シルクロードの今を征く Now on the Silk Road リュステム・パシャ・モスク 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 共編 掲載月日:2015年1月23日 更新:2019年4月~6月 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
| 総合メニュー(西アジア) リュステム・パシャ・モスク1 リュステム・パシャ・モスク2 セリミエ・モスク スレイマニエモスク ブルーモスク 地下宮殿 次はイスタンブールのモスクです。 イスタンブールには、著名なモスクだけで以下のように、沢山あります。いずれも、欧州側にあります。 ◆イスタンブール(Istanbul、トルコ)リュステム・パシャ・モスク ![]() リュステム・パシャ・モスク Source:Wikimedia Commons リュステム・パシャ・モスク(Rustem Pasha Mosque、トルコ語: Rustempa?a Camii)は、トルコ、イスタンブールのエミノニュ(Eminonu)地区にあるモスクです。オスマン帝国、スレイマン1世の時代に建造されました。 概説 リュステム・パシャ・モスクは、大宰相リュステム・パシャ(Rüstem Pasha)(スレイマン1世の娘ミフリマー(Mihrimah)の婿)のために、オスマン帝国の建築家ミマール・スィナン(Mimar Sinan)が設計したものです。1561年7月のリュステム・パシャの死後、モスクは1561年から1563年頃にかけ建築されました。 外装 このモスクは商店街の2階に建てられており、商店街に入居している店舗の賃料はモスクの維持に役立てられています。Hasırcılar通りに面したアーチをくぐり、細く、曲がりくねった階段を上ると、モスク横の広い中庭へと続いています。2つあるモスクの入口には、5つのドーム状の庇があります(ポーチ参照)。 内装 リュステム・パシャ・モスクは膨大な量の優美なイズニックタイルで知られています。多種に渡る美しい花柄や幾何学模様によって、ポーチの前面だけでなく、ミフラーブ、ミンバル、壁、円柱、ポーチの外側にいたるまで覆われています。これらのタイルには、イズニック陶器の特徴となるトマトレッドの初期の使い方を見ることができます。 特にポルチコからメインエントランスにかけての大きなパネルにおいては、初期のダマスカス陶器の配色の特徴である、セージグリーンやダークマンガンパープルで装飾されています。このようなタイルを惜し気なく使い作られたモスクは、イスタンブールにおいて他にはありません。 トプカプ宮殿1へつづく |