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ギリシャ旅行記

メテオラ


鷹取 敦

掲載月日:2013年12月27日
 独立系メディア E−wave
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内容目次
1 古代ギリシャと現在のギリシャ    4 メテオラ
2 アクロポリスの丘    5 サロニコス湾の島々・アテネ市街
3 オシオス・ルカス修道院、デルフィの遺跡   


この日に写真を撮った場所(Sony DSC-HX50VのGPSデータより Picasaで表示)

■メテオラ

 デルフィの遺跡から北北西約160kmの位置、高さ20〜400mの奇岩群とその上に建設された修道院で有名なメテオラがあります。メテオラの修道院の歴史は11世紀に始まり、ビザンツ帝国時代後期、オスマン帝国時代に迫害を受けた修道僧の聖域でした。最盛期の15〜16世紀には24の修道院があり、現在はそのうち5つに人が住んでいるそうです。

 メテオラにある修道院群は世界遺産に登録されています。メテオラは「中空」を意味する「メテオロン」に由来しています。そこここの岩山の上に建設された修道院群はまさに空中都市のような景観です。


メテオロの奇岩群(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


メテオロの奇岩群(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


メテオロの奇岩群と修道院(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


バスを停めて一望できる場所(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)

 最初は崖にある洞窟に修道士が住んでいたこともあったそうです。日本でいえば仙人のようなイメージです。


修道士が住んでいたという洞窟(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)

 移動中、バスの窓から3、4頭の首輪のついた牛が自由に歩いているのが見えました。


道路を歩いていた牛(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)

■メガロ・メテオロン修道院

 このうち一番大きなメガロ・メテオロン修道院と、現在は尼僧院となっているアギオス・ステファノス修道院を訪れました。

 メテオラの中で最も大きく重要な修道院で14世紀に613メートルの岩山の上に建てられました。建設に数十年かかったそうです。内部には16世紀に建立した教会や図書館等があります。


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メガロ・メテオロン修道院(Google Maps)


メガロ・メテオロン修道院(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


メガロ・メテオロン修道院(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


メガロ・メテオロン修道院前の犬(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)

 修道院はバスを停めた場所とは別の岩の上にあるため、深い谷をわたる必要があります。以前は崖に梯子を繋いで修道僧がよじ登ったり、滑車につるした網袋で引き揚げたりしていたそうです。綱が切れて落下した場合には神に召されたと考えていたのだそうです。

 少し前までは観光客の来るような場所ではありませんでしたが、現在は1922年に作られた橋と崖に掘られた115段の階段があり歩いて渡れます。メガロ・メテオロン修道院は一番大きく、観光客もよく訪れるようになっています。


メガロ・メテオロン修道院に向かう道(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


メガロ・メテオロン修道院にわたる橋(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)

 修道院の周りは切り立った崖です。以前はここをよじ登ったりして修道院に出入りしていたそうです。


駐車場のある場所と修道院の間の谷(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)

 修道院の中は、教会以外は撮影が許可されています。


修道院の中で葡萄酒を作っていた場所(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


修道院からの景観(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


修道院のネコ(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


修道院の建物(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)

 建物の上の方にラーメンのどんぶりのような模様があります。これはメアンドロス模様と呼ばれ、ギリシャの建物等によく見られます。


メアンドロス模様(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


修道院から橋に戻る階段(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)

 隣には標高600mのヴァルラーム修道院が見えます。現地ガイドさんによると、ここは数十年かけて資材を運び、数十日で建設したのだそうです。


隣に見えるヴァルラーム修道院(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)

■アギオス・ステファノス修道院

 14世紀に創設された修道院で、カランバカの街から見える唯一の修道院だそうです。1961年に尼僧院となったようです。入り口に入っていく時に、女性の修道士が運転している乗用車とすれ違いました。

 なお、ここに限らず修道院に入る時には、男性は長ズボン、女性は長いスカートでなければならないそうです。女性で長ズボンの場合には、入り口で巻きスカートを貸し出していて、それを巻けば入れます。バックパックでも入れません。


大きな地図で見る
アギオス・ステファノス修道院(Google Maps)


アギオス・ステファノス修道院(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


アギオス・ステファノス修道院の入り口の橋(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


アギオス・ステファノス修道院(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


アギオス・ステファノス修道院からみるカランバカの街(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)

資料:http://www.visitgreece.jp/meteora

■アテネ市内

 この日のうちに6時間かけてアテネに戻りました。夜のアテネ市街は、レストランの外の席(暖房付き)まで食事をする人達で賑わっていました。


アテネの夜の街並み(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


アテネの夜の街並み(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)

 アテネ市街は、建物や塀などに落書きが目立ちます。


アテネ市街(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)


アテネ市街(撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V)

つづく