シルクロードの今を征く Now on the Silk Road スレイマニエ・モスク 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 共編 掲載月日:2015年1月23日 更新:2019年4月~6月 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
| 総合メニュー(西アジア) リュステム・パシャ・モスク1 リュステム・パシャ・モスク2 セリミエ・モスク スレイマニエモスク ブルーモスク 地下宮殿 次はイスタンブールのモスクです。 イスタンブールには、著名なモスクだけで以下のように、沢山あります。いずれも、欧州側にあります。 ◆スレイマニエ・モスク (Istanbul、トルコ) スレイマニエ・モスク (Süleymaniye Camii) は、オスマン帝国の旧都イスタンブールにあるモスクです。 1557年完成で、オスマン建築(トルコ建築)の最高傑作のひとつと言われています。イスタンブールの旧市街にある7つの丘のひとつの頂上に位置しています。スレイマン・モスクともいいます。 概要 ![]() スレイマニエ・モスク Source:Wikimedia Commons オスマン帝国の第10代君主スレイマン1世の命により、当時の宮廷建築家頭で、トルコ史上最高の建築家と呼ばれるミマール・スィナンが設計、1550年に着工し、7年の歳月をかけて完成しました。 主礼拝堂(トルコ語 : ジャーミー cami)の建物は前後59m、左右58mで、直径27.5m、頂点の高さは地上53mに達する大ドームを中心としたドーム群と4本の長いミナレットを持っています。大モスクの立ち並ぶイスタンブール旧市街の中でもひときわ大きく、丘の頂上よりやや北側の斜面に位置するため、旧市街北の金角湾方面から見て特に印象に残るモスクのひとつです。 礼拝堂内部は大ドームを支える小ドームや柱の工夫によって広く明るい空間を実現しており、イズニク製タイルやステンドグラスで飾られています。 ![]() ドーム内部 Source:Wikimedia Commons スレイマニエ・モスクは礼拝堂のほか、マドラサ、医学学校、病院、給食所、宿泊所、商業施設、ハンマームなど、多くの付属施設を持ち、複合施設群を形成しています。 また、礼拝堂の北側は墓地になっており、建設者スレイマン1世とスレイマンの皇后ヒュッレム・スルタン(ロクセラーナ)の墓廟があり、スレイマン、ヒュッレムのほか、スレイマン廟にはスレイマン2世とアフメト2世の2君主、ヒュッレム廟にはスレイマンの娘ミフリマー・スルタンら幾人かの皇族女子が眠っている。墓苑内には設計者スィナン自身の墓もあります。 建物は1660年に火災の被害を受け、すぐにメフメト4世によって修復されましたが、バロック様式を取り入れた形状に改変されました。19世紀の修復で創建当時の様式が復元されましたが、第一次世界大戦中に武器庫に使われたのが原因で再び火災の被害を受け、1956年に修復されて元の姿を取り戻しました。 ![]() スレイマニエ・モスク Source:Wikimedia Commons ![]() スレイマニエ・モスクの遠景 Source:Wikimedia Commons Source:Wikimedia Commons トプカプ宮殿1へつづく |