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メアリー・ステュアートの足跡を追って
スコットランド
2200km走破


ニュー・ラナーク8

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
2017年12月10日公開予定
独立系メディア E-Wave Tokyo 無断転載禁

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Source:New Lanark Visitor Center


Source:UNDISCOVERED SCOTLAND 知られざるスコットランド


建築物・建造物群


ロング・ロウ(左)、ダブル・ロウ(右手前)、ウィー・ロウ(右奥)

 ニューラナークの事務所棟のわきを歩く池田こみちです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8

ブラックスフィールド・ロウ(Braxfield Row)
1790年頃に建設されました10軒分の住居ブロック(tenement block)。9軒分は4階建てで1軒のみ5階建てです。すべての住居は持ち家です。

ロング・ロウ(Long Row)
1790年頃に建設されました14軒分の住居ブロック。全てが3階建てです。10軒は持ち家だが4件は借家になっている。


住居ブロック。全てが3階建て
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8

ダブル・ロウ(Double Row)
1795年頃に建造されました5階建ての住居ブロックでアパートメントが背中合わせに並んでいる。川に面している側はウォーター・ロウとしても知られている。このブロックは現在廃れている。

マンティラ・ロウ(Mantilla Row)
1795年に建造されました住居ブロックだが、構造上安全でなくなりました時点で廃れてしまった。新しい土台と擁壁は取りつけられたが、再建はされていない。

ウィー・ロウ(Wee Row)
1795年頃に建てられた住居ブロックで、1994年にスコットランド・ユースホステル協会(Scottish Youth Hostels Association)が運営するユースホステルに転用されました。

ニュー・ビルディングス(New Buildings)
1798年に建てられた鐘楼付きの4階建てで、現在は博物館や貸アパートが含まれている。かつて労働者を工場に招集した鐘は、現在では毎年大晦日の真夜中に鳴らされている。

ナーサリー・ビルディングス(Nursery Buildings)
1809年建造の3階建ての建物で、現在は貸しアパートに転用されている。かつては工場で働く孤児の収用施設でした。

ケースネス・ロウ(Caithness Row)
1792年建造の3階建ての住居ブロックで、貸しアパートに転用されている。ケースネスはスコットランド高地の地域名で、名前の由来はハイランダーたちが工場の労働者募集に応じる形でここに来たからと考えられている。

村の教会(Village Church)
1898年建設の教会で、現在は社会的な目的のために用いられている。


 ところで、ニュー・ラナークには、高層マンションともいえる、労働者用の集合住宅がありましたが、果たして上層階の人々はエレベータで上れたのでしょうか?

 調べたところ、エレベーターは約160年前に生まれた発明ですが、これだけ技術革新が進んだ現代でもその仕組みに大きな変化はないそうです


 すなわち電気が無くてもエレベータは動いていたといえます。


つづく      スコットランド総目次へ