厳寒のロシア2大都市短訪 ロシアの基礎知識 歴史 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 掲載月日:2017年5月30日 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
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ロシア短訪・総目次に戻る <ロシアの基礎知識> ロシアの歴史 現在のロシアの政治 ロシアの中枢機関 ロシアのメディア ロシアのメディア(詳細) 2大都市の基礎知識(サンクトペテルブルグ) 2大都市の基礎知識(モスクワ) ロシアの国章 サンクトペテルブルグ紋章 モスクワ紋章 ここでは、ロシアの歴史を紹介します。 ◆ロシアの歴史 ロシアの歴史は概ね以下の時代区分、継続年、首都となっています。ロシア以降の継続年で一番長いのは、帝政ロシア(ロマノフ王朝)の196です。なお、ロシア・ツァーリ時代と帝政ロシア(ロマノフ王朝)の時代区分を加えると370年となり、江戸時代の265年をはるかに超えます。 註:江戸時代の期間は慶長8年2月12日(1603年3月24日)に徳川家康が征夷大将軍 に任命されて江戸(現在の東京)に幕府を樹立してから慶応4年/明治元年4月 11日(1868年5月3日)に江戸城が明治政府軍に明け渡されるまでの265年間を指 しています。 なお、ロシアの首都は、以下の表にあるように歴史的にモスクワとサンクトペテルブルグのいずれかにあり、現在はモスクワとなっています。なお、サンクトペテルブルグは、ペテログラード、レニングラードと時代状況により名称が変更され、現在はもともとのサンクトペテルブルグ、英語でセントピーターズブルグ(St. Petersburg)となっています。
出典:Wikipedia、各種文献を参考にして青山が作成 以下は帝政ロシアのロマノフ王朝の歴代の皇帝と在位です。詳しくはロマノフ王朝、ロマノフ家、帝政ロシアの部分をご覧ください。 ◆ロマノフ王朝の歴代皇帝( インペラートル) ムラサキの地に黄色字は女帝です。
◆現在のロシアの面積規模 周知のように、ロシアはアメリカ合衆国にアラスカを売却しています。それでも以下の表にあるように、ロシアの面積は世界一位です。しかも、二位のカナダ、三位の米国の2倍弱もあります。さらに、ロシアは極東アジアからヨーロッパまでのユーラシア大陸のすべてに領土をもっています。 出典:世界の面積ランキング 以下は1871年にロシアが米国に売ったアラスカの領土についての既述です。 出典:青山貞一:歴史的版図でひもとくロシア 2013.7.14 以下は歴史的に見たロシアの領土(版図)です。 詳しくは、青山貞一:歴史的版図でひもとくロシア 2013.7.14(PDF)をご覧ください。 ◆ロシア領土の歴史的推移 出典:青山貞一:歴史的版図でひもとくロシア 2013.7.14 以下はいわゆるソビエト連邦(USSR)時代のソビエトの領土です。現在のロシア以外に、ベラルーシュ(白ロシア)、ウクライナ、モルドバ、グルジア、アルメニア、アゼルバイジャン、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギスタン、タジキスタン、エストニア、ラトビア、リトアニアが連邦に含まれていました。 出典:青山貞一:歴史的版図でひもとくロシア 2013.7.14 以下は1992年時のロシア連邦発足時のロシアの領土です。 出典:青山貞一:歴史的版図でひもとくロシア 2013.7.14 以下は現在のロシアの連邦構成体区分図です。 出典:青山貞一:歴史的版図でひもとくロシア 2013.7.14 ◆ロシアの現在における人口規模 一方、人口規模では、ロシアは世界第9位の1億4346万人です。 出典:世界の人口ランキング 以下の表はロシアの人口推移です。1990年代に1億4900万人近くあった実行は、ソビエト連邦(USSR)からロシアに以降した際に減少しています。 出典:世界の人口ランキング ◆ロシアの民族構成 ロシアの民族構成は、下表にあるように、82.7%がスラヴ人ですが、その他、デュルク人系、コーカサス系、ウラル系などがいます。 出典:Wikipedia ちなみに、2001年時点でのクリミアの民族をウクライナのデータでみてみると、下図のように、圧倒的多くがロシア人となっていることが分かります。 出典:2001年ウクライナ国勢調査によるデータ ◆ロシア語圏 ロシアではロシア語が公用語です。ロシアの各共和国の公用語には以下の26言語があります。 アバザ語、アディゲ語、アルタイ語、アヴァル語、アゼルバイジャン語、バシキール語、ブリヤート語、チェチェン語、チュヴァシ語、エルジャ語、イングーシ語、カバルド語、カルムイク語 (Kalmyk Oirat)、カラチャイ・バルカル語、ハカス語、コミ・ジリエーン語(コミ語)、レズギ語、マンシ語、マリ語、モクシャ語、ノガイ語、オセット語、タタール語、トゥバ語、ウドムルト語、サハ語 以下の図で黒紺がロシア語を公用語としている国、地域です。 出典:Wikipedia つづく |