メアリー・ステュアートの足跡を追って スコットランド2200km走破 国立スコットランド博物館3 Museum of Scotland 3 ケルトの文化財 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 2017年12月10日公開予定 独立系メディア E-Wave Tokyo 無断転載禁 |
スコットランド総目次へ* 国立スコットランド博物館1 国立スコットランド博物館2 国立スコットランド博物館3 国立スコットランド博物館4 国立スコットランド博物館5 国立スコットランド博物館6 国立スコットランド博物館7 国立スコットランド博物館8 国立スコットランド博物館9 国立スコットランド博物館10 国立スコットランド博物館11 国立スコットランド博物館12 国立スコットランド博物館13 国立スコットランド博物館14 国立スコットランド博物館15 国立スコットランド博物館16 国立スコットランド博物館17 国立スコットランド博物館18 国立スコットランド博物館19 国立スコットランド博物館20 国立スコットランド博物館21 国立スコットランド博物館22 ◆ケルトの文化財 ケルト (Celt) とは、ケルト語派に属する諸言語の話者となる人々の文化、言語のルーツとなった古代の人々およびその文化を指す用語です。現存するケルト語派としてアイルランド語、スコットランド・ゲール語 (スコットランド語とは別)、ウェールズ語、ブルトン語があります。マン島語やコーンウォール語は一時的に消滅しましたが人為的に復活、保存の動きが進められています。 ケルトの概要 紀元前600年ごろに古代ギリシア人が西方ヨーロッパに住む異文化集団 (人種による区分ではない) を「ケルトイ (よそ者)」と呼んだことに由来しています。紀元前400年ごろにはケルト人が西方ヨーロッパに広く分布していたと考えられますが、共通する民族意識を抱いていたわけではなく、地域ごとにそれぞれの文化を発展させてきました。 そのうえ、ケルト人の神秘的、幻想的なイメージが近代以降、合理主義批判やロマン主義、ナショナリズム等と結びつき、学術的な範囲を超えて様々な脚色や曲解が加えられてきた経緯があるため、その実体はつかみにくく、何をもって「ケルト文化」と呼ぶかは曖昧なところがあります。 大陸のケルト かつてヨーロッパ各地に広く分布したケルトのうち、ブリテン諸島を除く地域、即ちヨーロッパ大陸のケルト人およびその文化を大陸のケルト(Continental Celts)と呼びます。 ケルト語派はインド・ヨーロッパ語族に属する言語ですが、その祖語の発生や波及の過程についてはっきりとしたことはわかっていません。通説では青銅器時代の後期から鉄器時代にかけて中央ヨーロッパに広まったハルシュタット文化と呼ばれる文化様式がその発端であると考えられています。 これが後にラ・テーヌ文化へ移行する頃には、ケルト人は西はイベリア半島やブリテン諸島、東は小アジアまでその分布を広げていました。しかし、ブリテン諸島の一部を除き、これらの地域はやがて古代ローマ(ローマ帝国)の拡大により征服され、ケルト人は次第にローマ人と同化してゆきました。 以下はスコットランドのケルトの文化財の一部です。 二つの装飾用の台(宝石などの)、8世紀のアイルラン ド様式。Youngs,117b&a。金銅製、パース州のクリエフ近くで発見された。 Museum of Scotland. Two decorative mounts, Irish style, 8th century. Youngs, 117 b&a. gilt-bronze, found near Crieff, Perthshire Source:National Scotland Museum & Wikimedia Commons CC BY-SA 3.0, Link Middlebie秘蔵の馬具. 北ブリテンの初期ケルト工芸 Middlebie Hoard of horse harness. Early Celtic art in North Britain :Source:National Scotland Museum & Wikimedia Commons CC BY-SA 3.0, Link スコットランド博物館。イースト・アングリアのケルティック様式の トーチ(松明)の端の飾り East Anglian Celtic torc terminal CC BY-SA 3.0, Link 東アングリアン・ケルトのトーチターミナル East Anglian Celtic torc terminal Source:National Scotland Museum & Wikimedia Commons CC BY-SA 3.0, Link このずっしりしたブロンズ(青銅)のブレスレットは バンフ州Montblairyの Mains of Auchinbadie で発見された。これは、紀元100 年から300年頃にかけて、富と力を誇示するために着用された誇張された一品。 両方とも初期ケルトの工芸作品。 Museum of Scotland, This massive bronze bracelet was found at Mains of Auchinbadie at Montblairy in CC BY-SA 3.0, Link Celtic horse helmet (?) protective headgear for a horse, exhibited in the Royal Scottish Museum, Chambers Street. Source::National Scotland Museum & imedia Commons CC BY-SA 3.0, Link 国立スコットランド博物館4につづきます スコットランド総目次へ* |