神社がある。 撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera Cool Pix S50 「半納の横道」を過ぎる当たりからほとんどかつての養蚕農家はなくなり、狭い林道だけとなり、ときどき木々の間から下界の町が見えた。 撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera Cool Pix S50 下は頂上近くの林道から秩父方面を望んだ写真。左端のピークは、秩父の武甲山(ぶこうさん)である。 撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera Cool Pix S50 さらに進むと、下の写真のようの下界に群馬県の藤岡などが見えてくる。いずれもすばらしい景色である。 撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera Cool Pix S50 そして、道はさらに狭くなり、最後はガードレールもなくなる。その先に、城峯神社があった。下の写真は城峯神社の境内から見た皆野方面の眺望である。 撮影:池田こみち Nikon Digital Camera Cool Pix S6400 下の写真も城峯神社の境内から見た皆野方面の風景である。この写真の右下方面に「半納の横道」やかつての養蚕農家がある。 撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera Cool Pix S50 下は城峯神社の境内から皆野方面を撮影したものである。なかなかどうしてこのあたりは、複雑な地形が連なる山岳地帯である。 撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera Cool Pix S50 下は城峯神社の参道である。霊験あらたか、立派な参道である。 撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera Cool Pix S50 現在位置と杉並木の参道 撮影:池田こみち Nikon Digital Camera Cool Pix S6400 参道には明治年間に300本の杉が植えられている。現在は幹周りもかなり太い杉の大木となっている。 撮影:池田こみち Nikon Digital Camera Cool Pix S6400 撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera Cool Pix S50 ただ、非常に残念だったのは、上の写真にある参道の右側に、無造作に子供用の大きなキャンプ場とその駐車場が開発されていることである。 下の城峯神社の案内図は、敢えてそのチンケなキャンプ施設を除外し描かれている。しかし、実際には、現在地という文字列の上側一帯、それも神社のすぐそばまでキャンプ場が開発されていたのである。 これにはびっくりした。 1000年に歴史をもつ平将門伝説もある城峯神社、なぜその隣にチンケなキャンプ施設をつくったのか? 埼玉県や市役所の見識、知性のなさには本当に驚いた。 下の図は、城峯山キャンプ場の案内図である。図には、300本杉の参道が、また右端に城峯神社がある。 何と、大げさに言えば、国宝、世界遺産ものの城峯神社のすぐ隣に、トンデモないチンケなキャンプ場を開発してしまったのである! 霊験あらたかな優美な伝説をもつ平安時代にできた神社の隣にである! 歴史、文化に対する配慮、景観保全もなにもないこの土地利用と開発は,埼玉の恥と言ってよいだろう。 撮影:青山貞一 Nikon Digital Camera Cool Pix S50 つづく |