■ASJ RTN-Model シリーズ
- L50 中央値(旧環境基準):ASJ Model 1975
- LAeq 等価騒音レベル(現環境基準):
ASJ Model 1998、ASJ RTN-Model 2003、2008、2013、2018、2023
日本音響学会による環境影響評価、生活環境影響調査の標準モデルです。道路計画、騒音対策検討のため道路管理者、行政、民間コンサル等に用いられているモデルです。
Super NOISE(H)は上記全てに対応していますので、古いモデルと最新モデルで予測を行う業務にも簡単にモデルを切り替えて比較できます。
■最新モデル ASJ RTN-Model 2023
2024年4月に公表されたASJ RTN-Model 2023(最新モデル)に4月中に対応し5月の定期配布時にユーザーに提供いたしました。
唯一のASJ RTN-Model 2023対応ソフトです。※2024年6月現在 環境総合研究所調べ
■次期モデル対応予定
2029年4月頃にASJ RTN-Model 2028としての公表が予想される次期モデルに迅速に対応し、サポート期間中のユーザーに無償提供の予定です。
■予測対象時間:1時間・24時間交通量条件
- 1時間交通条件による等価騒音レベル計算
- 24時間交通条件(1時間毎に24時間分を計算)による24時間+昼間・夜間の等価騒音レベル計算
- 昼間・夜間の平均交通条件で昼間・夜間の等価騒音レベル計算(計算時間の大幅短縮)
- 指定した開始、終了時間(1時間毎に指定した時間帯分を計算)の等価騒音レベル計算
3次元表示の例(断面予測+平面予測)
|
■日本音響学会ソフトとの比較
日本音響学会はASJ RTN-Model 2018の一部に対応し、計算結果の確認の目的でソフトウェアを有償頒布しています。(日本音響学会のASJ RTN-Model 2023対応版ソフトウェアの配布時期は2024年6月現在未発表です)
一方、Super NOISE(H)は実務で使用するために開発されており、ASJ RTN-Modelの本文に示されたモデルのほぼ全てに対応しています。
以下は日本音響学会ソフトとSuper NOISE(H)のASJ RTN-Model 2018対応状況を比較したものです。
Super NOISE(H)と
日本音響学会ソフト(ASJ RTN-Model 2018版)
ASJ RTN-Model 2018対応状況の比較
項目 |
○:対応
×:対応無し |
Super NOISE(H) |
日本音響学会頒布ソフト |
ソフトウェアの目的 |
業務、
調査研究 |
ユーザ自身の検算 |
道路構造 |
平面、盛土、切土、高架
(道路一般部) |
○ |
○ |
信号交差点部 |
非定常 |
○ |
○ |
準精密法
・簡便化 |
○※1 |
× |
準精密法 |
○※1 |
× |
トンネル抗口周辺部 |
○ |
○ |
掘割部(スリット法) |
○ |
○ |
半地下部(指向性点音源) |
○ |
○ |
高架・平面道路併設部、複層高架部 |
スリット法 |
○ |
○ |
散乱反射法 |
○※2 |
○ |
インターチェンジ部 |
○ |
× |
連結部 |
○ |
× |
音源
特性 |
定常・非定常走行区間
(密粒舗装、排水性舗装(敷設後の経年変化)、高機能舗装U型) |
○ |
○ |
縦断勾配に関する補正 |
○ |
○ |
指向性に関する補正 |
○ |
○ |
高架構造物音
(走行速度、橋種別) |
○ |
○ |
加速・減速区間 |
○ |
× |
ハイブリッド・電気自動車 |
× |
× |
|
|
回折補正 |
音源特性
(密粒舗装、排水性舗装、高架構造物音)に応じた回折補正量 |
ナイフウェッジ |
○ |
○ |
直角ウェッジ |
○ |
○ |
吸音性障壁 |
○ |
○ |
多重遮音壁 |
二重 |
○ |
○ |
三重以上 |
○ |
× |
張り出し型遮音壁 |
○ |
○ |
先端分岐型遮音壁 |
○ |
○ |
実製品の音響性能評価値を用いた
先端改良型遮音壁 |
○ |
× |
平面道路の低層遮音壁 |
○ |
○ |
有限長障壁 |
○ |
× |
築堤・厚みのある遮音壁 |
○ |
× |
透過音を考慮した回折減衰補正 |
○ |
× |
地表面
効果 |
複数地表面(法面・沿道・透水性舗装の路面) |
○ |
○ |
地表面の屈曲(断面形状) |
○ |
○ |
複雑な地形(3次元地形形状) |
○ |
× |
遮音壁とのカップリング |
○ |
○ |
遮音壁直後の地表面反射 |
○ |
× |
その他
伝搬に
関する
計算方法 |
空気の音響吸収 |
○ |
× |
気象の影響 |
○ |
× |
周波数ごとの伝搬計算法 |
× |
× |
波動数値解析による騒音の計算方法 |
× |
× |
建物群背後における計算方法 |
実用計算法 |
△※3 |
○ |
詳細計算法 |
○ |
× |
出力 |
時間別 |
平面コンター図 |
○ |
× |
断面コンター図 |
○ |
× |
地点別結果リスト |
○ |
○ |
昼間夜間別 |
平面コンター図 |
○ |
× |
断面コンター図 |
○ |
○ |
地点別結果リスト |
○ |
○ |
寄与レベルリスト |
○ |
○ |
予測条件リスト |
○ |
○ |
その他 |
旧バージョンデータの読み込み |
○ |
○ |
旧モデル(ASJ RTN-Model 1975, 1998, 2003, 2008, 2013等)対応 |
○ |
×
別製品 |
画像ファイルの読み込み、表示 |
○ |
○ |
マウスによる座標指定 |
○ |
○ |
カラーコンター
図の作成 |
任意色 |
○ |
× |
JIS Z8731 |
○ |
○ |
3次元コンター図、
地形上の結果表示図の作成 |
○ |
× |
対象道路 |
直線道路 |
交差点部
以外 |
平面 |
○ |
× |
断面 |
○ |
○ |
交差点部 |
平面 |
○ |
○ |
断面 |
○ |
× |
任意の形状の道路 |
交差点部
以外 |
平面 |
○ |
× |
断面 |
○ |
× |
交差点部 |
平面 |
○ |
× |
断面 |
○ |
× |
今後の機能追加・モデル追加予定 |
○
随時改良
毎月提供 |
× |
※1:データを自由に設定出来るため、準精密法等に対応したデータを作成可能
※2:計算量が膨大になり実務上現実的ではないため対応保留していましたが2024年1月に対応しました
※3:詳細計算法に対応しているため、計算量を減らすことが目的の実用計算法は不要
複雑な地形・道路構造の例(ジャンクション) |
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