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Super SOLARとは
太陽光発電施設の立地に関する自主アセスメントや環境影響評価において、反射光の予測を行える専用ソフトウェアです。地形作成機能により、複雑な地形も簡便に構築でき、地形による太陽光・反射光の遮蔽を考慮した予測に対応しています。
冬至・夏至・春分・秋分に加え、任意の日付の予測や、年間で最も反射光の影響が大きくなる条件の特定や詳細な分析なども可能です。遮蔽による対策検討や、アレイの傾斜角のばらつきを考慮した検討にも対応しています。
短時間でデータを構築できるため、地域や立地、規模や設置数を変えて繰り返し比較・検討ができます。
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以下の項目はSuperシリーズ共通の内容としてSuperシリーズ共通仕様に掲載しておりますのでリンク先をご覧ください。他にも予測モデルの一部など複数システムで共通した内容は共通仕様に掲載しております。
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予測モデルの概要
■反射光・日本のガイドライン
「発電所に係る環境影響評価の手引(令和2年11月、経済産業省)」および「太陽光発電の環境配慮ガイドライン(令和2年3月、環境省)」では、太陽光発電施設からの反射光について、冬至・夏至・春分・秋分の予測が求められています。
■反射光計算・指定日・日最大時間
地点計算(計算時間が短い)と、メッシュ計算(計算時間が長い)で計算間隔を分けて指定 できるため、効率的かつ高精度な予測が可能です。
- 指定日:冬至、夏至、春分、秋分、および任意の指定日を対象に影響時間を予測
- 日最大・年間
時間:年間など指定した期間における1日ごとの影響時間の最大値および合計時間を予測
- 1日毎の影響時間等の一覧計算:年間など指定した期間の地点ごとの影響時間の予測結果をCSV形式で出力
■反射光計算のアルゴリズム概要
- 指定した分間隔で太陽光の高度角・方位角を計算
- 各パネルについて反射光の方向を計算
- 計算地点から反射光方向に伸ばした直線がパネル内部を通過するかを判定
- 太陽光−パネル上の反射地点−予測地点の経路が地形や壁面に遮られていないかを判定
■可視範囲計算
■太陽光発電アレイデータの作成
- 寸法・列間隔・列数・傾斜角などを指定し、複数列の太陽光発電アレイ群による大規模な施設を効率的に作成可能
- 傾斜の向きを方位角で調整可能
- 一方向の傾斜または両方向の傾斜(切妻屋根型)を選択可能
- マウスクリックで多角形を指定することにより、複雑な形状のアレイ群も簡単に作成可能
- 地形の起伏に応じてアレイの高さを変化させる設定、またはアレイ群全体を同一平面とする設定も可能
■傾斜角設置誤差の考慮
- パネルを設置する際の傾斜角のわずかな差が反射光の影響を与える範囲に大きな違いをもたらします。そのため傾斜角の設置誤差範囲を想定した予測に対応しています。
■対策の検討
- 任意の場所に壁(樹木なども想定)を設置することにより反射光を遮る対策効果を予測・検討できます。
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地形の赤色立体地図風の表示例

1日の反射光影響時間予測の例n

年間日最大時間の例(3次元表示) |
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便利な諸機能
以下は Super SOLARに特有の機能です。共通の仕様については、共通仕様をご参照ください。
■地形データ作成
- 国土地理院の基盤地図情報(標高)などに対応しており、広い範囲の正確な地形を簡単に作成できます。(共通仕様参照)
■複数の座標系
- 座標等の入力・出力において、以下の座標系を用途に応じて切り替えて使用できます。
- 予測範囲の原点からの距離
- 平面直角座標系(公共座標系・19座標系)
- 緯度経度
■複雑な形状
- 多角形による範囲指定により、複雑な形状のアレイ群も簡単に作成できます。
- 大規模施設や地形に沿った柔軟な配置が可能です。
■詳細分析
- 時間帯別、アレイ群別、予測地点別に、影響時間をCSVで出力できます。
- 「どのアレイ群が」「どの地点に」「いつ」「どれくらい影響を与えるか」を定量的に把握でき、対策検討に活用できます。
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複雑な形状のアレイ群
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予測結果表示

可視範囲の予測結果の例

コンター表示の例(背景地図は画像) |
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応用分野の例
- 構想・計画段階における配置案の検討
- 設置位置や傾斜角度の違いによる比較検討
- 環境影響評価や自主アセスメントでの影響予測
- 近隣地域や関係機関への説明資料の作成
- 事業の各段階における合意形成や対策検討
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■お問い合わせ先■
株式会社 環境総合研究所
〒152-0033 東京都目黒区大岡山1-31-9-401 TEL 03-6421-4610 FAX 03-6421-4611
連絡先メールアドレス:office@eritokyo.jp(担当:鷹取)
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