グアムの基礎知識 はじめに 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 2019年1月24日公開 独立系メディア E-Wave Tokyo 無断転載禁 |
グアム島全体目次 はじめに グアム概要1 グアム概要2 グアム概要3 グアム概要4 グアムの都市と村 はじめに 2018年の1月、毎月送られてくる大手旅行代理店の初夢海外ツアーのなかに、グアム3泊4日、29,800円がありました。往復航空運賃と宿泊先ホテルのみの完全フリー旅行です。航空会社はユナイテッド・エアラインです。 空港にあったユナイテッド・エアラインの告知 この完全フリー旅行の場合のポイントはあらかじめ日本から予約して起き、空港でレンタカーを借り、ホテルまで行き、帰りは空港までレンタカーで来て返却することです。 私たちは今までグアムには行っていなかったのですが、このところ日中戦争、731部隊、太平洋戦争、第二次世界大戦についての特集企画を独立系メディア Ewave Tokyoのなかで終えかけていたこともあり; @グアムに太平洋戦争博物館が存在すること、 A大日本帝国軍はグアムでサイパンの3万人に次いで2万人弱が亡くなっています(戦死している)が、その実態を現場で知りたいこと、 B件の沖縄海兵隊がグアムに大量に移動になる予定があるが、それがどうなっているかを調べること、 Cグアム北部のアンダーセン空軍基地に隣接し、海兵隊用の基地を建設していたはずだが、それがどうなったかを確かめること。2009年時点で米国のNEPA(国家環境政策法)にもとづき、グアムの海兵隊新基地の環境アセスメントが行われていました。 Dグアムのもともとの原住民であるチャモロ人の歴史、文化を知りたいこと。さらにグアムはスペイン、日本、米国に植民地化されえたり占領されていますが、その実態をしること、 Eさまざまな意味でのグアムと沖縄との比較を調査をもとにしてみたい。 など、この際、3泊4日は短いがグアムに行こうということになりました。 早めに決断したものの、さすがに29,800円のツアーは売り切れ(笑)、4月上旬で39,800円の完全フリーのツアーを申し込みました。 グアムで現地実態調査を行うためには、別途、世界各地で利用しているレンタカー会社に事前に申し込み、グアムでの車の移動については、いわゆる日本タイプのナビはないので、iPhonとグーグルマップのナビを使うことにしました。 下の写真は現地で自家製ナビを使っているところを写したものです。この方法は簡易な割に便利で正確で言うことがありません。問題は長時間使用の場合のバッテリーですが、予備をもっているのと、シガーケースから直流をとりUSBでiPhoneに供給するなどで長時間でも、まったく問題ありませんでした。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-4 またいつものように、現地調査計画を作成しました。下はVersion0.4の計画の表紙です。今回は非常に短期間なので、あらかじめ目的別の行き先、ルートなどを調査しておかないと成果が得られません。 もちろん、過去の経験では、事前の計画に加え、現地でどれだけ機転をきかして予定にない訪問地を見つけるかが重要です。とはいえ、あらかじめ現地の状況をできるだけ知っていた方がよいにきまっています。 Source:Wikimedeia Commons 結果的に、現地で実質2日間でしたが、当初予定しました太平洋戦争博物館、米軍上陸地点(アサン、アガット)、アンダーセン空軍基地、野生生物保護区以外に、アプラ港、南部の集落・遺跡、南太平洋戦没者慰霊碑などを視察することができました。 太平洋戦争博物館 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-4 1944年7月21日、米軍が上陸したアサン海岸 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-4 野生生物保護区ビジターセンター 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-4 グアム島最北部の野生生物保護区もあるリティヂアン・ポイントのビーチ 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900 2018-4 海兵隊用新基地予定地 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-4 南太平洋戦没者慰霊 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-4 グアム島南部にあるソレダット砦 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-4 イナラハン集落 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900 2018-4 アプラ港 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-4 なお、今回の現地視察はあまりにも時間が短く、現地の方々とお話しする機会がなかったのが残念でした。 また、いわゆる観光客が多く集まる北西部以外に美しい海岸、ビーチがたくさん ありましたが、ゆっくりと海洋生物や海岸の自然を楽しむ余裕もありませんでした。 年齢からしてもマリーンスポーツを楽しむことはできませんが、珊瑚礁や海浜の様子は沖縄と比べてみるといろいろ興味深かったと思います。島でのごみ処理がどうなっているかとか興味は尽きません。 さらに、南部の丘陵地には自然林も多少残っていますが、そうした内陸の自然を探索することも出来ませんでした。そうしたところには、日本兵がつくった塹壕の跡もあったことと思われます。また、次回訪れる機会があれば積み残した部分 に少しでも触れてみたいと思います。 グアム概要1につづく グアム島全体目次 |