厳寒のロシア2大都市短訪 ロシア2大都市の基礎知識 モスクワ 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 掲載月日:2017年5月30日 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
ロシア短訪・総目次に戻る <ロシアの基礎知識> ロシアの歴史 現在のロシアの政治 ロシアの中枢機関 ロシアのメディア ロシアのメディア(詳細) 2大都市の基礎知識(サンクトペテルブルグ) 2大都市の基礎知識(モスクワ) ロシアの国章 サンクトペテルブルグ紋章 モスクワ紋章 これはロシア2大都市の基礎知識としてモスクワを紹介します。 ◆サンクトペテルブルグ、モスクワ間の移動 モスクワとサンクトペテルブルグは、直線での移動距離は約700kmであり、以下にあるように飛行機で約1時間、列車で約6~7時間半、車で約7~9時間半かかります。 今回の旅行では、モスクワとサンクトペテルブルグの移動は、往復ともアエロフロートのA320の航空機を使いました。 飛行機での移動 約1時間 出典:グーグルマップ 列車での移動 約7時間半 出典:グーグルマップ 車で約9時間半 出典:グーグルマップ モスクワ地下鉄のシンボルマーkぅ(ロゴ) Source:Wikimedia Commons Metro1935 - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる 以下は、モスクワ-サンクトペテルブルグ間のロシア国内線の料金例です。往復で約8000円となっています。 出典:トラベルコ 一方、日本から買えるアエロフロートのモスクワからサンクトペテルブルグ便の片道料金は以下のように、1500円となっています。実際にはこれ以外に空港利用税、手配料などがかかるため、往復では上記のような額になります。。 出典:アエロフロート ◆両都市内それぞれの交通 今回、私たちはすべて専用車で回りましたが、タクシーはかなり高額かつ白タクが多いようです。そこで最も便利で安いのは地下鉄です。 ・地下鉄 サンクトペテルブルグ、モスクワともに地下鉄が張り巡らされています。料金は全路線均一で一人1回55ルーブル(約110円)。この地下鉄をうまく使えば、サンクトペテルブルグ、モスクワともに、まずどこにでも行けます。 両都市とも、都市内交通として、地下鉄が大きな役割を果たしています。とくにモスクワは東京に次ぎ世界第2位の輸送量をもっています。 ・サンクトペテルブルク地下鉄 サンクトペテルブルク地下鉄は、1955年に開業し、ソビエト連邦時代はレニングラード地下鉄 と呼ばれていました。サンクトペテルブルク地下鉄は、多くの装飾、視覚芸術で彩られており、世界的にも魅力的で優雅な地下鉄となっています。サンクトペテルブルクの地質的な理由により、サンクトペテルブルク地下鉄は世界で最も深いところを走っており、プラボベレズナヤ線のアドミラルテイスカヤ駅付近で105メートルの深さを走っています。毎日およそ250万人の乗客に利用されており、重要な輸送力となっています。軌間はロシアの鉄道では標準的な1,520mmです。 サンクトペテルブルグの地下鉄ネットワーク Source:Wikimedia Commons By Sameboat - Own work, CC BY-SA 3.0, Link サンクトペテルブルグの地下鉄の路線 Source:Wikimedia Commons サンクトペテルブルグの地下鉄駅には、下の写真のような青色のMのが掲げられています。 ンクトペテルブルグの地下鉄駅には、下の写真のような青色のMのが掲げられています。 Source:Wikimedia Commons ちなみに以下の図は、サンクトペテルブルグの中心部、エルミタージュ美術館周辺の地下鉄駅に「M」の印をつけてみた図です。地図の右下に200mの物差しがあります。エルミタージュ美術館周辺であれば問題なく地下鉄駅から歩いて行けます。 出典:グーグルマップ サンクトペテルブルグの地下鉄の一例です。 出典:Wikimedia サンクトペテルブルグの地下鉄駅の例 出典:Wikipedia サンクトペテルブルグの地下鉄駅の例 出典:Wikimedia ・モスクワ地下鉄 他方、モスクワ地下鉄は、正式名称をモスクワ地下鉄公社と言い、1957年から1992年までレーニン記念モスクワ地下鉄と称しました。世界の地下鉄の年間輸送人員においては、世界一の東京の地下鉄に続いて利用客の多い地下鉄となっています。多くの駅で社会主義リアリズムの様式に沿った豪華な装飾が施されていることでも知られており、他国の地下鉄とは対照的に美術館または宮殿のような雰囲気さえあります。今までに多くの駅名が変更されており、数回に亘って改名された駅もあります。当初は、モスクワ地下鉄自体も、敷設に寄与したラーザリ・カガノーヴィチの名を冠していました。 モスクワの地下鉄駅には、下の写真のような赤色のMのが掲げられています。 モスクワの地下鉄駅には、下の写真のような赤色のMのが掲げられています。 Source:Wikimedia Commons 以下はモスクワの地下鉄の中心部のネットワークです。駅名がロシア語なので、あらかじめグーグル翻訳などで訳しておくと便利です。 モスクワの地下鉄の中心部のネットワーク Source:Wikimedia Commons モスクワの地下鉄の路線 Source:Wikimedia Commons ちなみに以下の図は、モスクワの中心部、クレムリン周辺の地下鉄駅に「M」の印をつけてみた図です。地図の右下に200mの物差しがあります。クレムリンであれば地下鉄駅から最短200m~300m歩けば到着します。 モスクワの中心部、クレムリン周辺の地下鉄駅「M」 出典:グーグルマップ モスクワの地下鉄の一例です。 出典:Wikimedia Commons Алексей Булыгин - 投稿者自身による作品, CC 表示 3.0, リンクによる モスクワの地下鉄駅の例 出典:Wikimedia Commons Andrey Kryuchenko - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる ◆両都市それぞれのレンタカー サンクトペテルブルク、モスクワともに、通常のレンタカー会社のレンタカーがたとえば3日間の場合、車の種類、規模により異なりますが小型車なら日本円にして1日当たり3500円から5500円程度で借りられます。ただし、以下トラベルジグゾーで借りる場合の料金です。 以下は3日間の料金です。ただし、これ以外に保険料金、ガソリン代などがかかります。2大都市とも、1リットルる当たりの料金は100円前後のはずですが、これは当然変化します。 ただし、両都市とも都心部は通勤時間を中心に非常に渋滞が激しいので、都心部では地下鉄を利用した方が良いと思います。私達の場合、専用車でしたが、クレムリン周辺ではもの凄い渋滞に巻きこまれ時間を大幅にロスしました。 トラベルジズソーで3日間借りる場合の料金 ◆スーパーマーケット、デパート・レストラン・カフェ 両都市とも、いわゆるスーパーマーケットは日本のものより遙かに大きく、充実した品揃えのものとなっていますすが、いずれも中心部ではなく少し離れた場所にあります。スーパーには地下鉄を利用するか、レンタカーを利用します。大きな無料駐車場があります。 下はモスクワ郊外にある巨大スーパーマーケットです。まさに何でもありました。 モスクワ郊外にある巨大スーパーマーケット 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 一方、都市中心部には、たとえば赤の広場にも大きなデパートや商業モールがあります。高級 ブランド品から日用品までのショッピングが出来ます。またレストラン、カフェもあります。 下は赤の広場にあるショッピングモールです。 赤の広場にあるショッピングモール 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 つづく ロマノフ王朝へ ロシア短訪・総目次に戻る |