エントランスへはここをクリック   

ンコール遺跡群現地調査報告


アンコール・ワット(Angkor Wat)

第1回廊

青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda
2019年2月24日公開
独立系メディア E-Wave Tokyo 
無断転載禁
アンコール遺跡全体目次

<アンコール・ワット>
はじめに  東門  第1回廊  第2回廊  第3回廊、中央祠堂
十字回廊  千神経蔵  前庭  経蔵・西門  概要  歴史  修復活動



◆第1回廊



 下の写真は東門から入りまっすく西側に進んでいったところにあるアンコール・ワットの第1回廊です。ここには壁に素晴らしい彫刻があります。

 以下は第1回廊に向かう途中の写真です。


撮影:随行学芸員 Nikon Coolpix S9900


 以下は第1回廊に上る階段です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-11-17

 以下は外から見た第1回廊です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-11-17


撮影:池田こみち  iPhone

 下は、第1回廊の西面です。


第1回廊西面
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-11-17

 下は第1回廊の壁面です。この壁面には素晴らしい彫刻が施されています。


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900  2018-11-17



撮影:随行学芸員 Nikon Coolpix S9900



撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900  2018-11-17


 第1回廊の西面に有名な彫刻があります。


第1回廊西面の彫刻
Source: Wikimedia Commons
パブリック・ドメイン, リンク


 下は、第1回廊西面の彫刻を撮影したオリジナルと、デジタル処理後の彫刻です。


第1回廊西面の彫刻
撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900  2018-11-17



第1回廊西面の彫刻
撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900  2018-11-17
デジタル処理:青山貞一


第1回廊西面の彫刻
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-11-17



第1回廊西面の彫刻
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-11-17



第1回廊西面の彫刻
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-11-17



第1回廊柱の彫刻
撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900  2018-11-17

 第一回廊では、柱に彫られたこまかい唐草模様とデヴァタの姿を見ることができます。また連子窓から漏れる光が非常に美しく、往時の雰囲気を醸し出しています。

注)連子窓とは(Wikiより)
 連子窓(れんじまど)は、断面方形又は菱形の細長い木材(連子子)を縦又は横に連ねた連子を嵌め込んだ窓です。 採光、通風、防犯を目的としています。 寺院や神社で用いられることが多く、日本では法隆寺、薬師寺、春日大社、大極殿の回廊等に見られます。


第1回廊の彫刻
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-11-17



第1回廊の彫刻
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-11-17



第1回廊の彫刻
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-11-17

<解説>第一回廊の壁面レリーフについて   参考

 以下の資料を参考に第一回廊の壁面に彫られたレリーフについて説明を加えます。順番が私たちが実際に入った東側から北、西となっています。
h
 第一回廊の壁面は多岐にわたっています。私たちが入った東側の面には、まず、乳海攪拌の詳細なレリーフが描かれています。途中、美しいデヴァタのレリーフを見ながら北に進むと、今度はヒンドゥー教の神であるヴィシュヌ神と阿修羅の戦いの図へと変わります。

 角を曲がって北側の回廊に入ると、クリシュナーとバーナの戦いの図などが続き、白鳥に乗るブラフマーの先で西回廊に入る、西回廊北側には、ラーマーヤナの物語、西回廊南側には、マハーバーラタの物語が彫られています。

 南回廊はゆっくり見る時間がなかったがアンコール・ワットを創建したスーリヤヴァルマン2世の軍隊や天国と地獄の様子を描いたレリーフで埋め尽くされているといいます。


第2回廊につづく        アンコール遺跡全体目次