厳寒のロシア2大都市短訪 帝国陶磁器工房美術館 概要・作品1 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 掲載月日:2017年5月30日 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
ロシア短訪・総目次に戻る ・帝国陶磁器工房美術館 施設概要・作品1(ロシア) 作品2(ロシア) 作品3(ロシア) 作品4(ロシア) 作品5(ロシア) 作品6(ロシア) 作品7(ロシア) ・新エルミタージュ陶芸作品 作品(イタリア・マイオリカ) ◆サンクトペテルブルグ(Saint Petersburg) サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群 サンクトペテルブルグ市の紋章 サンクトペテルブルグ市旗 帝国陶磁器工房美術館 はじめに 帝国陶磁器工房美術館の概要 ここに紹介します帝国陶磁器工房美術館(The Museum of Imperial Porcelain Factory)は、以下のグーグルアースの地図にあるように、サンクトペテルブルグ市中心部にあるエルミタージュ美術館からネヴァ河の上流方向に車で40分ほど行ったところにあります。 出典:グーグルアース 帝国陶磁器工房は後述するように1744年に設立された陶磁器の研究所であり工房です。ここでつくられる作品の多くは、エルミタージュ宮殿に収めされていました。 出典:帝国陶磁器工房博物館(The Museum of Imperial Porcelain Factory) 出典:帝国陶磁器工房博物館(The Museum of Imperial Porcelain Factory) ◆帝国陶磁器工房美術館(The Museum of Imperial Porcelain Factory) 作品展示(1) ロマノフ帝国下のロマノフ朝で最初に帝国陶磁器工房(Imperial Porcelain)が出来たのは、1744年のことです。このロシアの最初の陶磁器工房は、ピュートル大帝の娘、エリザベータ女王の勲章を受け「帝国独自の独自作品をつくり貿易を行うことを」を目的に作られました。 1944年のサンクトペテルブルグの帝国陶磁器紋章 陶磁器をつくるための極意を得るための試みは、1718年、ピョトール大帝(Peter the Great)がザクセン州を訪問してこの方となります。大帝の訪問以降、その極意が帝政ロシアに伝わり拡大することになります。 ピョトール大帝はドレスデン裁判所(現在、博物館)でマイセンの陶磁器を見ました。 その後、フライブルグ、ザキソニーで冶金学を学んだ有能な鉱山エンジニアだったドミトリー・ヴィノグラドフ(Dmitry Ivanovich Vinogradov)は、1744年にロシアの帝国陶磁器工場を設立し、そこで陶磁器をつくる極意を生かすことになったのです。 実は、青山、池田も2004年8月、ベルリン工科大学で開催されましたダイオキシン類など有害化学物質に関する国際会議に参加するため、ベルリンを1週間ほど訪れた際、一日を費やし電車で、ザクセン州ドレスデンに行き、ツビンガー城にある陶磁器のマイセン・コレクションをガラス越しに見ました。そこで見たマイセンは、大変素晴らしいものでした。 ここでは、帝国陶磁器工房博物館に展示されている作品を紹介します。 サンクトペテルブルグ、帝国陶磁器工房博物館。Babigonskyの食器類から皿(1909年); イェラギンの宮殿の景色。磁器、多色色絵塗装、金型金メッキ Source:Wikimedia Commons Andrey Korzun - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる サンクトペテルブルク。帝国陶磁器工房博物館。Babigonskyの食器類からソース容器 磁器、多色色絵塗装、金型金メッキ Source:Wikimedia Commons Andrey Korzun - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる 帝国陶磁器工房博物館。コバルトの食器セットから皿 1825~1855年 1785-1786年にオーストリアで作られたセットに加えて作成されたもの。 Source:Wikimedia Commons Andrey Korzun - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる 伊万里様式の皿。中国。18世紀前半の作品。 磁器、下地の塗装と色つけは(コバルト)多色重ね塗り塗装と金メッキ。 Source:Wikimedia Commons By Andrey Korzun - Own work, CC BY-SA 4.0, Link 帝国陶磁器工房博物館。ロシア皇帝の王冠をあしらったガラス皿。 ロシア、帝国ガラス工房、19世紀半ばの作品。 Source:Wikimedia Commons Andrey Korzun - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる 帝国陶磁器工房博物館。多色彩エナメルで装飾したガラスの水指。 ロシア、帝国ガラス工房、19世紀半ばの作品。 Source:Wikimedia Commons Andrey Korzun - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる 帝国陶磁器工房博物館。多色彩エナメルで絵付けしたガラスのゴブレット ロシア、帝国ガラス工房、1880年代の作品 Source:Wikimedia Commons Andrey Korzun - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる 帝国陶磁器工房博物館。神話の物語を描いた食器セットより。ウィーン、1800年 Source:Wikimedia Commons Автор: Andrey Korzun - собственная работа, CC BY-SA 4.0, Ссылка つづく |